踵の痛い小学生

ねんざをした後に、体育の踏み台を横からぶつけられて踵が歩くときに痛いそうです
そして来週は駅伝の練習だそうです
決勝は来週



明日には走らないと決勝に出られないそうです

○触診
左踵骨と距骨関節がぐらぐらしています
それもかなり・・・
靭帯がダメになっています
こういう運動器障害は「外傷」の部類に入るので、ある一定期間は安静が必要になります

整形外科ならば「ギブス」固定をするところです。
私もそうしたいのですが、
我々民間治療では、具体的な

「治療」

は「薬事法違反」になります


その他
左腸骨PI
右腸骨AS
L4
L5
L1
C7
C5
のサブラクセイション
左僧帽筋の過緊張
左三頭筋の疲労硬結
左下腿三頭筋の疲労硬結

腹部内蔵には異常無し

特に目立ったのは「左僧帽筋」の硬結です

これは体育の時間に引っ張られて、バランスを崩して、腕をかなり引っ張られたそうです
それを引っ張って耐えたのが、うで=かた=首=僧帽筋 の凝りへと、変化して「僧帽筋」の凝りになっていったのです。

踵と距骨をつないでいる「外傷」で緩んでしまった「靭帯」を調べているうちに
なんとなく
これは別の場所からの影響で緩んでいる気がしたのです
○「靭帯」が緩むのには、
 かならず
「固まっている」他の部分があります
「靭帯がー」が緩むのは、たいがい
その
「代償性」なのです

さて
こういったことほ前提に

体全体を矯正してから、

左の僧帽筋を解除して、距踵関節のぐらつきを見ると・・・
なんと、
靭帯がしっかりと締まっています
もう
距踵関節のぐらつきはなくなっています。

なんだ・・・
反射点は
「僧帽筋」だったのか・・・・・





この時点で歩いてもらうと、痛みはなくなっています



走ってもらうと

まだ少し痛みがあるそうです

下腿三頭筋をさらに解除して細かい筋肉の硬結を解除してから
もう一度走ってもらうと・・

もう
痛くありません

しかし

明日走るので、=小学生に解剖学の理屈を言っても、決して聴いてはもらえません
ボケた老人に理屈を説くのと同じです

というわけで
念のため
テーピングをしてやっておしまいです

すごいですねー、小学生ならではの奇跡の治癒力ですねー

左の僧帽筋が原因で緩んだ距踵関節靭帯が神経反射で締まってしまうのです

しかし





多分  決勝までにかなり走りこむので、ふたたび靭帯は伸びてしまい、痛みが再燃するでしょう

このような状態で、走りこむようなことをすれば、関節面の「微細骨折」も危惧されます
いうことを聞かない患者ほど「厄介」なものはありません

私の「魔法」も 走りに燃えた小学生には、通用しません。

よわっています・・・