前肩(上腕肩甲関節の前方屈曲)と五十肩の種類です

⓵=上腕二頭筋の過緊張による肩甲骨の前下方変移で起きる前肩
⓶=大胸筋の過緊張による上部胸郭の閉じこみ=前傾=前肩
⓷=胃腸炎、早食い、食物アレルギー、ストレスなどの腹部の過緊張による上部胸郭の   前傾=姿勢不良によって首の神経がやられます
⓸ =斜角筋群の過緊張による頚椎の前傾=突き出し頸
⓹ =胸鎖乳突筋の過緊張による頚椎の前傾=突き出し頸
⓺ =腹直筋の過緊張による上部胸郭の前傾=猫背
⓻ =鎖骨のロック。鎖骨の可動域が制限されると肩甲骨が動かなくなります

五十肩の種類
癒着性関節嚢炎、
癒着性嚢炎、
関節周囲炎、
関節包周囲炎、
閉鎖性嚢炎、
強直肩甲、
肩甲上腕周囲炎、
棘上筋腱炎、
肩峰下滑液嚢炎、
カルシウム沈着性腱炎、
急性腱炎、
三角筋下滑液嚢炎
、急性三角筋炎、
急性棘上筋炎
その他の原因によるもの
整体日誌
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10/18 グアムのタコデス


関係ないですが…
肩の続きです。

「怒られた!」 の続き
実際には、肩の障害は実に多岐に渡り、色々な原因があります。

「腱炎」
「外傷性」
「磨耗性肩関節炎」
「骨変性」
「組織変性」
「三角筋炎」
「カルシウム沈着性腱炎」
「滑液嚢炎」
「三角筋下、肩峰下滑液嚢炎」
「棘上筋炎」
「肩関節亜脱臼」
「肩鎖関節亜脱臼」
「頚髄神経症」
「姿勢症候群」
「胸郭出口症候群」
「凍結肩=癒着性関節包炎」
「癒着性関節嚢炎」
「肩鎖関節損傷」
「ローテーターカフ断裂損傷」
「神経根炎」
「頚肋」
「斜角筋症候群」
「肋鎖症候群」
「過外転TOS症候群」
「上腕神経叢損傷」
「肩甲神経絞扼「肩甲背神経絞扼」
「脳卒中麻痺における肩麻痺=痙性麻痺=弛緩期性麻痺=片麻痺=異処性骨化」
「反射性筋ジストロフィー」
「片、手、指症候群」
「肩甲肋骨症候群」
「繊維組織炎」
「筋関連痛症候群」
「内臓よりの関連痛」
「頸椎椎間板ヘルニア」
「上腕二頭筋腱炎」
「リウマチ性肩関節炎」
「小胸筋症候群」
「牽引性神経絞扼」
「中枢神経性麻痺」
「事故、打撲による型関節炎」
等など、まだまだ沢山の原因と症状に分類されます
 
後遺症による、腕の挙上障害の場合
事故の場合は、打撲による神経根の引き抜き損傷による麻痺、
または打撲による関節内脱臼=亜脱臼とも言います、
また転倒打撲による完全脱臼後の後遺症障害としての上腕骨の挙上障害、
肩甲骨外転障害等色々な原因と症状があり、
中には二つから三つの原因が輻輳して肩への放散痛や上腕骨の挙上障害を起こすパターンもあります

たとえば、自転車の転倒時に手を突くと、大概は手首を傷めますが、この衝撃は手首関節から前腕の全ての筋肉と肘の関節、上腕の全ての筋肉、そして脊椎と上腕肩関節と肩板を支える筋肉群にダメージをあたえて、そのダメージは筋肉の拘縮と言う形になって現れ、腕を挙げると肩が痛いという、具体的な症状が出てきます。

筋肉組織は、衝撃から体を守ってくれますが、筋肉繊維自身もダメージを受けて、その後に損傷が原因で固まっていきます。

衝撃が強い場合は、背中や頸にまで衝撃で組織の損傷が起きて、自動車事故などでよく言う「ムチ打ち症」とか、「脳脊髄液症」等の重症になる場合すらあります。

この場合は、「肩」ではありませんが、
「衝撃」
が筋肉と関節を伝わって、如何に「衝撃」がありとあらゆる、骨や筋肉などの、違う場所に複雑な神経的ダメージと、症状を発症するかと言う実例です

◎ 例えば、肩の障害ではありませんが、体に伝わる「衝撃」が、いかに他の場所に症状を起こすか、という実例をお話しましょう。

◎ あるときに、お尻が痛くて、足が痺れて、整形へ行ったが、骨には以上が無いからと、シップと痛み止めだけの処置でしたが、その後、段々と痺れが強くなってきたので診てもらいたいと、お母さんが10歳の女の子を連れて来院しました。

