ひねくれた腰痛の 続きです

症状の確定診断は、「問診」と「触診」「モビリゼィション」「筋力検査」「神経反射テスト」「AK=アプライドキネシオロジー=テラピーローカリゼィションテスト=略してT、Lテスト」などを行い、より、正確に、?症状の実態を解明していきます

姿勢検査においては、直立の「グラビティRhine」を矢状面と側面から見ます
骨盤の約30度と言われる「基底角」
腸骨の開き具合、または閉じ具合と仙骨の捻転
腰椎の生理湾曲=後弯の場合は、その理由
胸椎の生理湾曲=以上の場合は、その理由
そして
第一胸椎の位置=第一胸椎は「頚椎と頭部の基底角」と言われています=首の基底角を診ます
さらに、頸椎の生理的前弯を診ます

そして、後頭骨がしっかりと首の骨に乗っかっているか?=第一胸椎の基底角が保たれていないと、首やあごの「突出し姿勢や猫背姿勢」になります=このような場合は、「ストレートネック」と呼ばれる生理湾曲の喪失した頸椎となります(整形外科医はストレートネックになる理由を知りません=知識不足)

骨盤=仙骨の基底角の30度が保たれないと、生理湾曲が失われて「ストレートネック」になります=−これも代償性です

整形外科も、もっと、構造医学や、キネシオロジーを勉強すれば理解が出来るのですがねー、、、
昔と違って今は、とても素晴らしい教書がたくさんあります

さて、
胸部では[肋骨]と「胸骨」の異常を診ます(内臓に問題があると腹筋の筋性防御の作用で腹筋の停止部である胸郭が牽引力によって固くなります)

さらに下腿の可動性と障害部位、
股関節の回転性など、、、

そして、骨盤の回転性と各方向への可動域を診ます
このようにして、身体のいろいろな部分の異常を発見して、その異常がどんな原因から発生してるのかを
推理して、病態の把握をしていきます

異常の体位、或いは異常な姿位、姿勢等は「正常に非ず」=つまり、健康でまったく異常の無い人の身体に比べて、「何処が、どれだけ、異常」なのかを比較対象
していき、その「異常な部分」を発見していくのですが、「本来の健康な成人の身体と生理的諸機能」 が分からないと、正常、非正常の判断がつかないわけです

ですから、「健康時に置ける正常な機能」とは、どんなものであるかを熟知していなければなりません

すなわち、運動機能、生理機能など、神経学、生理学、運動生理学、キネシオロジーなどの専門知識が必要になる訳です、
、現在ある痛みというのは、「表面」に出ている、「結果」の一部分にすぎません

「痛い部分、とは、「原因」ではない事が理解できないと、病理学的結果である「痛い部分」ばかり触ろうとします
病院で、出る薬も「痛い部部」への対処療法として「とりあえずお薬を出しておきますねー」的な処方がなされます

「痛い部分は「原因」ではない」ので、いくら触っても、薬を飲んでも治りません
「痛くなる理由」という病理学的理由というものがあって、
「痛みという結果」が出る訳です

ですから、「施療は「原因」の方に対して行わないと、「痛み」は消失しないというわけです(名医は原因を見抜いて、その原因に効く薬を処方します)
大切なのは、「痛み」をもたらす、原因となる、各種の「既往歴」などや、「内臓の不調」の原因の食事の内容から、食習慣、私生活、仕事の内容によって、身体に異常な「負担」がどのような経緯で掛って、傷病に至ったか?
ということです

腰痛というのは、解剖学的に人間の構造体では、普通の生活ではどんなに重いものを持っても身体にかかる「負担」では発症しないように作られています
「人体への、負荷過重試験というのを行った記録があります=脊椎骨と椎間板の耐圧試験です=結果は、上からの圧力では、椎間板は耐え、脊椎骨が圧力で先端から破壊されていったという結果が載っている、専門書の記事が有ります」

そこにはいろいろな生理的、構造学的、内科学的、神経学的な要因が。「生理機能」を上回って、身体の生存、細胞の再生能力を超えて、健康に戻れなくなったときに、「痛み」あるいは「傷病」が具体的な傷病として、発症に至るという過程が存在します

その「発症」に至る過程が、その症状を観解に変化させる『キーポイント』になっていくのです
ですから、「今、現在ある痛み」は「傷病」を引き起こす『結果』という事になります

したがって、痛みを引き起こす『原因』を発見していくことが、治療のポイントになる訳です

たとえば、下腿を引っ張ってみると、体幹の伸展機能の障害の部位が浮き上がって診ることが出来ます
既往歴で、問題があると、体幹の軸に「歪み」が発生して、各種の異常な症状を引き起こします

要は、視診゛においても、モビリゼィションテスト、神経学テストでも、
「その異常を見抜く目」

を持っていないと、検査しても、何もわからないということです(知識と経験値)=
病院で行ういろいろなテストでも、その医師の知識と技量によって検査に異常を発見することが出来ないという経験は、みなさんよくあると思います、
このような「医師の知識不足。技量不足による誤診」
が良く新聞などでも報道されています、当院の経験では、医師のあるいは、病院の診断の約40%くらいが、再検査をしてもらうと誤診が出てきます
(医師の診断に現在の病理に合わない診断の場合は、再度、違う病院での再検査を患者さんにお願いしています=レントゲンのコピーも、頂いています)

下肢長の差は、骨盤の状態と、過重側で大きく変化します

Chiropracticではよく下肢長の違いや「骨盤の転移=ズレ」などを最初に診断の基準にしますが、「なぜ?下肢長の変化が起こったのか?」という、プロセスの解明をしようとしません
というより、
ひょっとしたら「下肢長の変化」や「骨盤のズレ」が起こる理由を考える能力が欠如しているのかもしれません(神経学、生理学、内科学の勉強不足と思われます)

また、腰椎が『サブラクセイション』=腰椎の転移性、或いは、回転性の変位』は何故おきるのか?
という原因の究明をせずに、(原脊椎変性の場合=結核腫瘍など=は厚生省から施療の禁止指示があります)
ただ、この骨が「ズレ」ているから矯正します

という、
ただの「矯正屋」が多いのは事実であり、やはりこうした無知な傾向が、整形外科などから指摘されています

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