04/25  

ついにイチヂクの実が付きました
赤ちゃんみたいな小さなイチジクです
今年は十分に食べられそうです。

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ぎっくり腰

題して「謎だらけのギックリ腰」

60代の女性です

症状は
「ぎっくり腰」
数日前に、右の腰をひねったと言っています
当然=右腰が痛くて歩行もできないと言っています=ひどいビッコで来ました


しかし
ギックリ腰の割には「まっすぐに立って」います・・・・おかしいですね・・ギックリ腰の場合は、痛い腰をかばう独特の「マイナー兆候陽性」の「前傾姿勢」になるはずなのですが・・・

・・・これはどこかに「痛みの情報」に間違いが、あるのです。
「痛み」は姿勢に反映されます。
つまり、「骨格のゆがみ」という形になって現れるのです

「骨格に歪みの無いぎっくり腰・・・?」

右の腰が痛いのは、姿勢を見ただけで簡単にわかります=かばっているからです


●動診、触診です
右腸骨=PI
L-5=S-1間の椎間板の圧迫
L-4= LP
L-5= I
L-1=P
L-1=回盲部反射陽性=盲腸は消化器最大の「リンパ器官」であり、経絡で言う「胆嚢」の反射点でもあります
T-4=胆のう反射陽性=胆嚢が弱い方は「油もの」と「豆類」を消化できません
猫背=上部胸椎の上方変異=大胸筋、上腕二頭筋などの過緊張と疲労で発生します
仙骨=AS特にS-5のAS= apex Posterio=これは「脊柱起立筋」の過緊張で仙棘靭帯 が頭方へ引っ張られて発生する現象です
前肩=大胸筋の過緊張と不良姿勢でなります
ひどい右肩のこり=右利き特融の症状です
右カーフのこり=左に過重できない=あるいは、右側の内臓器官に問題があり「腹膜、胸膜」に緊張がある
右大腰筋の拘縮=胆嚢で「油もの」が消化できないために消化不良から発生します
左過荷重=体重が右に乗れない
頸椎には異常なし
右股関節骨頭部に筋肉の拘縮
パトリックテストなど、「股関節テスト」はするまでもなく、陽性です

★右足首の外転内旋不良=原因は「股関節部の拘縮」です=これは骨頭の回転ができないため、「足首の内外旋」ができないのです=このために右腸骨と「ひざ」に無理が掛かってしまうのです

◎足首のキネシオロジー
実際に可動性テストをやると分かるのですが、「足首」は外旋内旋のほとんどを「脛腓関節」と「股関節」で行っています=特に股関節の骨頭部分での動きが「足首」の動きに「制限」をかけてきます
逆に、股関節の骨頭の部分に完全な動ぎがあれば、足首はきれいに動きます。
また、内腿筋、外腿筋の拘縮があっても「股関節」の可動性は低下します。

試しに=大腿骨の遠位「ひざに最も近い部分」をしっかりと両手で把持して「足首」を動かすと、あまり良く動かないのがわかると思います=これは大腿骨を動かないようにすると=「脛腓関節」だけで「足首」の回転をするためです
「脛腓関節」は「脛骨」と「腓骨」で構成される「ヒンジ関節」です
この「ヒンジ関節」のなかを「距骨」が動くのですが、動きそのものは屈曲と伸展がメインの動きになります
下腿は実際には「脛骨」は回転をしません
足首の動きは=「腓骨の回転」によるものです。
足首は、この腓骨の回転軸内でしか動くことができないのです。

そして
大腿骨から手を放して、「足首」を回してみてください、
驚くほどよく動きます。
しかし
この動きは「股関節の骨頭」の回転によるものなのです。=股関節の骨頭に触れながら、「あしくび」を動かすと、股関節が大きく動くのがわかります。

股関節の骨頭を強くつかんで「股関節」を「動かなく」すると=足首は途端に可動性に制限を受けます。


五十肩が肩甲骨や胸椎、骨盤の可動性に左右されるのと同様のメカニズムです




さて
いろいろと「痛い動き」をしてもらって
本当の「痛い部分」を確認します=往々にして、本人が「痛みの部分」を勘違いしている場合が多いので
わざわざ
●「痛み誘発テスト」をするわけです

このテストで分かったことは、ギックリ腰で来院されたのに、痛いのは「腰」ではなく
「右の膝の裏」だったのです

「腰」ではありません=だからまっすぐに立っていたのです。

さらに検査をしていくと
仰臥位で少10度ほど少しひざを曲げだけで=膝の裏が痛いと言います=膝の裏側で外側部分です

ここで面白いのは
身体を右側臥位になってもらい、下側のひざを曲げると=膝が90度以上曲がるのです、痛みもあまりありません。

さて
皆さん、「症状の原因」が把握できましたか?

