酷い腰痛の方が゛来院されました
症状は=左足のしびれと痛み、腰全体の痛み、特に左腰のあたりが痛い
という症状です

整形外科では椎間板の変性は無く、ヘルニアではないと言われ、痛み止めの処方だけだったそうです
しかし
日ごとに痛みがひどくなり、腰が痛くて、朝 起きるのも大変になってしまったそうです

知人の紹介で、当院に来院されました

まず最初は 視診をします
・体幹の偏り、不自然なかばい歩き、捻じれた骨盤、傾いた首、=あらゆるところに、「軸の崩れ」が見られます

問診です
・特に 思い当たる、ことは無い と言います

次に整形外科検査と可動性テスト
神経学テストです
神経的な問題は「筋力」の低下となって、現れます
両腕の挙上テスト=完全な挙上は180度です
大腿四頭筋の筋力テスト 臥位で足を挙げてもらい、45度にひざ下を曲げます=この状態で、すねを下へ押していきます、大腿四頭筋は大変に筋力の強い筋肉です、ちょっと押したくらいでは
びくともしないのが普通なのですが、第四腰椎に「ズレ=サブラクセイション」があると大腿神経に異常が発生するために、筋力が低下します、すねが下へ下がらなければ、正常です

・骨盤の可動性テストは=臥位腸骨のASIS部を押すと、問題のある側の腸骨の可動性が低下します=左側が全く動かない
これはlL5のサブラクセイションと腸骨筋の硬縮を意味します

・大腰筋テスト=消化器の問題があると、S字結腸が固まり、その真下にある体幹筋である大腰筋が固まってしまいます
・これは左のS字結腸の炎症が原因です。

これは
・食物アレルギーでよくみられる症状です
大腸に問題があると、腰椎の周りの筋肉は固く硬縮を起こします、すると、反射痛によって、「腰の周り」の筋肉に内臓反射による、「腰痛」が発生します

後は
なんの食べ物で「腸管アレルギー」が発生するのかを特定する『TL』検査で調べます。

皆さん、スーパーで売っているものや食堂などの食材は、何でも食べてよいものだと、信じているようです。こういう方は、よく下痢や腰痛になります

お子さんに「アレルギー」があって,重体になった経験のあるお母さんなどは、食材に大変神経質になります、また
食物アレルギーの知識も大変に勉強されて知識があります。


その次の患者さんも「食物アレルギー」による、腰痛でした。

世の中にある食べ物は、何でも食べられる帆家ではないのです。
体質に合わないものは、食物アレルギーでお腹を壊しますので
ご注意ください・
ひねくれた腰痛=最終章

さて、前節はこのくらいにして、
本題の「ひねくれた腰痛」の診断と、施療過程を説明していきましょう

なぜ、「ひねくれた、、、」というかという問題ですが

簡単に言うと、左側が患側なのに、「左荷重」になっているからです
通常、患側には、体重を支えることが出来ないのです、過重をかけると、患側の骨盤は「可動性」を失っているために、靭帯が『負荷』に耐えられないからです

で、視診の続きですが、あまりに腸骨の高さの違いがひどいので
立位では、左腸骨が右に比べて、約4センチほど高いので、鏡で患者さんにじかに自分で見てもらって、驚いてもらいました  (ちょっと意地悪をします、、、)

次に身体が右が大きく前に突き出して立っています(左回転)
左肩がおちて、右肩が上がっています

このようにして
まず施療を施す前に自分自身の身体がどうなっているかを患者さん自身の目で確認してもらいます

大概は、思ったより体の捩じれや高さが違うので、自分がどんな状態であるかを理解してもらえます

この患者は、検査途中で「右の鼠径部と股関節」にも違和感があることを訴えています

この時点で、左大腰筋の硬縮が左体幹を後方へ引っ張り、そのために体感軸が大きく右前になっていると、推理できます
しかも、「違和感」ある右股関節と鼠径部は「痛み」から逃れるために、前方へ逃げます
(これは、右休めの姿勢と同じです)

したがって、固くなって骨盤の可動性を失っている患側は「左」ですから「荷重側」は右に荷重するはずなのですが、鼠径部と、股関節に「違和感」があるために「左側」に全体重が乗っています
(これは、相当長期に渡って左が使えなかったことを意味します)

