今日の患者
背中の左肩甲骨の下の脇=菱形筋の部分がとても痛いそうです

ちょっと動くだけで「うー っ」と呻いています

脊柱を触診すると、PC作業をする人、特有の、歪んだ脊椎で、生理湾曲が失われて、上部胸椎のP=(猫背)になっています

しかもひどく固まっています

そして腰椎もひどい後彎=Pになっています

P=ラテン語ですPOSTELIOR後方の意味です カイロプラクティックは世界共通のラテン語と英語を使用します

後ろ無向きに治療テーブルに座ってもらい 肩甲骨の可動性同棲をチェックすると左の肩甲骨は全く動きません

右の肩甲骨もかなり,硬くなっていますが、多少は動きます

鎖骨の可動性をチェックすると、左は少しだけ動きますが
右側の鎖骨と肩甲骨は全く可動性がありません


鎖骨は肩甲骨の回転軸の機能を持ちます=ことですから「鎖骨」を動かすことが肩甲骨を動かす条件になります
「肩甲骨」が体幹上で自由に動くことによって「腕」が動かせるという条件になります=なので「鎖骨」が動かなくなると「肩甲骨」は動かなくなります、すると、「腕」は動きにくく、挙げにくくなります


そして

「痛み」が発生します




これだけ固まっていれば痛いはずです(納得・・・)

まず
右側の肩鎖関節の矯正をします=この矯正は「鎖骨」の動きを改善する矯正法方です
するとやや、十分ではないか゛肩甲骨は動き出しました

左側も矯正します

左肩甲骨は一回の矯正で、綺麗に動きだしました

右側は、まだ動きが不十分なので
もう一回、鎖骨の矯正をします

動きました。

そして脊椎の矯正
骨盤の矯正
足の矯正


あとはLFをかけて疲労の除去
以上で治療は終了です

全ての動きは正常になり

神経系の働きも改善され

痛みはなくなり

積み重なった疲労は解除されて

全ての可動性を取り戻しました

以上で
カイロプラクティックによる治療は終了です




「ここで、ちょっと解剖学・・」

まず「腕」ですが、

「腕」は「肩甲骨」に止まっています=というか、「靭帯」によって関節して付いて居ます
つまり「腕」と肩甲骨はセットになっています

「肩甲骨」は「鎖骨」によって胸の前にある「胸骨」に関節しています
その「鎖骨」は、肩甲骨の関節突起に関節しています

つまり
「胸骨  鎖骨  肩甲骨   「腕」
という具合に関節構造なっています


●肩甲骨と腕、鎖骨はただ、一か所=胸鎖関節だけで「体幹」に付いて居るのです

ですから「腕」の疲れや負担はすべて「肩鎖関節」の一か所に集中します

「肩鎖関節」には「上部僧帽筋」「大胸筋」「三角筋」「頚筋群=首の筋肉のすべて」などが作動筋としてついて居ます。
腕が疲れると、その疲労は「首と肩」に来ます「鎖骨下筋」「広背筋」菱形筋」「小胸筋」「棘上筋」「棘下筋」などの「肩」に付着するすべての筋肉に疲労をもたらします

「胸骨」と「鎖骨」は主に「大胸筋」の疲労硬縮によって可動性が失われます

「鎖骨」が大胸筋、鎖骨下筋、僧帽筋、などが疲れて「固まって」しまうと
これらの筋肉によって

「鎖骨と肩甲骨」

可動性が制限され、失われます=この時点では腕の挙上障害 つまり「五十肩」といえます

「鎖骨」は胸鎖関節と肩鎖関節でつながれています「腕と指」は野菜を切ったり、字を書いたりする道具としていわば「先端器具」にとして機能します

つまり
指が最初に疲れます
「指」を動かす筋肉は「前腕」の中にあります。「前腕」の上が「上椀」です。

そして

「上腕」の上に「肩甲骨」があります

これが

「指」 「前腕」  「上腕」  「肩甲骨」  「体幹=肩の筋肉」  「背中の筋肉」されらに  
「腰と骨盤の筋肉」そして   「足の筋肉」

と、

つながって「連動して」います

「指」を動かすのに最初に必要なのは 「体幹「を支えるための 土台となる「脚の筋肉」なのです

最初に指の疲れがあり。 
その指を動かす「前腕」の筋肉が疲れて固まると、
「上腕」「肩」「肩甲骨」などが次第に疲労によって固まって動きにくくなっていきます



通常は

極端な「重量物」の取り扱いとか
激しい筋トレ、などをしない限り、

これらの筋が 
指や首、肩、腕の

「作動不良」

を起こすほど「固く」なるほど疲れることはありません=なぜならば故障を起こすことの無いように
「指」を
過剰に動かして故障を犯すという、危険を回避する 大脳と脊髄神経系の中に存在する「安全装置」が作動するからです

「指」がしびれたり
動きが悪くなったりするのは=この 「ソフトウェア」 の働きなのです



何故?

普段そんなに使わない筋肉が、腕、首、鎖骨や肩甲骨が動かなくなるまで固くなるのか?

この原因は

まず、第一に
PC作業などの 限度を超えた「指」の使い過ぎです・・・・・・  あなたの限度を超えた、働きによって
=儲かるのは「会社」そして「故障して傷む」のは「あなた」です




★昔の格言に「ただで働くバカは居ない」というのがあります、

お金「報酬」にならなくて身体が壊れるほど、働くのですから、「ブラック企業」は「あなた自身」ではないですか?

 大変、失礼ですが=私に言わせれば=ただの「バカ」ですね




さて その続き
そして、その作業をするときの「姿勢の悪さ」です

この「姿勢の悪さ」が決定的に「骨格」と「筋肉」「骨格が歪むと血管やリンパなどの脈管系と神経系」にダメージを与えます

そして第二に
ストレスです

人間は非常に「ストレス」に弱い生き物です
 
それは

動物も「ストレス」には大変に強い反応を起こします=ペットを飼っている人は良く知っているはずです

大脳皮質が発達した「人間」はもっと反応が激しくなります

しかも

「故障を防ぐための、「安全装置=生命維持装置」を無視してまで体を酷使するのは、
はた目から(会社から)「よく見えてほしい」という「欲目」


いきなり解雇されないようにするための  ある種の「自己弁護」ではないでしょうか?


昔は会社に「終身雇用」の「義務」が立法化されて60才まで働く人を守る義務がありましたが今では「法律」が変わり、

三か月分の賃金を払えば、理由が無くても、会社都合だけで即刻「解雇」する権利が立法化されています




「私がやらないと仕事が終わらない」
と  こういった患者さんは、よく言います

もし
三人分の仕事をこなす有能なあなたがその会社を「辞めたら」

会社はほかの人を必要なだけ四人でも五人でも人員を「雇用」して穴埋めします



必要なのは
解剖学より

精神医学だと思います。

今回は、ちょっと、きつめの  ブログでしたね。

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