側湾症は、整形外科で数種類に分類されています
整形外科医学書には
1-乳幼児期側湾症
2-学童期側湾症
3-思春期側湾症
4-先天性側弯症
5-突発性側湾症

その他の分類として
神経原生側湾症-neuromuscular scoliosis
筋原生側湾症(上位運動ニューロン障害、下位運動ニューロン障害)
神経症状に伴うね麻痺性側湾症
脳性まひ、脊髄損傷、脊髄腫瘍、脊髄空洞症、ポリオ、脊髄髄膜症
間葉系病変側湾症(marfan症候群、ehlers-danlos症候群)
神経線維腫症(常染色体優性遺伝疾患)
等に大別されています

いずれの場合も「側湾症」は進行性であり、早期の運動療法、や原疾患の場合は病理的な治療が必要とされています

『突発性」とは、乳幼児期に発見されず学童期に身体測定などの検診で発見されるパターンで、
正確な意味で「突発性」ではなく、発見が遅かっただけの違いであり、昨日、今日にいきなり「側湾症」になるのではないのです。

側湾症の原因はいまだ、不明とされています
また、運動療法など以外には装具での療法、
進行性の強い場合や痛みのある場合などは「手術」による脊椎固定術が一般的に病院では行われているようです

また、整体院やカイロ院、接骨院などでの手技療法による、改善例もありますが
病院や日本側湾症学会などの医療機関ではこのような手技療法による改善は医学的根拠は認められないという姿勢が有ります

側湾症は学童検診などで発見される場合もあり、本人や親の自覚、他覚的認識が無く成長期や思春期、青年期などに強く発症が進行する場合もあるようです

痛みなどが自覚される場合は、本人の積極的な手術による脊椎固定処置を受ける人も多い様ですが、手術を嫌う人も多く、整体やカイロ院などの民間療法を受けて症状の改善を見る人も居るようです。

男性の発症例は、小学児童など以外は成人男性の発症例は極端に少なく、殆ど若い女性に多発していると報告されています

当院でも、側湾症で来院される方は女性が多く、男性は1~2人ほどしか居ませんません

まに高齢の女性が居ますが、乳がんの手術による胸郭の片側硬縮が原因で起こる、という二次的な体格の変形、あるいは潜在的に胸部や腹部に病理的な気質のために、骨格の極端な変形を起こして居る方もいます、このような、潜在的病理を疑われる人には、すぐに医療機関での検診を勧めています

当院に側湾症で来られる方も、「コルセット」の着用や身体に「ボルト」を入れるのを嫌い、手技療法での改善は望まないまでも、痛みの軽減や、症状の緩和などを望まれて来院されています

確かに、病院や手術など、又は民間療法においても「完全治癒」は現代医学では認められていないようですが、かなり症状が改善されている場合も存在するのは事実です、

頭から、全てに否定的な現代医学の姿勢には、肯定できかねる感を持つのは、如何かという感じが有ります

将来や人生の未来を、否定することは無いのではないでしょうか?

人は、計り知れない可能性を持っている=これは「仏陀、釈尊」の言葉です

02/06  

この、「謎の物体」は
有る患者さんから、譲り受けた物なのです

その患者さんは、「側湾症」で当院を訪ねて来られました
問診で詳しくお話を聞くと、、、

ずーと、背骨が曲がって病院で「側湾症」と言われたのですが、これといった治療法も無く、
薬もないままで、ほかの方法では側湾症の「脊柱矯正装具」を付けるしかないと言われて、特に痛みが無ければ、このままで、様子を診ましょう

終わりだったということです
20130206-______1.jpg
女性に多い、典型的な「側湾症」=前屈検査
前屈させると、背部の膨隆がはっきりと分かる

02/05  

不思議な物体?

20130205-p1080001.jpg

いったい、これは何でしょう?