? 「ひねくれた、腰痛」
昨日の患者です

主訴は「腰痛」、
そして立っていると、「足が片方短いような気がする」ので
「骨盤がずれているのではないか?」
というものです

「はははは、確かに片方の足が短くなっているし、骨盤もかなりずれていますねー」
と、またまた、笑ってしまいました、(すみません、、、)
というのは、入って来た時に、
すでに姿勢分析をしているからです

診断の第一歩は、患者の姿勢分析と各関節の可動域や、歩行バランスを診ます
歩き方=左右均一の足の動かし方を、まず診ます

それから
左右の骨盤[腸骨]の可動性
歩行時の肩の振り方です、(人間の歩行は)二本足で『歩く』という不自然な動きがあります=鳥族=鳥類は、鶏も含め、頭を前に突き出しながら、身体のバランスを取って『二足歩行」を行います

{鳥類}は、骨盤を左右に動かして、「歩行バランス」を取ることが出来ない構造のため、(調子取り歩行)
頭を前後に振って「調子取り歩行」を行うのです

ペンギンは、この限り非ずでして、首を振らないが、動かない腰の全体を身体ごと、左右に振り歩くのです
骨盤の固まっている女性(内臓や子宮内膜症が潜んでいる)は、この、「ペンギン歩き」をします

人間は、この「骨盤」の回転性が優れているために、二足歩行の「ブレ」を骨盤の前後への「回転」で補います、そしてさらに、腕を「反対側」に「交互」に振ることによって、より、安定した、上半身の「歩行姿勢」を作ることが出来るのです

ところで、「腰痛」の人は、まずこの「腰」に問題があるために、腰回りの筋肉が硬縮しているために、
十分な、腸骨と仙骨の回転が不十分になるため、「代償性」の動きが生じます

良く、若い女性は、お尻をセクシーに、プリプリと振りながら歩いていますが、あれは、骨盤に問題がないために、「骨盤の可動域」が正常に保たれているがための「自由歩行姿勢」なのです

OLさんなどは、毎日、「コーヒー」、を飲んでいるために、カフェイン硬縮(生理学的化学反射)が発生して、腰回りの筋肉群は、固くなってしまい、腸骨は可動性を失います=ですから、肩も腰も動かずに、足だけで、無理な直立姿勢のまま、殺気立って「カツカツカツッ」と早歩きをしています

また、男性でも、肩を左右に振りながら歩いている方も居ます、それは『まるで、グレている』ような
歩き方に見えます

実はこれも、腰を痛めている人の、独特の「代償性、」歩行姿勢なのです
仕事で腰を痛めたために、腸骨の、回転能力が低下してしまうので、代償性で、肩を左右に振って、「調子取り歩行」をしているという訳です
(まぁ、中には、やくざ映画を見て、肩を威嚇のために振りながら歩く人も、若干いると思いますが、、、)

そんなわけで、治療は、診療室に入ってくる時からすでに始まっているのです