●今回来院された方は、踵が痛いとおっしゃって来ました

もちろん、整形外科には行ってきたそうです=異常は無いという診断だったそうです。
(異常があるからわざわざ整形外科にいったのにね・・・特に痛み止めも出なかったそうですいわゆる迷医ですな・・)

足の裏には4層の筋肉があり、最下層は「足底筋膜」という強い繊維製の膜になっています

その「足底筋膜の踵部分」の停止部の下に「踵骨後部滑液包」というクッションの役目をする「濶液」という潤滑液の入っている小さな袋があるのですが、

その濶駅の入っている袋が破けてしまい、
体重が踵の骨に直接に罹ってしまうので、踵に痛みが出てしまったのです
この症状を「踵骨下滑液包炎」と言います


数回、治療をしたのですが、痛みは減じていくものの、完全には痛みの消失が起きません

そこで  「ひょっとしたら・・・・」

☆直感が来ました。

これはアキレス腱炎ではなかろうかと、考えて、アキレス腱を触診してみると
やはり、がちがちになっていました。

 しかし、アキレス腱にも踵骨後部滑液包炎 には異常がありません
 踵骨後部滑液包炎はふくらはぎの筋肉を酷使した時に起きる症状で、アキレス腱に極端な負担がかかった時に起きます


これは、どちらも、スポーツだけではなく、
つま先で突っかかり転びをするとよく起きます

私も一回やった経験があります。

スポーツでも起きますが、この方は60才を過ぎていますから激しいスポーツは可能性がありません。

なので、経験と直感の問題です。

踵骨と距骨関節、足根骨のすべて足根骨の関節を緩めて
アキレス腱を特殊な方法で緩めてあげると・・・

痛みがなくなりました。

めったに無い症状なので、さすがの私も一回では治らず、直感が来るまで五回ほどかかりました。

この症状は二人目ですが、うまく治りました。
どちらの症状も、触診と知識があれば治すことができます。

日本カイロプラクティック厚木センター厚木