◎ 訳を聞くと、子供が滑り台から着地した時に、その下にある砂場との距離が低くて、お尻から落ちた時に頭が痛くなるほどの衝撃があって、骨盤と、脊椎への衝撃で、腰が痛くなり、足が痺れてしまうというお話です、

お母さんは、当然、整形外科へ連れて行ったのですが、ご存知のように、整形外科では、レントゲン造影をして、「骨折」が無ければ、痛み止めの薬と、湿布の処方でおしまいです。
当然子供のお尻痛みと足の痺れは治りません。

もう、痺れ始めて二週間が過ぎましたが、症状は悪化していくばかりで、いまでは歩くのも、足がしびれて痛いと、子供が言います、

触診と神経学テストをすると、腸骨の捻れと仙骨の歪み、尾骨の内方変移があり、皮膚感覚と筋反射は正常の反応でした、
と言う事は、皮神経は筋枝から出ているので、末梢の筋枝の絞扼の症状と考えられ、末梢の神経そのものは、無事と判断し、錐体路には障害が及んでいないと診断しました。

原因は、落下の衝撃による、骨盤と仙骨のゆがみが、「坐骨神経」と第五腰神経と第四腰神経、そして仙骨神経叢を圧迫しているための症状です。

このような症状は、大人でも良く起きる症状で、家庭の階段から、お尻からすべり落ちて、尾骨や足が痺れるなどの症状が発生します。

治療は、いたって簡単で、ディバーシファイドテクニックで、捻じれた、腸骨と仙骨を正常方向へ゛正しく゛「矯正」するだけで、骨盤内で圧迫されていた仙骨神経叢が正常になるので、「矯正」した瞬間に、痛みと痺れは消失します。
カイロプラクティックの正しい「アジャストメント」 は実に素晴らしい効果が有ります。

その後の筋肉力テストで、足の筋力が低下していたので、第四腰椎を「矯正」します=第四腰椎からは、大腿神経と言う、足の表側の大腿四頭筋を主に支配しているので、第四腰椎が「ズレ」ると腰神経は圧迫されて、足の筋力は著しく低下します
(第四神経テスト=前脛骨筋テスト、大腿四頭筋、筋力テスト陽性反応)

これで足の筋力と可動域は正常に戻りました。
後は、骨盤の機能と大殿筋=〈L5 下殿神経支配〉と骨盤内の腸骨筋を支配する「第五腰椎」を矯正して、本人に歩いたり飛んだり前屈、背屈などの動きをしてもらって、全ての動きにまったく異常が無くなったことを確認してもらい、治療は終了です。


☆症状を、起こしている、本当の「原因」を見つける事が一番むづかしぃのです・
そのためにはあらゆる『視点」から、神経系的原因と、骨、関節,筋、靭帯の機能などを立体的に考えて、衝撃が起こす可能性を推理することなのです、

カイロプラクティックは「神経学」プラス「機能解剖学」です。症状によっては「経絡学」を使う場合も有ります。

ただ、骨をポキポキと鳴らすのでは有りません。(骨をポキポキ鳴らすのが、カイロだと勘違いしている人が多い)

〈矯正のときに、ポキッ と、音がするのは、正常な位置から「ズレた」椎骨を元の「正常な位置」に整復するときの音で、カイロプラクティックの専門用語で、゛キャピテーション゛ と言います。

人間の骨は正常な位置に戻ると、神経の圧迫から解放されて、筋力も内蔵機能も正常に戻ります、「カイロプラクティックのアジャストメント」は、生理的システムと神経の働きを正常に戻すための科学なのです。
五十肩ブーム?

最近、どういう訳が、「五十肩」で来院する方が増えています

五十肩について
整形外科の分類
五十肩は
肩関節周囲炎
石灰性沈着炎
上腕二頭筋長頭腱炎
腱板炎
肩峰下滑液胞炎
凍結肩
等に分類されます


去年の12月から、だんだん増え始めて、治った方も入れると、この3月までで、20人以上の人が「肩」の痛みで来院されています

「整体日誌」で詳しく説明している通りに
「五十肩」
或いは
「腕の挙上不全」
による、「肩の痛み」
は、色々な原因から発症するのですが

「症状」は皆さん、同じような「肩の痛み」あるいは「腕を挙げると痛い」
重症になると
夜寝ているのも痛くなり、「痛み」の為に「不眠」になる=「夜間痛」にまでなる人が多くいます。

