「インストラクター物語」
ヨガのインストラクター
ヨガのインストラクターなんですが、身体中が壊れているので、治してほしいといって女性が来院しました。
問診表を書いてもらいながら、どんな具合ですか?と、症状を聞くと、いきなりバッグから、メモを取り出して、私に見せてくれます。
整形外科の診断の写しらしいです
『胸郭出口症候群』『手根菅症候』『頸椎後湾症』『脳脊髄液減少症』『うつ病』『慢性腰痛症』『耳鳴り』『緊張性頭痛』『めまい』『耳管閉塞』
凄い凄い!、
これだけ自分の症状をまとめ上げてメモしてくる人は、殆どいません。
つまり、あちこちが痛い人でも、なぜ痛いのかとか、原因や、症状の状態を病院に行って詳しく聞いてくる人は殆どいないものです。
まず両腕が挙上すると肩が痛い。
小紫が慢性に痛い、→(いつ頃からいたいのですか?) と問診すると、子供の頃からと言います
。膝も足首も両方痛い。
首と肩の筋肉が毎日痛い
。特に左側の肩甲骨と肩=上部僧帽筋部分年中、
偏頭痛がする。
めまいがしてひどい時は吐く。
いつも耳が詰まっている感じで音が遠くから聞こえる感じがします。
左の足首がおかしい、何かいつもぶらぶらして、左足だけで立ちにくい。
背中の筋肉も、カチカチで、上手く反れないし、動きにくい。
一度入院したが、症状が直ぐにもどってしまった。
そして子供の頃から開脚ができない。
(どのくらい開かないか、見せてくれますか?)
治療テーブルの上で開脚をしてもらうと、(思わず、ぷっ! と噴いてしまいました、いくら開きづらいと言っても、ほぼ40度くらいです)
ううっ・ ・・・・・・・・・・・・・ξμψ
(この体でヨガのインストラクターをやっているんですか?)
「昼間は会社員をしていて、夜は3本くらい、あちこちでやっています、7時くらいから、10時まで、、、、、」
(それって、会社が終ってから一晩にジムを3件くらい回ってインストラクターをやって居るという意味ですか?)
「そうです」。
(ギョギョっ、凄い体力!)
(でも、ヨガって、開脚がメインメニューじゃないんですか?)
『開脚のメニューは出来るだけごまかしています』
うはははははははっ(失礼ですが受けてしまいました)
本人も、あはははははーっていう感じの明るい方です
さて、治療ですが、これが凄く面白かったので、次回に書きます