06/27 胆嚢が原因の腰痛
胆嚢の機能不全(L−4のサブラクセイション)

右腰の腰痛です

作業は右手ばかりを使う仕事です
この患者はTL検査で「胆嚢」に反射があります

●生理学
「胆嚢」は胆汁を貯留するただの袋で、肝臓で作られた「胆汁」を6〜9倍に濃縮して、食物の「油分」を分解するときに「十二指腸」のファーター乳頭から膵臓から分泌される膵液と、ともに分泌されて、小腸内部で食べた油を、「カイロミクロン」という分子に変化させます。

「カイロミクロン」になった「油」は「リンパ管」で体中に輸送されます。そして
一部はエネルギーに利用され
一部は指や関節の保護組織になり、その他は体脂肪として貯蓄されます。

「胆嚢」は肝臓の下のくぼみに繊維製の組織によって付属器官としてついて居ます

そして「胆嚢」のリンパ反射点は「盲腸」です

「胆嚢」に反射があるということは、「植物油」の消化不良があることになります
「植物油」の消化不良は「肝臓」の機能に問題があります、
そして、「盲腸」も右側にあります

胆嚢の機能が弱い方は10人中、4〜5人くらい存在します
「胆嚢」の機能が弱い方は、概して「油もの」を非常に好みます

油もの=つまり、揚げ物類=てんぷらや、フライものなどの「揚げ物」を非常に好みます

「胆嚢」が弱く油ものの消化不良が起きるのにも関わらず、油ものをよく食べます
すると「てんぷらや「フライもの」などの「油もの」の消化不良が発生します

この「未消化物」は小腸 から   上行結腸 そして   下降結腸などの 大腸を一巡りして、下降結腸からS字結腸に入り、炎症を起こします

S時結腸は左側の「腸骨」の内側にあります
S字結腸の炎症は大腸の拘縮を発生します=つまり「S時結腸」は内蔵神経系を通じて、運動神経系に絵協を起こして「ひだリ腸骨」のフィクセーション(可動性低下)を起こすので、体重は「右加重」になります


左足が使えない=右足を使う・・・・・これは  当たり前のメカニズムです
従って、右足側は疲労して「痛み」を出すようになります

ですから

症状は「右側」の「痛み」となって現れます


体の右側の痛みの、原因は左の消化器に原因があるのです
ですから
治療は「痛い右側」ではなく
「胆嚢」と左側の消化器に行います
すると、右側には何も施療をしないでも、右側の痛みは消失します
なぜなら
胆嚢の機能不全=こそが「原因」で左側の消化器の炎症を起こす
からなのです。


日本カイロプラクティックセンター厚木