通常、左の内臓が不調になると、その内臓への負担を軽くするために、体重は患側と反対側への「偏芯荷重」となります

ですから、現在の症状から、考えると、体重分散は、「左荷重」から、右への偏芯荷重となってしまう訳です

以上が立位での視診です

次に「仰臥位」でのモビリゼィション検査です

左足のフレアー(通常、患側の足がフレアーになります)

両方の下腿をそれぞれに引っ張ると、左骨盤はスタックして動きません
腸骨を前方から押圧して、可動性を診ると、左腸骨に可動性はありません
痛い方の右腸骨は動きます(一般的には、痛みのある方=つまり、右側が固いはずなのですが、、、)

膝を曲げさせての「Aliceテスト」=陰性です=股関節に異常があると「アリステスト」と呼ばれるこのテストは「陽性」となります(詳細は整形外科テストを照覧)

膝を曲げたままでの回転テスト(股関節と鼠径靭帯のテスト)
左はやや可動性の低下が有りますが、異常というほどではありません
右の膝屈曲での回転テスト=やはり、やや、引っ掛かりが有ります
開きも、十分ではありません(鼠径部痛が原因です=L-1腸骨鼠径神経の影響)

大腿四頭筋の筋力テスト(L-4レベルのテストです)

大腿四頭筋靭帯腱反射テスト=quadriceps muscle reflex test
弱化を両側に認める

足を延ばして、足首を背屈してもらい
前脛骨筋テストtibialis anterio test (L-4レベル深腓骨神経)の検査=陽性、
陽性とは=つまり弱化して異常を起こして居る事をいます
testに反応が無ければ=陰性という訳です

次に、SLRテスト=陽性で、
さらにボウストリング兆候がやや、認められます
膝蓋反射テストpaterlla reflex=これも陽性です

さらに内転筋=閉鎖神経テストです
これもやはり弱化しています

これらのテストで判明したことは
L-5レベル
L-4レベル
L-3レベル
L-1レベル
に問題が生じているという事です

サイドポスチヤーでの、ランバーロール、の腰椎矯正によって
L-5
L-4
L=3
L^1
の矯正をしてから、腸骨の可動性が回復している事
そして、弱かった大腿四頭筋の力が正常になり、非常に強くなっていることを確認してもらいます

左腸骨の可動性は矯正によって回復していますが、腹部の奥にある「大腰筋」の硬縮は回復しませんので、これは、「大和医学整体」の奥義技の一つである「浸透圧」を使って解除していきます

この時点で、一度立って頂いて、腰痛の消失を確認してもらい、鏡の前で、曲がっていた、身体と骨盤、体幹の捩じれなどが、全て消失していることを確認してもらいます

腹部の触診では腹筋の硬直、特に胃の部分に固い過緊張が発生しています
通常、腹筋の過緊張は、「内臓体性反射」と呼ばれる腹部内臓の反射によって筋性防御として現れ、これは、消化器の不調を意味します、またL-1のサブラクセイションでも、同様の反射が起きることが有ります

それは、L-1から出ている腸骨鼠径神経と腸骨下腹神経が板状筋と呼ばれる腹筋群を直接支配しているためで、サブラクセイションの影響で、神経系の伝達障害が発生するために、腹筋は、自立収縮をしてしまうのです

一応、食事の習慣が疑われるので
「早食いですか?」
と、質問すると
「早いです」という答え
さらに
「コーヒーは良くのみますか?」
そして、
「辛い物はすきですか?」
と質問すると

「すべての質問にyes肯定」の返事です

要するに、「消化器を傷める」、ことは全てやっている食生活だということです

したがって、胃の部分の「みぞおち」を中心に、腹筋は強く固まっています
オステオバシーテクニックで内臓と腹筋の過緊張の解除

さらに
TL、testでは、まだ右股関節大腿骨頭に反応が出ます(L-1の矯正で鼠径部痛は無くなっている)
大腿骨頭の原因部を、TLtestで調べると
右足の立法骨に反応が認められます
「立法骨」の上外側変位です(これが股関節の痛みを引き起こしている)


さらに、右下肢を触診すると、腓腹筋と足底筋に固く硬結している筋が発見されます
それらの筋を解除(これは、かっては、内臓の問題で左側が使えないために、右側で長期間立って荷重していたことを意味します)

