鼠径部の動脈絞扼は、心臓の拍動によって、大腿動脈から下腿動脈から下肢全体と、足底動脈へと邪魔があっても、流れていきますが、
各部の細胞へ.酸素を届けるという役目が終わると、血液は静脈へと流れを変えて、下肢を逆流して、大腿静脈から、腹大静脈へと、戻るのですが、そこに、「鼠径部=鼠経靭帯」という、厄介な隔壁があって、これは、内臓に便秘などの異常があると,小腸、大腸はかなりの重さがあるので、「腹腔内部」から,「腸や子宮」の脱出を防ぐために、腸骨と恥骨の間の隔壁である、鼠経靭帯を締めて、内臓の落下を防ぐために、「鼠経隔壁」はガチガチに固まります。
動脈は、心臓からの、拍出力と引力によって、簡単に下腿全体に、落ちていきますが、帰りは、心臓に戻るための動力が無いので、唯一、その代わりをするのが、下腿三頭筋=すなわち「ふくらはぎのポンプ作用」のみになります。
静脈瘤が起きる人は、足がだるいので、あまり歩かないのが特徴です。
そして、立ちっぱなし!
という特徴があるので、血液は、下腿に溜まるばかりになるのです。
かくして、しかりしこうして、「静脈溜」になっていくわけです。
静脈瘤は「痛み」があまりないので、医師に指的されない限り、自覚することは、あまりありません。
下腿部分にひどい、静脈のうっ血が、発生すると、病院では、腫れ上がった、静脈を途中で切断して、引っこ抜いてしまします。
まあ、
これで、一応、目立つ、腫れ上がった、静脈が見えなくなるので、「これで良し!」
ということになるのですが、「静脈溜」が治ったわけではないことくらいは、ここまで読んだ人には、容易に想像できると思います。
問題は、「静脈溜」を起こす原因になった、「鼠経靭帯」ですから、
原因を放置して
結果、である、腫れ上がった、下肢の「静脈」を切断、抜去するという、ことを医師は、するわけです。
「静脈溜」を起こすほど硬くなった原因の、「鼠経靭帯」を何とか、しないと、マズイ と思いませんか?
11/7
続く