風邪をひく・・・・


当院に来る患者さんに聞くと、風邪をひく、一週間から二週間前に「おなかを壊している

という話を聞くことができます。
風邪をひいていた人の全員がです
ということは、ほぼ100%の人が
風邪をひく前に、 「おなかを壊して」いたという事実が浮かび上がってきます

つまり「かぜ」をひく前には
おなかを壊して、食べ物が内蔵から吸収できていなかった、という答えになるのです

実際に、何らかの原因で、胃炎や腸炎を起こすと、食べ物の栄養の吸収率が極端に減少します。
すると、結果的に「食物を食べても栄養は吸収されない」ということになります
その結果
「体力の減少」が起きてきます

これで「免疫」が極端に下がってしまい、かぜのウイルスや菌に「感染」するのです

風邪の正式名称は 「日和見感染」と、 内科学では呼称します

ヒトの主な日和見感染症
細菌性日和見感染
o 非結核性抗酸菌症
o MRSA感染症
o 緑膿菌感染症
o レジオネラ肺炎
o セラチア感染症
真菌性日和見感染
o カンジダ症
o クリプトコッカス症
o ニューモシスチス肺炎(旧カリニ肺炎)
o 接合菌症
ウイルス性日和見感染
o ヘルペス
o サイトメガロウイルス感染症
o 進行性多巣性白質脳症
• 原虫性日和見感染
o トキソプラズマ症
o クリプトスポリジウム症

人の口腔内には、「一億個」 のばい菌が常時住み着いているといわれています
「口の中は」 お尻より「汚いのです。  ・・・・あなたのお尻はきれいですか?

人には、「免疫」があって、こういった。「ばい菌」に感染することもなく、健康に生きていけるのです

それが
軽い食あたりなどをすると、大腸の「緊急排出反射」という、 毒素やばい菌に感染している「便」が大腸の盲腸部分(大腸最大のリンパ組織)で検出されると、すべての食べたものを、腸液を大量に排出して便を軟便化(流動便)して「下痢」という形で、排せつします

この「下痢反射」というリンパ反射によって、大腸内にある「毒素」のある「便」を緊急排出」するのです


「下痢」というのは、:健康を守るための非常に大切な、緊急防御反射」なのです
「便秘」の人は,この 「下痢」という、非常に大切な、緊急防御反射」が起きないので、「便の中にある菌」、「不要なアンモニア」などが再吸収されてしまうので、さらに厄介な症状が慢性的に起きてしまうのです。

◎「風邪」をひく前には「下痢」をしているという事実、内蔵が不健康の状態にあって「栄養」を吸収できない状態になる…そして体力が低下していく・・・・その結果「免疫」が下がってしまう・・・・そして…日和見感染=風邪をひく
という、図式が、出来上がっていくのです。


ですから、みなさん、おなかを壊したら、次に来るのは「風邪」なのです

風邪をひかないコツ
体力を温存しましょう。

そんな暇はないって?

だって

どのみち、「風邪」をひいて寝込んでしまうのでしょう?

だったら、あーだコーダ、という前に、熱が出る前に、二日間ほど仕事を休んだほうが利口では?。