そしてガンステッドテクニックで立法骨の矯正をすると
股関節の反応は消失
三角筋Deltoid muscle TLtestで股関節の異常が消失しているのを確認してもらいます

再び、立ってもらい、屈曲、進展、回旋などの動きをしてもらって、全ての身体の異常がなくなっていることを確認してもらって診療は、終了です

症状の説明
患者は「左荷重」立っていたこと
   右側の鼠径部と股関節に違和感を訴えていたこと
   左の内臓に障害を起こして居るのに「左荷重」であること
   腹部に筋性防御反射が起きている事
   右下腿と股関節に痛みが発生している事
   これらの理由から患側の左荷重となっている事
   右側に痛みが集中している事
   
これらの原因が腰椎に捩じれを生じ、腰椎のサブラクセイションを起こして「腰痛」の発生原因

したがって、施療の中心は、腹部内臓と左骨盤の可動性の回復、右股関節の異常を解除することになります

以上で今回のひねくれた腰痛は、全て回復しました

この「ひねくれた」という現象は、実は、ごく一般的にみられる症状であり、すべては
脊髄の反射機構による、「代償性、」の運動機能なのです

ひねくれた腰痛の 続きです

症状の確定診断は、「問診」と「触診」「モビリゼィション」「筋力検査」「神経反射テスト」「AK=アプライドキネシオロジー=テラピーローカリゼィションテスト=略してT、Lテスト」などを行い、より、正確に、?症状の実態を解明していきます

姿勢検査においては、直立の「グラビティRhine」を矢状面と側面から見ます
骨盤の約30度と言われる「基底角」
腸骨の開き具合、または閉じ具合と仙骨の捻転
腰椎の生理湾曲=後弯の場合は、その理由
胸椎の生理湾曲=以上の場合は、その理由
そして
第一胸椎の位置=第一胸椎は「頚椎と頭部の基底角」と言われています=首の基底角を診ます
さらに、頸椎の生理的前弯を診ます

そして、後頭骨がしっかりと首の骨に乗っかっているか?=第一胸椎の基底角が保たれていないと、首やあごの「突出し姿勢や猫背姿勢」になります=このような場合は、「ストレートネック」と呼ばれる生理湾曲の喪失した頸椎となります(整形外科医はストレートネックになる理由を知りません=知識不足)

骨盤=仙骨の基底角の30度が保たれないと、生理湾曲が失われて「ストレートネック」になります=−これも代償性です

整形外科も、もっと、構造医学や、キネシオロジーを勉強すれば理解が出来るのですがねー、、、
昔と違って今は、とても素晴らしい教書がたくさんあります

さて、
胸部では[肋骨]と「胸骨」の異常を診ます(内臓に問題があると腹筋の筋性防御の作用で腹筋の停止部である胸郭が牽引力によって固くなります)

さらに下腿の可動性と障害部位、
股関節の回転性など、、、

そして、骨盤の回転性と各方向への可動域を診ます
このようにして、身体のいろいろな部分の異常を発見して、その異常がどんな原因から発生してるのかを
推理して、病態の把握をしていきます

異常の体位、或いは異常な姿位、姿勢等は「正常に非ず」=つまり、健康でまったく異常の無い人の身体に比べて、「何処が、どれだけ、異常」なのかを比較対象
していき、その「異常な部分」を発見していくのですが、「本来の健康な成人の身体と生理的諸機能」 が分からないと、正常、非正常の判断がつかないわけです

ですから、「健康時に置ける正常な機能」とは、どんなものであるかを熟知していなければなりません

すなわち、運動機能、生理機能など、神経学、生理学、運動生理学、キネシオロジーなどの専門知識が必要になる訳です、
、現在ある痛みというのは、「表面」に出ている、「結果」の一部分にすぎません

「痛い部分、とは、「原因」ではない事が理解できないと、病理学的結果である「痛い部分」ばかり触ろうとします
病院で、出る薬も「痛い部部」への対処療法として「とりあえずお薬を出しておきますねー」的な処方がなされます

「痛い部分は「原因」ではない」ので、いくら触っても、薬を飲んでも治りません
「痛くなる理由」という病理学的理由というものがあって、
「痛みという結果」が出る訳です

