今日は「お地蔵さん」が来ました
久々の「お地蔵さん」です
身体がコンクリート製のように「固い」のです=あまりに固いので笑っちゃいました。
肋骨もピクリとも動きません、したがって脊椎もしならないので「上」が向けないのです
実は、
「首=頭」の左右への動きや、側屈、前下への動き、上を向く動きなどは「頚椎」では無く
「胸椎」のしなりで動いているのです

いやー、硬いこと、硬いこと、実に関心するほど固いです

症状は=たくさんあり過ぎて書けません

以前にも、強直症の方を何人か治療していますが、人間は動かせば、何とかなるものです
後縦靭帯骨化症の人も何人かいましたが、案外と動くようになるものです

同一姿勢で筋肉を固定すると、筋肉は「酸欠」して筋線維に「石灰化」が始まります、
筋肉に「コリ」や「痛み」を感じるうちはまだ良いのですが、疲労が極度に達すると、「知覚神経」の麻痺が始まって、
その時点から、硬化が始まります=五十肩は、その典型的な症例です

だいたい、前屈して、床に手が付くようになれば、OKですね。
若い人でも、床に手がつかない人は結構いるものです
いつものぎっくり腰です
仕事が終わって片づけて帰ろうとしたら
腰を曲げた、おじいさんが・・・・?
じや無くて、若いおじさんが・・・
腰ですか?

「ハイ、やっちゃいました」

「今からいいですか?」
(いいわけ無いよ!、これから帰るんだから・・)と、思ってはいても、目の前に腰のまがった人が居れば断れないものです=私の弱みです

いつも通りに検査してから全身の施療、
あれ?
背中が未だパンパンに張っている!
おかしいな〜、こりゃあ「原因」が、別にあるな・・・

もう一度全身の詳しい触診と視診をすると
右の小指が腫れ上がっている

「この小指はどうしたんですか?」

機械をおとしたんですよ、それからだんだん腰が・・・」

そうなんですこの人は小指の打撲で「ぎっくり腰」になってしまったのです

小指だけ15分ほど弛めると、背中の過緊張はすっかりなくなっていました

すっきりと腰をのばしてこの人は帰りました。
珍しいタイプでは
親指腰痛=
というのが有ります
これは、見事な「ぎっくり腰」状態になるのですが、ズレた腰椎を「矯正」しても、腰痛は改善しません

つまり、テレビで良くやるように「ボキッ」とやっても。腰痛は良くならないタイプです
整体と言えば「ボキボキっ」と背骨を鳴らすのが「整体」と誤解されているのも事実ですが、鳴らせば治るというものではないのです

題名の「親指腰痛」というのは、「骨格筋の連動」という、ちょっとややこしい、人間の筋骨格系の力学的なバランス(トーヌスという)の崩れが原因で起きるタイプのもので、AKに詳しいカイロプラクターなら理解が出来るとう、かなり難しいタイプです

人間は物を持つのは、「手」で掴む=と思っていますが、拇指の筋肉は掌にある「手を握る筋肉=対立筋」、「短拇指屈筋」と、それぞれの指の筋肉は「前腕の中」にあります
特に、拇指の筋肉は「長母指屈筋」という名前で最も強く働きます=
この筋肉のおかげで物をつかむことが出来るのです

○指を動かす筋肉は全て前腕の中に有ります
○前腕の筋肉は「上腕骨」に停止しています
○上腕骨の筋肉は=肩(肩甲骨)に停止しています
○肩甲骨は、腕と肩を繋いでいます
○肩甲骨は=胸郭に付いている「浮遊関節」です
○肩甲骨につながっている筋肉は多数あって、背中や胸の筋肉と「連動」しています
従って

体に起きる疲労は「拇指=前腕=上腕=肩(肩甲骨)=背中へと伝えられ、背中の筋肉=脊柱起立筋が強く疲労を起こします
この疲労は、身体の背面と全面のすべての筋肉の疲労へと繋がって行くのです


