20121228-__________________.jpg
これは

腕を挙上するときの「連動」を説明した絵です

1=上腕の180度の挙上状態
2=肩甲骨は上腕骨の挙上時に、上腕骨頭の下に潜り込みます、肩甲骨は、上昇、外転をするために、頸椎は反対側へ、「側弯」をして肩甲骨の挙上の邪魔にならないように「しなり」ます
  この、頸椎の側弯という、可動性が無いと、健康骨は、じゅぶんな上昇が出来なくなり、上腕骨は180度の挙上が出来なくなります
3=上腕骨が180度の挙上をすると、「鎖骨」がクランク運動をして、「胸鎖関節」を支点に肩甲骨は上腕骨の下へもぐりこむような動きをして、肩峰と、上腕骨頭が衝突するのを回避する独特の運動を   します
4=肩甲骨は、上昇、内転をするので、肩甲骨の上角がT1とT2の部分で反対側に入り込みます、この、肩甲骨の上角の動きの邪魔にならないように上部胸椎は反対側へしなって、肩甲骨上角が反対  側へ入り込むスペースを作るために上部胸椎は「側弯」します
  T3〜T5は、肩甲骨の内側縁に起始する菱形筋に引っ張られて、挙上側へ側弯します
9=はこれらの「代償性」によって、荷重は、挙上側の反対側に移動します
  これは、非常に面白い現象で、「左手」を挙上すると=荷重は「反対側」に移ります
  ここで、試しに、挙上した、左手の側へ、「わざと荷重」してみると=左手は、十分に挙がらなくなります(無理やり、挙げることも、健康であればという条件下で、可能ですが、、、)
耳鳴りと、難聴めまいは同一の原因から発症します


まず、解剖学的に説明しましょう

頭蓋骨は約27個(実際には、もっと多い)の骨が「組み合わさって」構成されています

前頭骨 x1
頭頂骨 x2
側頭骨 x2
後頭骨 x1
上顎骨 x2
涙骨 x2
下顎骨 x1
蝶形骨 x1
口蓋骨 x2
鼻骨 x2
下鼻甲介x2
頬骨 x2
篩骨 x1
鋤骨 x1
舌骨 x1
耳小骨 x6
 
これらの細かい骨がジグソーパズルのように「縫合」という関節で構造されてい居ます

そして、これらの頭蓋骨をたくさんの筋肉が覆っています

この頭蓋骨を取り巻く筋肉が疲労で、腕や腰の筋肉と同様に疲労によって固まっていきます
すると、頭蓋骨の動きは障害されて動けなくなります

頭蓋骨が「動く」という、言い方は、奇妙に聞こえると思いますが
人間の身体は約60%が「水」で出来ているということは、聞いたことが有ると思います

人間の身体の中は、この「体内水分が潮(うしお)のように流;れ、脈動を起こして居るのです
この、体内の「水の動き」を、カイロプラクティックでは
「体内呼吸」=あるいは「体内波動」と、呼んでいます

実は、体内の、この「みず」というのは、生理学では
成人男性の全水分量total body water 体重の役60%を占める
女性や肥満者の場合は水の含有量が少ない死亡の割合が大きいため、全水分量は、
55%と少なく水分の他はタンパク質、脂肪、塩類根などで構成される

細胞内液intracellular fluid と
細胞外液 extracellular fluid に二分され、

細胞内液が40%
細胞外液は20%
血管外の細胞間質液15%
血漿は5%

これらの「みず」の役割は生存に必要な「ホメオスタシス」=生体内環境を維持
することに有ります
つまり、人間の身体は、この細胞外液と
細胞内液の流動によって、グルコースや栄養、酸素を運び、
老廃物や尿素CO2等を運びだす
という役割をしています

血液は、免疫と、酸素の運搬を主にしています

身体がゆがんだり、筋肉のコリなどが、この「みず」の流れを阻害します

頭蓋骨は、この゛「みず」の流れと頭蓋骨と脊椎の中を流れる
「脳脊髄液」の流が最も重要な場所です

頭蓋骨の周りの筋肉が固まると、
この

「みず」の流れが悪くなって、色々な障害を起こします

特に、首を支える筋肉が疲労によって固まってしまうと
側頭骨の「乳様突起」に停止する、首の筋肉は

聴覚と
視覚
平衡攪
に歪みを起こします