少し肩が痛いなー
から
だんだんと肩の痛みが顕著になり

はっきりと「肩が痛い」と自覚するようになるのですが

ついつい、少し休めば・・・
そのうち良くなるだろう・・・

というのが「ひとの常」です

ところが、そのうちに良くなるだろう…どころでは無く、日に日に「痛み」ははっきりと自覚するようになります

やがて、「腕も挙げるのも痛い」という風に症状は進行する形をはっきりと、とりはじめ、
完全に「腕を挙げると痛い」という段階から=

「腕が痛くて挙がらない」

「じっとしていても痛い!」そして
「夜間痛!」
にまで症状は進行していきます

症状が軽いうちは「鍼灸」や「整体」でも症状は軽減することが出来ますが、鍼灸やマッサージレベルの整体では治療の要素を含む神経解剖学的な難しい施療は出来なくなってしまいます。


こうなると「肩の障害」に詳しい相当な専門治療院か「肩の構造と障害」に詳しい「専門のカイロプラクティック」以外に
「肩の痛み」を改善するところは無くなってしまいます。

ですから「当院」に来られる方は、すでに相当な「手遅れ」になって「夜間痛」や「凍結肩」になってしまってから来られる方が、殆んどです。

皆さん、「ちょっと肩が痛いから見てくれるかなー?」というレベルでは有りません、
もう、整形外科、整体、マッサージ行き尽して、それでも、日増しに「痛み」はどんどんひどくなって、「くちこみ」やネットで「日本カイロ」に来院されます。

「肩の痛み」とは、肩が痛くなってから
「2〜3週間以内」ならば一回で完全に「痛み」は除去出来ます

しかし

痛くなってから、数か月も経つと、「肩の構造変化」が進行して、肩関節や腱板障害の混合した症状になり、そこに「痛みによる防衛姿勢」が、肩の周り中の筋肉を硬縮させて「虚血性疾患」=(筋肉が固くなりすぎて血行不良が起きて筋肉に血液が回らなくなり、血液循環不良の硬結した筋肉になること)を起こして筋肉は付かい物にならないほど劣化してしまいます

こうなると、それなりに改善には、回数が必要になってしまいます(だいたい5〜6回)

過去の整体日誌に書いてあるように「肩」の障害は「二次障害」なので、「本当の原因」を神経、解剖学的、構造医学的検査によって、「検出」しなければなりません

「真の原因」さえ見つかれば、あとは簡単に「肩の修理」が出来ます

当院はマッサージ屋では有りません

「日本カイロプラクティクセンター厚木」は神経学、構造医学を中心とした「人間の修理」を専門にしています

薬も、マッサージも効果が無いのは、皆さんの方が良くご存知です

アナタの身体の故障の原因を見つけます

◎「身体の修理受け承ります」◎

12時から21時まで(20時まで予約可)
日木休診
046−223−3770
変わった五十肩の症状を紹介します
題して 「スネに傷を持つ女?」

症状は 「右の肩が痛い」 と言うごく一般的な「五十肩」 です。  (当然、五十代の女性です (笑)気にしないで下さい、ただの「親父ギャグです」 すみません、年頃なので…

「問診では、心当たりは、無い…自然にいつの間にかあがらなくなった。」

と言う事ですが、腕を挙上して貰うと可動域は約20度から30度くらいです、ぼほ フローズンショルダー〈凍結肩〉の状態です。

前腕、上腕、肩の周辺の筋の過緊張、全ての筋肉の拘縮、肩板も動かない、胸椎のしなりも無い、上腕二頭筋と大胸筋の過緊張で前肩になり、夜間痛がひどいので、整形外科へ行ったところ、干渉波を肩の周辺に掛けられて治療されたが、それが体質に合わなかったらしく、それのでは痛くてもいくらかは挙がっていたのに、逆にひどく筋肉が固まってしまい、それから、夜間痛が始まり、まったく腕が挙がらなくなり、痛みもさらにひどくなった。と言うお話でした。

初診時にあまりにも肩廻りの筋肉が、ところあまさず固まっていたので、関連域の頸椎と胸椎の矯正をしたのですが、改善は約50%。=硬くなった筋肉は多少緩むのですが、挙上状態の変化が少ない…?

肩板も完全に可動域は改善しているのに変化があまりにも少ない???…
二診目に残った過緊張の筋肉をほぐして、さらに20%程度の改善?…

ん、…

おかしいな?、普通ならばかなりひどくても、二診目には、90%の挙上率になるんだが…?

