クローン病について

クローン病(Crohn's Disease)とは
大腸及び小腸の粘膜に慢性の炎症または潰瘍をひきおこす原因不明の疾患の総称を炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)といいます。
クローン病は1932年に「内科医クローン先生」らによって限局性回腸炎としてはじめて報告されました


遺伝性について
クローン病は遺伝病ではないと言われていますが。
しかし、人種や地域によって発症する頻度が異なり、また「家系内発症」もみとめられることから、遺伝的な因子の関与が考えられています

☆当院でも、ほとんど父方の遺伝を持つ人が大多数でした

クローン病の発症については・・・
遺伝的な素因を持ち、免疫系の異常(主としてマクロファージが腫瘍壊死因子αというサイトカインを分泌して腸壁の正常細胞を傷害すること)がおこり、その上で食餌因子などの環境的な因子が関係しているのはわかっています。

病院では食生活の欧米化、即ち動物性蛋白質や脂質の摂取が関係しているともいわれて、蛋白質の多い食事を避けるように指導されていますが=・・・・

しかし

実は蛋白質は体の主要構成物質(アミノ酸)なのでほとんど影響はしないのです。  原因は別にあります=後述