先週のトレーニングでは、三武洋子先生のレッグプレスは
「230Kg」をマークしました

筋トレにはいろいろな目的と、色色なトレーニング法が有りますが
230Kgのレッグプレスは男性でもかなりの筋力を必要とします

何故、小さな女性の、三武先生が、こんなに重いウエイトをレッグプレスで上げられるのか、不思議に思う人が多いと思います

コツは
呼吸法と神経系の「促通」に有ります

筋肉が大きな筋力を出す時は「大量の酸素」を必要とします

筋肉内のATP分子が酸素と結びつき
AT=アデノシン+3個のP=リン
この分子の1個のPと酸素が結びついて炭酸ガスと水に分解しますが、この時に「筋力」が発生するのですが
一回のエネルギーの産生に、大量のP分子を燃焼させることはできないので
呼吸で筋肉内部に大量の酸素を蓄積するのです

「要」はP分子に大量の酸素を結び付けさせればよいわけで゛す

最近の経済者車と同じシステムです、ガソリンは少なく、そして、酸素を大量に使用して「馬力」を出す方法です=昔は、「ターボチャーヂャー」というのを使いましたが
今は、車の「脳」=コンピューターをリセットしてあり、少ないガソリンで、長距離を走れるようにしてあるわけです=一滴のガソリンに大量の酸素分子を結ばせるというシステムです

ですから、重い重量 を挙上するときは
特殊な呼吸法を使います
それは、フリーダイビングで使用する

ハイパーベンチレーション
という方法で、体内に大量の酸素を蓄積するのです

そして、
意識は

「火事場の馬鹿力」

というのを、意識によって、潜在的な力を、発動させるのです

「重い!」=と思うのも、意識です
「このくらいあげてやる!」と思うのも意識です

一度、重い!、と思うと、「脳」がセットされてしまい、それ以上は重い物は上がらなくなります

ですから
重くないッ!、と、「脳」に思い込ませれば、重量に対する「意識」は「リセット」されます

「重い」と思うのも「脳」の錯覚です
「重くない」と思うのも「脳」の錯覚です


訓練すると70才のおばあさんでも50Kg位のものは持ち上げる事が出来ます

先月も農家の70才のおばあさんが、台風の前に、お米の刈り取りをやらなければならないと言って、3日間、毎日、30Kgのお米の俵を200個づつ、軽トラックに毎日運んだそうです

当然、後が大変です
一年分の「エネルギー」を3日で使ってしまったのですから
当然

「疲労性のぎっくり腰」になって来院したわけです

「意識」と酸素のは供給システムを、利用すると、小さな女性の三武洋子先生でも
飛んでもない重量が上がるというわけです

これが「運動生理学」です