当院には、度々、プロのゴルファーや競輪選手、また部活でひどい歩行不能の重度の捻挫をした高校生や、昔、大学時代にラグビーをやっていた後遺症が40代になって頸椎ヘルニアになって発症し、手先や腕の痺れなどの症状の方が来院します
先先月は、内科外科の個人開業をしている先生が頸椎ヘルニアのために、肩の激しいこりと首の痛み、そして指先まで痺れが来てしまった

といって来院しました

当院の院長は長い武道歴と、ウエイトトレーニング歴40年の経験から、自らもずいぶん肩や腰、肘などをこわした経験から、運動器の障害には非常に専門的な知識があり、数ある症例の中でも、スポーツ選手の怪我を治すのは得意分野のひとつです

内科外科の先生は、ご自分で大学時代のスポーツが原因となっているという自覚があり、ご自分が医者なので、整形外科では症状の改善は無理なのを知っていらっしゃって、当院に来院したのです

現在の整形外科の頸椎ヘルニア治療法は、レーザー蒸散術(保険が効かないので約50万円、予約は一年待ち)が最も早く

手術時間は僅かで終了します、その他一般的な手術法としては(ケーシング法)という方法です、(手術時間は1〜3時間程度で保険が効きます)これはヘルニアを起こしている頸椎を電動の切削研磨機で削り、その削り屑をチタンのケーシングに入れて頚椎の固定をする。というものです

いずれも、上手く行けば、僅か15〜30ほどで腕、肩の痛み、頸の痛みや指の痺れなどは、手術後には消失します

がしかし、実際にこれ等の手術を受けた患者のブログを見ると痛み、痺れの回復に1〜3年もかかった例や、まったく改善しないなどの経験談が多く見受けられます

ヘルニアは腰椎の場合も頸椎の場合も、潰れた椎間板が神経を圧迫して痺れ、痛みを起こすという症状にかわりは有りません

しかし、椎間板が潰れてしまうという現象は、他に原因があって

「結果」となって現れる症状のひとつです

椎間板が潰れるという「結果」のみを取り去っても、「原因」は無くなっていない事に気付くでしょうか?

そうなのです!

ヘルニアは「原因」があって発症する病気なのです

そのために潰れてしまった「椎間板」を削り取っても「原因」は無くなっていないのです

ですから手術をしても、一年後から数年で症状は再発してくるのです

現実に当院には手術をした方が沢山来られます→中には金具が入ったままという方も居ます

症状は、手術の前と同じ痛みと痺れがほとんどです

先ほどの内科外科の先生の症状は、スポーツ障害の中でも軽い頸椎ヘルニアのほうだったので、一回の施療で、痺れも痛みも無くなりました、もちろん再発も無しです

さて、次に競輪選手の施療日記です
その選手はいつもトップグループで一位、二位を争う優秀な選手です

その日は昨日ゴール前で引っ掛けられ、落車して右足がペダルのストラップに引っかかったまま横転したため、膝の関節靭帯損傷、両側の

骨盤打撲、右足の可動域障害という症状で来ました

右の膝の整形外科的可動域テストをすると、大腿骨を片手で固定し、もう一方で下腿骨を回旋させると、約5ミリずつ位、左に比べてぐらぐらしています、整形外科で言えば、明らかに側腹靭帯損傷の症状です、試しにどういう姿勢や動きで膝に痛みがでるのかをテストしてもらいました、足を椅子に乗せて強く屈曲すると、内側靭帯の停止部に痛みが出ます、

次に足底の底屈検査、背屈検査ともに、筋力が50%ほど低下しています、大腿四頭筋の筋力テストをすると、両側とも殆ど筋力が無くなって、特に右足は私の指一本で床に足が落ちてしまう程の筋力低下がひどい状態です

そのほかに、本人の気付いていない右の大腿四頭筋の中間部分の打撲による外側広筋の筋腹部の腫脹です=かなり腫れあがっているのですが、ひざの方が気になって、本人はまったく気付いていません

左の腸骨は打撲のために可動せずAS変移しています、右側も同じくです臥位で膝を曲げると、膝は腹部に付きませんほ=競輪選手は非常に強い前傾姿勢でペダルを漕ぎます、加速のためには、膝が大きく腹部に当たるまで屈曲し、足底の筋力でペダルを加速しなければなりません、膝が曲がらない、足底の筋力低下の状態では、選手生活は終りです

打撲で変移して固まった骨盤の矯正とモビリゼイション、そしてL4L5の矯正、そして、打撲で腫れあがった外側広筋の腫脹を治す

以上で施療は終了です

施療後に大腿四頭筋の筋力テスト=私が体重を掛けてもびくともしないほど強くなっています、他に底屈テスト、背屈テスト、大腰筋テスト、骨盤の可動域テスト、そして靭帯損傷した膝のぐらぐらも無くなっています=L4の矯正で大腿神経が正常化した結果です、

膝のテストをもう一度やってもらいました、違和感と痛みはゼロですこれで全て=OKです

「明日から走っても良いか?」と聞いてきたので、もちろんOKを出しました、この選手は非常に回復力の強い人なのです=落車して来院してきたのは3度目です。あらかじめ体質をしっていたのでOKを出したのです

これは、カイロプラクティックの神経学を応用した技法によって運動神経系が打撲によって狂ってしまったのを正常にもどしてあげたのです、人間は大脳の運動野からと、脊髄の反射回路によって腕、下枝、下腿と骨盤系は動いています=これ等の筋肉を動かすのは全て神経系の正常な働きがないと、抑制系が働いて激しい筋力低下や可動域制限、膝の痛みなどが症状として現れます

本物のカイロプラクティックとは神経診断学と内科学によって症状を診断し、機能解剖学的に可動性の診断をして、正常な筋骨格系と神経系を回復させるものなのです
カイロプラクティックは結果として痛くなった腰を直すのではなく

(ですから腰痛の場合は痛い腰には触りません)

腰を痛くしてしまう、「原因」の方にアプローチして曲がった骨盤や捻じれた腰椎、脊椎などを正常な身体に矯正する事によって、本来の健康な身体の「生命システム」を取り戻すのです=腰痛や頸椎ヘルニアなどの色々な症状は、これ等の高度な医学知識をバックボーンとする正規なカイロプラクティックの施療によって症状は消失してしまうのです

ろくに触診や問診もしないところは避けた方が無難です

それに、普段着ている服のままとか(精密な触診が出来ない)、身体や神経系の状況も把握しないでいきなり、ボキボキとやられて

かえって痛めてしまうケースがあるからです

特に経験の無い、若いカイロプラクターは、やたらとボキボキと骨を鳴らしたがります

椎骨の矯正は神経的な傷害が発生している部分のみ、最小限度の小さな力でずれた椎骨を元の正しい位置に戻すのが矯正です

少なくとも、5000時間以上の医学の学習と1000時間以上のインターン経験がないと、カイロプラクターとは言えません

当院の院長は20年以上の経験があります

4,5歳の幼児から80歳以上の膝痛のお年寄りまで元気に歩けるようになるまで、徹底的に施療いたします

本格的なトレーニング器具を揃えたリハビリ室で筋力の回復指導をしています、膝が痛くて200メートルしか歩けなかった80歳の御年寄りも、今では元気に歩いています

骨を矯正するだけでは、人間の身体は元気になりません、自分の身体を自分で支えて、自力で歩けるように筋力が必要なのです、女性のインストラクターが筋力トレーニングを指導しています

年を取ったから、もう駄目だと、あきらめないで下さい

手足がちぎれているわけではないのです!必ず回復します、心配しないで、病院で回復しないどんな症状でも電話をしてください