耳鳴りと、難聴めまいは同一の原因から発症します


まず、解剖学的に説明しましょう

頭蓋骨は約27個(実際には、もっと多い)の骨が「組み合わさって」構成されています

前頭骨 x1
頭頂骨 x2
側頭骨 x2
後頭骨 x1
上顎骨 x2
涙骨 x2
下顎骨 x1
蝶形骨 x1
口蓋骨 x2
鼻骨 x2
下鼻甲介x2
頬骨 x2
篩骨 x1
鋤骨 x1
舌骨 x1
耳小骨 x6
 
これらの細かい骨がジグソーパズルのように「縫合」という関節で構造されてい居ます

そして、これらの頭蓋骨をたくさんの筋肉が覆っています

この頭蓋骨を取り巻く筋肉が疲労で、腕や腰の筋肉と同様に疲労によって固まっていきます
すると、頭蓋骨の動きは障害されて動けなくなります

頭蓋骨が「動く」という、言い方は、奇妙に聞こえると思いますが
人間の身体は約60%が「水」で出来ているということは、聞いたことが有ると思います

人間の身体の中は、この「体内水分が潮(うしお)のように流;れ、脈動を起こして居るのです
この、体内の「水の動き」を、カイロプラクティックでは
「体内呼吸」=あるいは「体内波動」と、呼んでいます

実は、体内の、この「みず」というのは、生理学では
成人男性の全水分量total body water 体重の役60%を占める
女性や肥満者の場合は水の含有量が少ない死亡の割合が大きいため、全水分量は、
55%と少なく水分の他はタンパク質、脂肪、塩類根などで構成される

細胞内液intracellular fluid と
細胞外液 extracellular fluid に二分され、

細胞内液が40%
細胞外液は20%
血管外の細胞間質液15%
血漿は5%

これらの「みず」の役割は生存に必要な「ホメオスタシス」=生体内環境を維持
することに有ります
つまり、人間の身体は、この細胞外液と
細胞内液の流動によって、グルコースや栄養、酸素を運び、
老廃物や尿素CO2等を運びだす
という役割をしています

血液は、免疫と、酸素の運搬を主にしています

身体がゆがんだり、筋肉のコリなどが、この「みず」の流れを阻害します

頭蓋骨は、この゛「みず」の流れと頭蓋骨と脊椎の中を流れる
「脳脊髄液」の流が最も重要な場所です

頭蓋骨の周りの筋肉が固まると、
この

「みず」の流れが悪くなって、色々な障害を起こします

特に、首を支える筋肉が疲労によって固まってしまうと
側頭骨の「乳様突起」に停止する、首の筋肉は

聴覚と
視覚
平衡攪
に歪みを起こします