77歳の変形性膝関節症

膝関節が変形しているので、「人口関節」の手術をしましょう・・・
という話が整形外科の医者から出ているそうです

「人口関節」は絶対に嫌だというので、友人からの紹介で 当院に来院したそうです


最初に、各種の可動域検査、神経学テスト、誘発テストなど、整形外科テストをします。
検査の結果は、膝は少し腫れが来ていますが、いわゆる「ひざ痛」の範囲です

正座は痛みのために10度くらいの間隙があります、完全に正座は無理の状態です
大腿骨と下腿骨とのズレ角度は、約2mm程度です、「変形性」と呼ぶには、石灰化もまだ起きていないし、半月板の変性,もまだまだ、手術するには、程遠い、「正常」の範囲です

ただ、単に、歩くときと、座るときに痛みがある=という、程度なのです

歩行テストでは、やや跛行になっていますが、まだまだ歩ける範囲の「ひざ痛」と言えるでしょう

これで手術 という話は、一般常識から、その整形外科医は、基礎医学の程度からかなり逸脱しているようです

整形外科医としては、手術の症例を多く積んだ方が「有名」になれます。だから、少しでも、人工関節の可能性かある人には、前後の見境なく、「人口関節」の手術を勧めます。

「他の女性の場合」でも、同様の事件がありました
おなじ膝痛でも、先月来た他の女性は、昨日会社の階段を上がった時に、少し膝が痛かったので、近くの整形外科へ行ったらば、

いきなり

「来週、人口関節」の手術をしましょう

と言われて、逃げてきたそうです。
これ、実話ですよ・・・
「整形外科」‥…怖いですねー・・・