ですから、「施療は「原因」の方に対して行わないと、「痛み」は消失しないというわけです(名医は原因を見抜いて、その原因に効く薬を処方します)
大切なのは、「痛み」をもたらす、原因となる、各種の「既往歴」などや、「内臓の不調」の原因の食事の内容から、食習慣、私生活、仕事の内容によって、身体に異常な「負担」がどのような経緯で掛って、傷病に至ったか?
ということです

腰痛というのは、解剖学的に人間の構造体では、普通の生活ではどんなに重いものを持っても身体にかかる「負担」では発症しないように作られています
「人体への、負荷過重試験というのを行った記録があります=脊椎骨と椎間板の耐圧試験です=結果は、上からの圧力では、椎間板は耐え、脊椎骨が圧力で先端から破壊されていったという結果が載っている、専門書の記事が有ります」

そこにはいろいろな生理的、構造学的、内科学的、神経学的な要因が。「生理機能」を上回って、身体の生存、細胞の再生能力を超えて、健康に戻れなくなったときに、「痛み」あるいは「傷病」が具体的な傷病として、発症に至るという過程が存在します

その「発症」に至る過程が、その症状を観解に変化させる『キーポイント』になっていくのです
ですから、「今、現在ある痛み」は「傷病」を引き起こす『結果』という事になります

したがって、痛みを引き起こす『原因』を発見していくことが、治療のポイントになる訳です

たとえば、下腿を引っ張ってみると、体幹の伸展機能の障害の部位が浮き上がって診ることが出来ます
既往歴で、問題があると、体幹の軸に「歪み」が発生して、各種の異常な症状を引き起こします

要は、視診゛においても、モビリゼィションテスト、神経学テストでも、
「その異常を見抜く目」

を持っていないと、検査しても、何もわからないということです(知識と経験値)=
病院で行ういろいろなテストでも、その医師の知識と技量によって検査に異常を発見することが出来ないという経験は、みなさんよくあると思います、
このような「医師の知識不足。技量不足による誤診」
が良く新聞などでも報道されています、当院の経験では、医師のあるいは、病院の診断の約40%くらいが、再検査をしてもらうと誤診が出てきます
(医師の診断に現在の病理に合わない診断の場合は、再度、違う病院での再検査を患者さんにお願いしています=レントゲンのコピーも、頂いています)

下肢長の差は、骨盤の状態と、過重側で大きく変化します

Chiropracticではよく下肢長の違いや「骨盤の転移=ズレ」などを最初に診断の基準にしますが、「なぜ?下肢長の変化が起こったのか?」という、プロセスの解明をしようとしません
というより、
ひょっとしたら「下肢長の変化」や「骨盤のズレ」が起こる理由を考える能力が欠如しているのかもしれません(神経学、生理学、内科学の勉強不足と思われます)

また、腰椎が『サブラクセイション』=腰椎の転移性、或いは、回転性の変位』は何故おきるのか?
という原因の究明をせずに、(原脊椎変性の場合=結核腫瘍など=は厚生省から施療の禁止指示があります)
ただ、この骨が「ズレ」ているから矯正します

という、
ただの「矯正屋」が多いのは事実であり、やはりこうした無知な傾向が、整形外科などから指摘されています

正確な知識を持つ「腰痛、ヘルニアの専門=日本カイロプラクティックセンター」
? 「ひねくれた、腰痛」
昨日の患者です

主訴は「腰痛」、
そして立っていると、「足が片方短いような気がする」ので
「骨盤がずれているのではないか?」
というものです

「はははは、確かに片方の足が短くなっているし、骨盤もかなりずれていますねー」
と、またまた、笑ってしまいました、(すみません、、、)
というのは、入って来た時に、
すでに姿勢分析をしているからです

診断の第一歩は、患者の姿勢分析と各関節の可動域や、歩行バランスを診ます
歩き方=左右均一の足の動かし方を、まず診ます

それから
左右の骨盤[腸骨]の可動性
歩行時の肩の振り方です、(人間の歩行は)二本足で『歩く』という不自然な動きがあります=鳥族=鳥類は、鶏も含め、頭を前に突き出しながら、身体のバランスを取って『二足歩行」を行います