そこで三診目、さらに、詳しく蝕診をしていったところ。
上部胸椎の可動性は、まったく無し!。
そこで上部胸椎を施療して左右前後への可動性を改善してしならせる。

肩板もしっかり動く、しかし、まだ挙上は120度のまま。

腕が180度の挙上が出来る条件は、全て揃っているのに、挙がらない、まだ何処かが引っ張っている、、、それもとんでもないところが引っ張っている感覚がする。

もう一度全身の触診のやり直しです。

ん....。

右の胸鎖関節がさがっている。
(つまり鎖骨が下がっているのです=これは)当然右側胸郭の肋骨全体が下がっている事を意味します)

やはり、肋骨の下縁が右側が下がっている、左との差は、約3センチ。
つまり胸郭そのものが右側全体に下がっているのです。
これだけ、胸郭全体を引き下げてしまうのは、いったい何処だろう?

(=術後の癒着によって、良くこういう現象が起きます、大和経絡医学はこういった軟部組織の癒着や、内臓と腹膜の癒着、拘縮した靭帯組織の解除保する、非常に特殊な技法があります)

「何か、手術した経験は?」
と聞いても、「何もありません」 という返事、視診でも傷は有りません=皮線に沿って手術痕を上手に縫合すると、殆ど傷跡が残らない場合がありますが、それでも注意深く観察すると、僅かな皮膚の色の違いなどで判明します。

あった!

右足のスネに傷跡を発見!。
脛骨が1ミリほどえぐれている。これだけの傷が有れば、胸郭の異常も納得できます。

「これはどうしたのですか?と質問」

「駅の階段を膝から転んでスネを削りながら落ちたのです」

「うわ〜っ、痛そう」

「ええ、ホントに痛くて、大人なのに泣いてしまったんです」=(ン~笑える…)

駅で転んでワンワン泣く大人の女、なんと可愛いんでしょう
(=いやいや、冗談です。でも笑っちゃいました、ごめんなさい…)

冗談はともかく、骨膜が、完全に抉り取られているので、いまだに痛みは無いけれども違和感があるといいます。

(俗に骨に神経は無いから、骨折しても骨には痛みが無いなどと、良く馬鹿医者が言いますが、これは大きな間違いです。
骨には、ハバース管とホォルクマン管という骨への血液の供給血管が網の目のように、通っています、血管には、交感神経や、副交感神経、求心性神経が巻きつき、血管の損傷に対して、大脳の感覚野へ伝えます。
おまけに、骨の周りには、骨膜が有り、これも神経分布が豊富にあります。
そして骨折には、非常に大きな軟部組織の損傷が必ず起きます、傷の痛みに対しては、  「体性_=_体制反射)がおきます。 これは、傷の部分を守るために、頸椎反射、胸椎反射、腰髄反射、自律神経反射、等が おきて、あらゆる「皮膚、靭帯、内臓、筋肉、靭帯、軟部組織」に 「防衛反射」を引き起こします。  反射が内臓に起きる場合は 体性=内臓反射と言います。
内臓などに損傷、又は、アッペなどては、内臓が原因で起きる  内臓=体性反射 と言います〈ディファンスが有名〉
ですから骨折した事の無い人には、分からないでしょうが、実際に骨折をすると、かなりの痛みが有ります。
〈ちなみに私は、事故と、武道で、合計三回の骨折経験があります。(ホントに痛いですよ!)

さて、話を戻しますが、スネをこれだけ削りとられると、骨膜がひどい損傷を受けて、軟部組織は、骨膜から、皮膚、筋肉、筋膜、臓側腹膜へ伝えられて、「傷跡のひきつり」が腹部と胸郭全体に発生します。

これで肋骨が下がり鎖骨が下がっている理由がわかりました。
これだけ胸郭が下がっていれば、<上腕肩甲リズム>が完全に崩れて、腕の挙上に障害が出るのは当たり前です。

治療は、「骨膜」への、大和整体独自の気孔による、「圧」の伝達で、無意識下に残った、防衛反射を解除してやります。
やはりこれだけで、「下がった「胸郭」は、上昇して、両側の骨格は正常に戻りました

右腕の挙上障害の原因は、なんと ! 『スネの傷』 だったのです。  (これで題名の理由が分かったでしょう?)