これらの検査の結果

出てきた本当の「症状」は
「腸脛靱帯炎」 です

そして、この症状の原因は「胆嚢の弱化」による「油もの」の未消化によるもので「右側の腸骨筋」にひどい拘縮が発生します
その結果=右腸骨が動かなくなり「股関節」の可動性が著しく低下します
「股関節」の可動性が低下すると「ひざ」に負担がかり、「ひざ痛」が発生します。

一般的な「腸脛靱帯炎」は「ひざの内側部=鵞足部」に痛みが出ますが

外側、あるいは内側に痛みが発生する原因は=腰椎L-4のサブラクセイションによる=大腿神経と上殿神経のトラブルによるもので、大腿神経、上殿神経の支配する筋肉に異常が発生します
大腿四頭筋
大腿筋膜張筋
腸脛靱帯
中殿筋
小殿筋
股関節
前脛骨筋
下腿伸筋群
足背筋

これらの筋肉が弱化するか、拘縮を起こします。

これの結果-股関節の可動性障害を起こします。

実はこの患者は
カルテを見ると、13年前に右の腰痛で来院しています=3回の治療で腰痛は消失しています。

実に13年ぶりです

しかし、この患者は「胆嚢機能」の弱化が原因なので、油ものや豆類を食べる度に、右骨盤内の腸骨筋と股関節に可動性の制限が起きて、それが13年間の間に、「ひざ痛」にまで症状が変化してきたのです。

あれから13年間、痛みをごまかし続けて来たのです、
今回ばかりは、整形外科に行ったのですが、痛み止めに「ロキソニン」と湿布の処方で終わったそうです。

「ぎっくり腰で膝と腰が痛い」と言ったのに、「膝」のレントゲンだけしか撮らなかったそうです。
半月板のすり減りと骨棘の形成を指摘されたそうです(さぞかし膝の中はひどいことになっているのでしょう)

そして
診断は
「加齢」が答えだそうです。
人口関節の話も出たそうです。

当院では
腰椎の矯正
骨盤の矯正
仙骨の矯正
右大腰筋の解除
みぎ骨頭部へのマニピュレーションによる股関節の可動性の回復

以上で痛みが大分無くなって、普通に歩いて帰りました。

股関節とひざ関節の変形が起きているほど、手遅れなので数回は通院が必要です。

本人には「油ものと豆類」を絶対に食べないように念を押しておきました
なぜなら
胆嚢機能の低下では
ピーナッツ一粒で、股関節が動かなくなるからです


正式な高等教育を受けているカイロプラクターならば理解できると思いますが
な内蔵は「迷走神経支配」を受けており、脊柱管を通る運動神経系にリンクしています。

したがって
食べ物は
消化器に作用して、その毒性、またはアレルギー性で
消化管が拘縮します(腹が痛い〜というやつです、又は下痢。または、お腹が張るなど)
こういった内蔵の異常反射のインパルスは、脊柱管内の「運動神経系」につながり、脊髄神経に支配される筋肉に「反応」を起こします。
これを「内蔵−体性反射」と言います
◎足首のキネシオロジー
実際に可動性テストをやると分かるのですが、「足首」は外旋内旋のほとんどを「脛腓関節」と「股関節」で行っています=特に股関節の骨頭部分での動きが「足首」の動きに「制限」をかけてきます

逆に、股関節の骨頭の部分に完全な動ぎがあれば、足首はきれいに動きます。
また、内腿筋、外腿筋の拘縮があっても「股関節」の可動性は低下します。

試しに=大腿骨の遠位「ひざに最も近い部分」をしっかりと両手で把持して「足首」を動かすと、あまり良く動かないのがわかると思います=これは大腿骨を動かないようにすると=「脛腓関節」だけで「足首」の回転をするためです

「脛腓関節」は「脛骨」と「腓骨」で構成される「ヒンジ関節」です
この「ヒンジ関節」のなかを「距骨」が動くのですが、動きそのものは屈曲と伸展がメインの動きになります

下腿は実際には「脛骨」は回転をしません
足首の動きは=「腓骨の回転」によるものです
足首は、この腓骨の回転軸内でしか動くことができないのです。

そして
大腿骨から手を放して、「足首」を回してみてください、
驚くほどよく動きます。
しかし
この動きは「股関節の骨頭」の回転によるものなのです。=股関節の骨頭に触れながら、「あしくび」を動かすと、股関節が大きく動くのがわかります。

股関節の骨頭を強くつかんで「股関節」を「動かなく」すると=足首は途端に可動性に制限を受けます。


五十肩が肩甲骨や胸椎、骨盤の可動性に左右されるのと同様のメカニズムです

解りますか「与那覇さん」・・・

次回は

謎だらけのぎっくり腰」です