{鳥類}は、骨盤を左右に動かして、「歩行バランス」を取ることが出来ない構造のため、(調子取り歩行)
頭を前後に振って「調子取り歩行」を行うのです

ペンギンは、この限り非ずでして、首を振らないが、動かない腰の全体を身体ごと、左右に振り歩くのです
骨盤の固まっている女性(内臓や子宮内膜症が潜んでいる)は、この、「ペンギン歩き」をします

人間は、この「骨盤」の回転性が優れているために、二足歩行の「ブレ」を骨盤の前後への「回転」で補います、そしてさらに、腕を「反対側」に「交互」に振ることによって、より、安定した、上半身の「歩行姿勢」を作ることが出来るのです

ところで、「腰痛」の人は、まずこの「腰」に問題があるために、腰回りの筋肉が硬縮しているために、
十分な、腸骨と仙骨の回転が不十分になるため、「代償性」の動きが生じます

良く、若い女性は、お尻をセクシーに、プリプリと振りながら歩いていますが、あれは、骨盤に問題がないために、「骨盤の可動域」が正常に保たれているがための「自由歩行姿勢」なのです

OLさんなどは、毎日、「コーヒー」、を飲んでいるために、カフェイン硬縮(生理学的化学反射)が発生して、腰回りの筋肉群は、固くなってしまい、腸骨は可動性を失います=ですから、肩も腰も動かずに、足だけで、無理な直立姿勢のまま、殺気立って「カツカツカツッ」と早歩きをしています

また、男性でも、肩を左右に振りながら歩いている方も居ます、それは『まるで、グレている』ような
歩き方に見えます

実はこれも、腰を痛めている人の、独特の「代償性、」歩行姿勢なのです
仕事で腰を痛めたために、腸骨の、回転能力が低下してしまうので、代償性で、肩を左右に振って、「調子取り歩行」をしているという訳です
(まぁ、中には、やくざ映画を見て、肩を威嚇のために振りながら歩く人も、若干いると思いますが、、、)

そんなわけで、治療は、診療室に入ってくる時からすでに始まっているのです

梨状筋症候群(Piriformis syndrome)

腰痛の男性が来院しました
腰痛などは一日に何人も来るので、何も珍しいことはないので、特に、記事にすることなど無いのですが.....

問診をすると、なんと!

「梨状筋症候群」というのです

それは整形外科での診断ですか?
と聞くと

「はい、うちの近くの整形外科で、そう言われました」

というのです、これには、私の方が、ピックリしました

云っちゃあ、悪いですが、と言いつつ、(言ってしまいます=またまた、整形外科さんに失礼します〜)
長年、この仕事をやっていますが、

坐骨神経痛と、梨状筋症候群の「区別」がつく、整形外科さんがいるとは、驚きです
SLRテストが陽性で、レントゲン像で、椎間が『狭い』と、まず、間違いなく、「ヘルニア」と診断されます

あるいは、お尻の「梨状筋」の部分が痛いと、患者が訴えれば、余計さら、「坐骨神経痛」か、と診断します

SLRテストが陽性でレントゲン像影で椎間に異常が見られると、「根性痛」と判断してしまうのが、ごく一般の整形外科の診断です (未熟なカイロプラクティックドクターも、そう、考えます)

普通、軽い、慢性的な、腰痛以外の急性腰痛になると、某脊柱起立筋は過緊張をおこすために、椎間は、過緊張を起こした、起立筋に引っ張られて圧迫障害が発生するために、レントゲン像では、椎間が、正常の人でも、「狭く」映ります

特に、辛い物や、食あたり、アレルギー食品などによる、「内臓性」の急性腰痛(ぎっくり腰)であれば、内臓の炎症反応によって
『筋性防御』
が発生してしまうために、大腰筋と腰方形筋の過緊張が発生するので、特に、こういったインナーマッスルの過緊張によって、椎間は「圧迫」されます(大腰筋は椎体に直接起始しているので、大腰筋の過緊張は直接に椎体を圧迫します)
軽い慢性的な腰痛の場合は、インナーマッスルの反射痙縮は起きません、そのため、椎間に異常な像は映らないものです(これも長期にわたる場合は、骨棘形成が認められる場合があります)

