ではどう止めるか?


一般的な民間療法として、理論的に言うと、非薬物療法(身体刺激療法)としては反射弓の求心路を刺激して抑制するタイプの方法が多い要です.

・ 舌の牽引=舌を引っ張る
・ 外耳道圧迫(舌咽神経咽頭枝領域の刺激)=指を軽く耳孔に入れる=深く突っ込まないでください

・ 暖かくしたスプーンによる口蓋垂(のどちんこ)の圧迫

・ 綿棒による咽頭刺激=これも(のどチンコへの刺激法です)
・ 水でのうがい=止まるまで行う=結構きついです

・ 氷水を飲む=中には効く人も居ます

・ 砂糖を飲む=殆んど効きません(笑)

・ レモンを噛む=これも効きません

・ほかの人に、大きな声で、びっくりさせてもらう?=意外と効きます=呼吸反射経路の  緊急反射で=びっくりすると=息をのむ!=というやつです
  ただし、鈍い人、特に気の強い人には効きません=逆に怒られます

●舌の牽引(ベロを引っ張る)と外耳道圧迫の有効率が高いという医学的な報告がありま す=これは案外と効 きます

●また横隔膜の圧迫刺激が良いという方法が有りまして.具体的には「膝を抱えて胸部に 引き寄せる運動」を行うというのが普通の「しゃっくり」には効果が有るようです

その他に耳鼻科の先生に聞いた、というのが有ります

しゃっくりとは
しゃっくりとは横隔膜、又は呼吸補助筋が痙攣し声帯が閉じてあの独特の「ヒック」という音が出るものです


大体は数分で治まるものですが、長続きするタイプには治療が必要なものもあります
なんと、しゃっくりの薬というのが病院には有るのです

◎呼吸法が有ります
?10秒かけて限界まで息を吸う
注意
• この時、吸うのが浅いと×
• 横隔膜を下げるイメージで
?10〜15秒間息を止める
?10秒かけてゆっくり限界まで息を吐く

注意
• この時に苦しくなっても急に息を吐かない
• 必ず10秒間は吐き続ける
?5秒かけて吸う
?楽に呼吸をする
以上です

注意
• これを行っている間にしゃっくりが出でしまったら、リセットし、もう一度はじめから遣り直してください

なぜ、この方法で止まるのか
まず、限界まで息を吸うことで横隔膜が最大限下へ下がります
次にそのまま息を止めることでしゃっくり、つまり横隔膜の痙攣が起きそうになっても
肺には空気がたくさん詰まっているので、横隔膜は動きません
空気をたくさん吹き込んだ風船をイメージしてください
その風船を手のひらで押してもなかなかへこみませんよね?
それと同じです 10秒間止めておくことでその状態が長く続きます
そして最後にゆっくりと息を吐き出すのは、
急激に息を吐き出すと肺が急激にしぼみ、横隔膜も急激に動きます
せっかく止めたのにまたしゃっくりが起こる原因となってしまいます
限界まで吐き出すのは、横隔膜に正常な動きを''覚えさせる''ためです

先ほどの「膝を抱える」というのと、同じ呼吸中枢の反射を利用した方法ですね


その他=凄い迷信的な例として・・・
『箸を頭上に逆さに立てる』=殆んど「おまじない?」

『水を満たした茶碗に箸を十文字に渡し、各区画から順に水を飲む』=これも「おまじな いですね」

前半は横隔膜への呼吸中枢への刺激と思われますが
箸を…というのは、迷信に近いと思われます。
いずれも、「これだ!」という治療法はないようです


4に続く・・・・・・