64歳の男性です
「左腕が挙がらない、あげると痛い、夜も寝ていると痛くて何度も目が覚めてしまう」

という愁訴で来院しました
一般的には、五十肩と呼ばれる「肩関節炎」または「肩板炎」と整形外科で診断されるタイプの症状です、 この症状の原因は実に多岐に渡り、発症のきっかけはその患者の生活や仕事、食事、等と色々です

上腕骨の挙上障害は、発症の原因を突き止めないと、中々改善しません、

 この男性の場合は、左側の全身が骨盤から首肩に至るまですべて固まっていました、筋の過緊張を探っていくと、左の奥歯の顎関節が中心に固まっていました

本人に問診してみると、肩が痛くなったのと、左奥歯が痛み出したのと、殆ど同時期である事が確認しました、

歯の治療の具合を聞くと、親子三代に渡る近所の歯医者とそのほかに三件歯医者を回ったが、歯と肩の痛みは関係ないと言われたそうです

四件目の歯医者で経験のある歯医者だけが「もしかしたら関係があるかも知れないからと、カイロプラクティックを薦められたそうですどこの医者も、まともな医者は少ないものですが、医者になってからも勉強をする、本当に患者の心配をするまじめな医者も居ます

この歯医者も人間の体の構造医学と神経学の知識が有ったらしく、三叉神経と頸神経の関係から、歯の痛みが、肩こりや、腕の挙上障害の原因に関係することくらいは、神経学をまじめに勉強すれば、この道の者であれば常識です、


皆さんも、歯が痛くなると肩がこったりするのは経験があると思います、

この患者も歯の痛みが原因で最初は左首と肩の凝りだけだったのが体の左側の筋肉がすべて凝って、左の骨盤が固まってしまい、
(腕の挙上には骨盤の回転が連動機能として絶対条件なのです)

そして、左側の骨盤が固まって回転しなくなってしまう原因は、左奥歯が原因で消化不良に拠るS字結腸の炎症による「内臓体性反射」によって左の腹部を中心に骨格筋が「保護反射」によって固まってしまう結果、

左骨盤の回転機能不良が発生して、これが左腹筋群、左胸郭の上昇機能を障害し、腕を挙上させる三角筋と上部僧帽筋の負担となって、三角筋炎が発症し、さらに長い期間を経て、挙上障害となってしまったのですしたがって治療の方法は゜原因の除去」が原則ですから、知り合いのうまい歯医者を紹介して三つに割れてしまった奥歯を抜歯することにより、左肩の痛みは、80% 消失するという結果になったのです

人間の身体とは、手も足も内臓も頭も全てで「人間」という ひとつの生命体」を生化学反応によって生命を営んでいます

ですから、歯と、肩は当然「連動」しています

しかも「歯」とは消化器の一部ですから内蔵の全てに影響を起こします

内臓は生命を存続させるためのエネルギーの転換機=コンバーターなのです

内科は歯科の知識無く、整形外科は内科の知識無く、脳外科は整形外科の知識無く、それぞれが喧嘩して譲り合いとお互いの知識情報を譲り合いをしません、これがアメリカより20年も日本の遅れた医学の姿なのです

カイロプラクティックは、これらの全ての総合医学なのです


痛みや、各種の症状とは何らかの原因がもたらす「結果」なのです、
 
ですから当然、その症状を発症させる「原因」が、痛みを出す部分と違うところに有るという事を発見して「痛み」出すという「原因」を除去すると、痛みを出す症状は自己治癒力の発動によって「消失」していくのです

「日本カイロプラクティックセンター厚木」