ところが、内臓性の『急性腰痛』の場合は、防御反射のために、脊柱起立筋とインナーマッスルの過緊張が発生するので、「椎間」の異常が起きて、『狭く』レントゲン造影に移る場合が多いのです
ひどい場合は、SLRテストも「陽性」になるので「根性痛」も起きて、ヘルニア的な、症状を呈します

というわけで、

梨状筋症候群が正確に診断する整形外科医が居た! と、驚いた訳です

この患者さんは、内臓性の単なる腰痛なので、一回で痛みは消失して、終わりです

(原因となる食品の注意はしておきました)

梨状筋症候群
<解剖学>

梨状筋は仙骨内側部に起始し、大腿骨大転子に停止します

内臓の炎症による「筋性防御」=内臓の炎症が腹膜に及ぶとき、腰椎骨盤周りの筋は、脊椎後枝からの反射によって、固くこわばる=これを筋性防御、または、ディファンスという」

腸骨の内側には、「腸骨筋」が腸骨内壁から起始し、大腿骨小転子に大腰筋と共に『腸腰筋』として停止する
腸骨の外壁には、仙骨翼から起始した「外旋六筋」が大転子に停止します
この外旋六筋のうち、最も大きいのが中央に在る「梨状筋」です

この梨状筋の下には腰神経叢の中で最も太い「坐骨神経」が下を通ります、(人によっては、梨状筋の中をとおっている奇形もあります

したがって、なんらかの理由で、「梨状筋」に過緊張または、拘縮が発生すると、坐骨神経は、梨状筋の部分で
インピンジメントが発生して、下肢への坐骨神経の筋枝や皮枝などの走行上に放散痛を起こします

しかし、坐骨神経は、必ずしも梨状筋だけでインピンジメントが起きる訳ではなく、椎体の変位や椎間板の狭小化、そして、椎間孔の部分や仙骨の捻じれ、または腸骨の内方変位などによっても、坐骨神経の絞扼は発生します

このように、坐骨神経の「絞扼」症状はいろいろな形で発生するので、痛みの部分が大臀筋に限られている場合で
、しかもSLRテストは陰性
レントゲン像では椎間板の変性や狭小化は認められない

という場合に、「根性痛」とは診断できないわけです

神経根のナーブスリーブは椎体の変位(骨のズレ)によって、簡単に狭小化が発生します
この場合は、坐骨神経のインパルスの低下によって、支配域の筋力の弱化や硬縮が検査によって判明します

大臀筋=お尻の中央部分(梨状筋)に限定した、根性痛を伴わない痛み、、、これが梨状筋症候群なのです

このように、坐骨神経痛でも「梨状筋]の部分に顕著な、限定痛が出る場合があります、
ヘルニアでも、やはり梨状筋の部分に痛み゜が発生する場合もあるのです

ですから、坐骨神経痛と梨状筋症候群は混同しやすいわけです

解剖学の説明部分で
腸骨の内側にある「腸骨筋」とその反対の外側にある「梨状筋」とは、普段、筋力が拮抗していて、骨盤=腸骨のバランスを取っていますが
、どちらかというと、腸骨筋の方が筋力的には「強力」です

外旋筋として、他に「大臀筋」「中臀筋」「小殿筋」がありますが
それでも
内臓に炎症などの、問題が発生すると、前述した  「筋性防御」が働きます
すると
腸骨は腹筋や「腸骨筋」に引っ張られて、腸骨の「内方変位」が発生します、

これは
カイロプラクティックでは正中仙骨陵を基準に触診をして変位の位置を決定しますから「EX」となります
身体の前から見ると、「内側に閉じ込む」=後ろ側の仙腸靭帯が開いてしまう

すると、骨盤の後ろ側の「回旋筋群」がけん引されます
中でも六つある、回旋筋の中で一番強い「梨状筋「が、この骨盤の内旋に対して、一番頑張るので、強い緊縮力が発生し、
かくして、「梨状筋」は頑張りすぎて痛くなる!

というというわけです

ですから、『神経痛』と
      『梨状筋症候群』とは、症状は似ていますが、似て非なるものなのです

症状の鑑別は、「神経の根性痛、或いは「放散痛」 があるか,無いかで、判断できます
          それと、大腰筋の強い拘縮を伴うのも、特徴です、
          骨盤=腸骨の閉じ込みがあるので、ベルビック外転抵抗検査をすると陽性が確認されます