この「疲労のライン」を読み取ることが、施療のコツなのです

題名のぎっくり腰の人も、
「先生、やっちゃいました〜」と言って歩くくのもやっとで腰を曲げて来院です

そこで、さっそく触診です

腕の物凄い疲労が腰に負担をかけています

腰の負担となる部分から手を付けていきます
身体の前面から~内臓の調整、腕の疲労解除、足の疲労解除へと身体全体の疲労と骨格の矯正を施していくのですが、背筋の過緊張がなかなか消えません、

そこでもう一度、最も疲労で強く牽引されている「疲労のライン」をたどっていくと、
右拇指が腫れ上がっているのを発見!

そこで、右拇指を徹底的に、解除をすると・・・
見事に、「ぎっくり腰」の症状は消失したのです=原因を発見してそれを解除すると、症状は「劇的に」改善します

本人に「ぎっくり腰の原因」は右の拇指で有ることを伝えると
会社の現場の人が一名休んでいて、その分残業が多かったそうです

「親指でぎっくり腰とは、情けないですね〜」と、言ってスタスタと歩いて帰りました。

実は、このタイプのギックリ腰は、かなり多いのです
こういうタイプの腰痛をほおっておくと、ヘルニアなります=ご注意を!!
ヘルニアの専門=日本カイロプラクティックセンター厚木までどうぞ!!
筋疲労のタイプ=2
疲労の蓄積によっておこる腰痛=純粋に筋疲労のタイプで、整形外科学では、
「筋膜性腰痛」
と分類されています=特徴は「第三腰椎付近の硬直と筋の炎症」という所見です

部分疲労による筋のバランスの崩れから起きる腰痛=
脚立の上での枝切り作業、高所での修理作業などで、腕やふくらはぎが固まって、「立位姿勢」が崩れるために
腰部が「過緊張」に陥り、腰痛になるタイプです

これは人間は「二本の足で立っている」という事実から考えると、簡単に理解できることです
=つまり二本の足の筋力バランスとは=ふくらはぎの中の筋肉が足首から先の「踵から五本の指」までを全て司っているので、
ふくらはぎの筋肉が立位のバランスを取れないくらいに過労すると
、大腿や腰の筋肉群、そして背中筋肉=脊柱起立筋までを「総動員」して立たなければならなくなって、緊張性の腰痛が起きる訳です。
変わった、「ぎっくり腰」の紹介をしましよう。

例によって身体を前、斜めにして来院

腰ですか?

「ハイ〜」

いつからですか?

昨日やっちゃったんです
昨日の朝からおかしくて、そのうちだんだんと痛くなってきて、夜には完全に腰に来てしまって、、、、。

という、いつものパターンです

「ぎっくり腰」には、いくつかのパターンがあって、なかなか興味深い物が有ります
(痛い人にはごめんなさい)

まず一番多いタイプから紹介します

食餌性のもの=
食べたものが原因で、内臓に炎症様の発熱が有り、腹直筋の硬直が有るのが特徴です
「内臓体性反射」によって起こる腰痛=一番多いタイプです
 

◎普通、皆が皆、「食べ物で腰痛」にはなりません
 お腹を壊しても「腹が痛い〜」
とか
 下痢をして、終わりです

ですから、食べ物で「腰痛」を発症する方は、ごく少数と言えるでしょう

しかし、残念ながら
食べ物が原因で「腰痛」になることを知っている医者はとても少ないのです
(居ることは居ます=ごく少数の先生たちです)

ですから。「腰痛」は整形外科ではめったに治らない事を皆さん良く知っています=(シップと痛みどめならばマツキヨでいいんじゃないか?という声も聴きます)


軽い程度の腰痛であれば
牽引
低周波
遠赤外線
痛みどめ
シップ
等で症状が軽減していく方も居ます
もっと不思議なのは。整形外科は、まず、レントゲンを撮影します
そして診るのは「骨」だけです

皆さん、小学校の理科室に有った骸骨の模型は、夜になると、歩いている?
と、信じていた人は多いのではないですか?

