変な「ヘルニア」
患者は、まだ若い20才の男性です
2週間ほど前から、左足が痺れだして、整形外科へ行ったところ、、X線で第五腰椎が潰れて、坐骨神経を圧迫しているための、ヘルニアからくる足の痺れという診断だったそうです
いわゆる、「坐骨神経痛」というやつです

しかも、20歳で!
20歳で「ヘルニアと坐骨神経痛!笑、、、」

笑っちゃいけませんよね、痛いんだから
しかし、20歳でね〜。

ここ2週間は、足の痺れよりも、腰痛がひどくて、会社も休んでいると言います
今日は、当院での治療の後、MRIの検査だそうです

「ヘルニア」の原因については、今までもたくさん書いてきているので、このブログを読んでいる方は
「ヘルニア」は単なる「結果」であって、腰が痛くなる要因は、そのほとんどが内臓疾患を
「原因」とする

「内臓―体性反射」
によるものであることくらいは、覚えていると思います
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これは、内臓に炎症が発症すると、その内臓を守るために起きる「筋性防御」という現象で、内臓と腹部腰部の周りの筋肉に内臓の炎症による反射硬縮が発生して、結果的に「腰痛」が起きる。 というものです

「筋性防御による「ヘルニアの発症」この仕組みは、内臓=下部消化器=特にS字結腸が多いのですが、(大腸癌もこの部分が90%以上)この-S字結腸の下には大腰筋という「インナーマッスル、内骨格筋があり、しかも、この筋肉は腰椎から直に生えている。この筋肉が反射で「硬縮」を起こすために「椎間板」が継時的に潰れ続けて、やがて「ヘルニア」になる=というものです
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「S字結腸の下には「大腰筋がある」

変なヘルニア、その一