骨膜の傷による過緊張の原因の「膜の連動」を取り除いてやると、腕は胸郭と共にすんなりと、挙がりました。



上腕骨の上方変移は、原因は色々ですが僧帽筋、=第二頚神経支配、三角筋や棘上筋の過緊張や筋組織の損傷によって発生します。=C5腋窩神経と肩甲上神経=C5支配ですから第五頸椎と第二頸椎の矯正によって「肩を引き上げていた僧帽筋や三角筋を支配する「腋窩神経」「肩甲上神経」の圧迫が解放されて、上方へ引き上げられていた上腕骨はフリーとなり、
その結果、肩甲骨の上腕関節窩と上腕骨頭の「間隙位置」は正常に戻ります。
逆に説明すると、第五頚神経、第二頚神経にサブラクセイションが発生すると、その神経の支配する筋肉群は、支配神経の正常な運動神経からの信号を受け取れなくなるために、筋肉の自律収縮が始まり、拘縮していきます。こういったプロセスを経て、関節間隙の狭小化が起きて、「腕」を挙上すると、肩甲骨肩峰の関節窩にある上腕関節頭に上腕骨頭が衝突して「痛み」を発生するようになります。その「痛みがさらに「引き金」となって、肩廻りの筋肉群が関連拘縮を起こしていき、肩板障害も発生していきます。またその他にも原因はあります。

<肩甲、上腕リズム>に関しては、『カリエの肩の痛み、頸と肩の痛みシリーズ』 をご覧になってください

詳しく書くと一冊の医学書と同じページ数になりますので…割愛させていただきます
同業の方には、お勧めの一冊です、他に、プライマリケア整形外科。図解整形外科、整形外科手術へのアプローチ、などもお勧めです。
腕と、肩との相関関係が理解できます。

〈最も、こういった、「軟部組織の連動性」の問題に関する本はありません、
あえて言えば、ディじゃネットの伝説に関する本を熟読すればヒントくらいは掴めるかも知れません。深く理解が出来るほど頭がよければ…という条件つきですが)

例えば前腕の伸筋が固まっていても上腕の挙上障害が発生します。
この理論は、大和式整体独自のものです、詳しく知りたい方は、本厚木にある、大和式整体研究会の「大和式整体神奈川支部」の第四木曜日に行っている「勉強会」に参加をお勧めします。  大和式整体神奈川支部、TEL046−229−3770
小さいカイロプラクティック治療院なので、参加はあと二人のみです。
先日、
50代くらいの肩が痛いという女性の患者が来ました。
五十肩とは、腕の挙上障害を指して言う、一般用語ですが、肩板障害とか、肩関節炎とかの、正式な症状の名称がたくさん有ります。
で、早速この方の、問診と触診をすると、約、三ヶ月前くらいから、腕を上げると、肩が痛くなってきたというのです。
原因は、特に本人は記憶がないと言います。
まあ、体外は、腕の使い過ぎから、三角筋炎か、棘上筋炎がきっかけで、肩板周辺の筋肉群から前腕や上腕の筋群まで固まってしまうのが、一般的な症状なのですが…

この方は、特に肩板炎の症状も無く、肩関節にもこれといった筋肉の硬結や疲労がありません、
ん…?

まさか?…
と思って、胸椎(背骨の事です)を蝕診してみると、やはり、腕の中心となる部分の
肩甲骨の間の胸椎(背骨のことです)の中心部分が後方変移を起こして、肩甲骨の可動制限を起こしていました。
実に珍しい、タイプの五十肩です。

肩が痛み出してから、整形外科、柔道整復院、マッサージなど、色々と行ったそうですが、まったく改善が見られなかったそうです。

そこで、「アンテリアトラシックリュージョン」というテクニックで、胸椎を矯正してから、座ってもらい、

「腕を挙げてみてください」

と言って。 腕を挙げてもらうと。、

 「痛く有りません」

と言います、
此処までは良かったのですが…

 「三ヶ月もいろいろと治療院や病院へ行って治療をしてきたのに、なんでこんなに簡単に治るんですか!!!っ」

と言って、怒るのです。

何しろ。三ヶ月の肩の痛みが、問診と触診と矯正で、5分で終ってしまったのですから
、本人にしてみれば、きっと信じられなかったんでしょうね…

と言う訳で、症状とは、正確な触診と問診が、痛みの原因を突き止める大切な要素なのです。

後は正確にズレている椎骨を正確に矯正すれば、神経系や可動性が改良されて劇的な改善を見せるのが、
「カイロプラクティック」が神経系の芸術と言われる由縁です。
が…。

あまりにも早く治りすぎて、

「怒られてしまいました…」

教訓、…?

少しは廻りをいじって、大変ですね〜くらいは、言って上げないと、いかに瞬間的な素晴らしい治療をしても、付加価値が無いので、
本人が痛みが治っても納得しないんですね〜。

やれやれ…