でも
実は、骸骨は一人では「動けない」のです
骨は「筋肉」で動きます
「筋肉」の収縮で『関節」が動くわけです

従って、痛いのは、「骨」では無く、
筋肉、靭帯等の「軟部組織」なのです

なのに、何故、整形外科は「筋肉」を無視するのでしょう?

私の良く知ってる整形外科の先生は、内臓性の腰痛を知っています
=症状は「整形外科疾患」なのですが
実は、「内臓の反射」が原因なので
「内科疾患」が正解です

2年前にアメリカの「ヘルニア医学会」の発表が有りました
「ヘルニア」の原因は 「ヒステリー」で有る
という世界ネットの公式発表です

うーん  ある意味で正解の一つですね=アメリカという、ストレス社会だからこその
正式な発表だな〜
と、感心しました

次回はぎっくり腰の2です

05/02  

本日の重症患者さん
ヘルニアが2名
2名ともに「再発組」で、連休前の無理仕事や休日出勤、法事、等が続いて、ストレス性の軽い胃炎から始まり、ついに極端な消化機能の低下、さらに腸の炎症症状で消化器内科で内視鏡検査までするに至り、

体力を回復する暇も無く、次々と起こる「急用ごと」と「消化器不全」が続いて、ついに、腰痛が再発!

二人ともに、「ストレスと疲労性の消化能力低下」によって起きる
「内臓の反射性の腰痛」です

さて、「内臓」というのは
迷走神経と副交感神経の支配で「自動」で動いています=自律神経系です

脊髄神経は「運動神経系」で主に「筋肉」を支配していますが、
筋肉を支配しているのは「筋枝」という神経です
この「筋枝」からは、さらに「皮枝」という「皮膚感覚」を支配する神経が出ています

ですから皮膚に感じる
触圧覚や
熱い
寒い
痛い
等の感覚は鋭敏にできています

しかし
内臓からは「皮枝」が出ていないので、「内臓痛覚」は大脳へのインパルスが弱いので、内臓の微細な絨毛などの損傷は「相当程度」に進行しないと「自覚」出来ないわけです

簡単な例えでいうと
熱い「湯豆腐」などはふうふう、しないと食べられないのですが、この「熱さ」を感じるのは
口と、食道までで、「胃」には、この痛覚感覚が低いので(閾値という)熱いのを感じられないわけです
、ですから、どんな熱い物でも、飲み込んでしまえば、熱さは胃に入ってしまえば感じなくなってしまうわけです、
つまり
熱い!熱い!
と、感じるのは食道までで、「胃」に入ってしまえば、熱さは感じなくなる
というわけです
これが「腸」になると、もっと痛みの閾値は低くなるので、大腸がんになって、大腸に「孔」が空いてしまい出血してから。病院で初めて大腸がんですよ!
と診断されるわけです

これが口とか、歯だと、歯肉炎や口内炎程度でも痛くてしょうがないので、食事を気を付けたりして養生して自らからだを治す努力をするのですが

内臓は、かなりやられてからでないと「病理的」な痛みや症状を発生しないのです
従って、先にこの内臓の急性な「痙縮」に反応するのは「腰痛」という形で運動神経系の「筋枝」が先に感じて、「反射性の硬縮」を起こすので  「内臓―体性反射」 というシステムが起動して腰痛になるのが
内臓性の腰痛という分類に入る訳です

これが長く続くと、「慢性腰痛」から「ヘルニア」へと進行していきます
原因は大脳が欲する「食欲」とも云えるかもしれません
ストレスが加わると、体力の回復をしようとする大脳が「食欲の昂進」を起こすのです
ストレスが加わるとアルコールや特に刺激物やなんでも食べてしまうという変な「食欲」を起こす
すると、内臓は、壊れていくー、、、、、、、そして、良くて腰痛の発生
悪ければ、胃がん、或いは、十二指腸がん・・・・そして最後は大腸がん

皆さん、
変な「食欲」が出たら注意しましょう!。