昨日は、
毎月の定例の「勉強会」でした

顎関節症
骨盤の機能回復法
胸郭の自由化
呼吸の正常化
腕からの連動による体幹の変化
そして
解除法

等をやりましたが

最後に

「気」

の取り扱い法でした

人間の生命エネルギーとは
「生体電流」です

これは、細胞の「ミトコンドリア」が発生する「電気エネルギー」です

CHIROPRACTICにはこの「生体の電気エネルギー」を自由に扱う「方法」が有るのです
参加者は、この特殊な方法を目の前にして目を白黒していました。
ひざ痛のお話
ひざ痛は、特に高齢の女性に多い、という特徴があります
男性のひざ痛も少ないですが、やはり、いらっしゃいます
しかし、何故、女性に多いのか?
それも、高齢になると、多発するのは何故でしょう?

「ひざ痛」の解剖学 から紹介しましょう(難しいお話です)
足の大腿部の筋肉は骨盤(腸骨)の前から起始して
「膝蓋骨=膝のお皿」を介して、下腿の「脛骨粗面」=お皿の下に停止します

大腿四頭筋と呼ばれる、この筋肉は、人体で最大の筋肉で、四つ の筋肉から構成されています
この、四つ の筋肉のうち、真ん中を通る、一番強い筋肉は「大腿直筋」と呼ばれ、さらに、その下に「中間広筋」という筋肉との二重構造になっています

左右の2本の筋肉は「外側広筋」と「内側広筋」で、合計で4本の筋肉が大腿骨の前と横を通っています

「大腿直筋」のみが「骨盤から起始して、「膝蓋骨」を通して脛の骨に止まっていますが、この筋肉は「膝の関節」の真上を通るので、その上にある「膝蓋骨」は関節を跨ぐ時の「ベアリング」の役目をして、この筋肉の「強い力」でひざ関節が壊れないようにする役目が有るのです
さらに。この膝蓋骨の下と、膝の関節全体に「膝蓋下包=滑液包」という「滑液」が入っている「袋」があって、膝関節の潤滑剤として、膝を保護しています

大腿骨の後ろ側は、
「ハムストリング」と呼ばれる、個別の4本の筋肉が骨盤と足、膝を支えています

大腿骨の前側にある筋肉は「L−4」=腰椎の四番目から出ている神経(大腿神経)に支配されています
大腿骨の後ろ側の筋肉は「L−5」=腰椎の五番目から出ている(坐骨神経)に支配されています
大腿骨の内側は「L−3」(閉鎖神経)の支配する「内転筋」が4本あり、脚の内側を支えています


ひざ痛の発症の原因
ひざ痛になるのには、二つの要因が重なります 
「神経の圧迫」と「筋力の不均衡」!

○骨盤が捩じれるために「腰椎」が捩じれて「大腿神経」「坐骨神経」「閉鎖神経」を圧迫する=神経圧迫
○神経の圧迫によって、その支配域の筋肉に「異常硬結」が発生する
○筋肉の異常硬結で筋力の不均衡がひざ関節の筋力バランスを崩す=「アライメントの狂い」が発生する
こうした「原因」が膝の痛みを起こします


○その結果=半月板や、靭帯、関節滑膜を傷める=炎症が起きる=腫れる=発熱する=水が溜まる
○傷めた、膝関節の軟部組織を「守る」ために、関節滑膜内の「滑液」が増えて、狭くなった「関節間隙」   広げて、関節内部の半月板や、軟部組織を守る=ちょうど「火傷をすると水疱ができて内部の筋肉組織を守る」のと、同じ「自動保護システム」が 働いて、「膝に水がたまる」という現象が起きます

 ですから「膝の水疱=水腫れ」は、実は、「傷んだ膝の関節」を守るためなのです

 整形では、この大切な「関節内部の保護作用」によって溜まった「膝の水」を抜いてしまいます
 すると、一時的に膝の腫れが引くので楽になります(みなさん=結果はどうでも、すぐに楽になりたい)
  が、!
 捩じれたひざ関節を守るための「水=滑液」が無くなると、「捻じれたひざ関節を守るものが無くなる」ので、膝の組織損傷は進行していきます
そして、やがて、膝の変形が起き始めて、
「膝の曲がったおばあさん」が出来上がるのです

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膝の治療
ひざ痛には、はっきりとした「原因」があり、神経の圧迫、筋肉や、関節のねじれで、痛みが発生します

「膝の痛み」そのものは単なる「結果」に過ぎないのです
その「結果」としてのひざ痛は、膝をいじくっても、水を抜いても、注射をしても「治らない」のです

何故なら、「ひざ痛」の「原因」を治さないからです

ひざ痛の原因は、いろいろありますが、(過去録を見て下さい)
私が、最初に「ひざ痛の原因を発見した」時ののお話は......次回です、、、、、。
最近の患者の紹介です。職業は医師です、

愁訴は左首の痛み。そして、左上腕骨の挙上障害。
今までも、十年位、この痛みは有ったが、何となく、日にちと、共に、痛みが無くなって、また痛くなっての繰り返し。

今回は、日にちと共に、痛みは、激しくなり、整形外科、柔道整復院、整体などに通うも、改善が無く、ついにホームページを見て、当院に来院。

一番ひどい時(昨日)は、後ろが向けない、首を仰向けにできない(上を向けない)、左右に顔が回らないという症状でした。

この、「首の痛み」 や 「肩の痛み」 は結構多い症状です。

こういった症状は、カイロロプラグイックでは、良く見られる症状のひとつです。そして最も改善しやすい症状でも有ります

◎。頸椎の整形外科テスト=アドソンテスト陽性。スパーリングテスト陽性。回旋テスト陽性
★触診では、上部胸椎に緊張と第五胸椎までの全てが上方変位のための伸展制限=頸椎の上方変位はあまりおきませ
んが、胸椎は電車などで「下を向いて眠る」、「下を向いて本を読む」などの姿勢不良で良く発生します(姿勢症候群=頸椎と胸椎の「屈曲変位」)
。さらに第七頸椎のRP,第五頸椎のRP、第六のLP、可動性減少、胸椎がAS(前上方)になると体幹軸は下への「トルク」が発生するため胸郭は「下垂」します。=これは体幹軸の物理的法則です。

★動診では下部頸椎のRPのために、特に左方向の回旋制限、さらに上、下には殆ど向けない。
胸椎のASのために、上はまったく向けない。

首左右回旋、屈曲伸展で動作痛。
左腕の挙上制限=これは鎖骨近位のロックが原因。。
上半身の左右回旋制限。

下半身には全て異常無し。
以上が触診と問診の結果です。

治療に一番大切なのは、症状を起こすに至った「原因」を「正確」に「診断」する「能力」です。
「症状」とは、ある原因の結果に起きることです
ですから、症状にたいして施療しても、改善はしません
「結果」に対してでは無く、「原因」に対して処理をしないと、
「痛い」という「結果」は消えないわけです。

「原因」が判明して、初めて、その「痛み」に対しての「正確な」施療が可能になります

「施療」とは、決して、特殊な技術では無く、「原因」を消すことにあるのです
そのすべては、「技術」では無く

「知識」にあるわけです

「正確な症状の診断能力」
これは、多くの患者さんに対して、的確な整形外科テスト、神経学テスト、そして触診、動的触診、さらに
いかに多くの情報(症状)の原因を患者から聞き出すかという問診の能力、
そして鋭敏な感覚と限りない想像力、全ての分野における医学的知識が必要ですが
最も必要なのは、内科学の第一ページに書かれている
「限り無い 『原因の追及』を追う、という、
『医学的好奇心』なのです