仏教では私たちの欲の中でも代表的な五つを『五欲』といわれ、
そして人間は常に五欲で動いている、と説かれています

五欲とは
【食欲】【財欲】【色欲】【名誉欲 】【睡眠欲】の五つです


【食欲】とは、食べたい、飲みたい 満腹なっても、まだたくさん食べたい。

【財欲】とは、お金が欲しい、お金だけでなく、車が欲しい、服が欲しい
   といった物欲も、この財欲に入ります

【色欲】とは、男性なら女性が欲しい、女性なら男性が欲しい、と
異性を求める欲。

【名誉欲】とは、人からほめられたい、認められたい、嫌われたくない、という欲。

【睡眠欲】とは、寝ていたい、というよりも、「楽を」したい、という欲に入ります

私たちはこの五欲に追い立てられて生きていると言えるでしょう。

この五欲を超越すれば  涅槃に入れると言われています。

五欲は生きるための、根本的な、「生理反応」でもあり、また生存本能でもあります。


しかし、
ここでは、生存本能を超えた「欲」を 五欲 と呼びます。

本能のままに、生きること、それこそが してはならない、「モラル」でもあるのでしょう。
人間だけが持つ 対人間性、社会性などの「モラル」は 自然世界を守ろうとする 本能の欲求以上の「特性」と言えるでしょう。


小さい時に
母親から 「人のものを欲しがってはいけません」というしつけを、皆さん、覚えていますか?

あなたには、すでに、モラルを尊び、人生の行きかたを教えてくれる大切な人は、
もう いません。


悪いことをすると叱ってくれる大切な人は、もう、あなたのそばにいないのです。


いまや、大人になったあなたは、したい放題、食べたい放題、買いたい放題です。

そう

もう、モラル のある「人」ではなくなってしまっているのです。
欲が欲しがるままに、本能の欲求の、勝つて気ままに、好き放題をしている自分に気づく人も居るといいのですが・・・



先月から、たくさんの70代過ぎの、おばあさんが、たくさん来院しています。
こういった人は、食事の注意をすると
「この年まで、あーだこーだ と、言われたくないわ! 」 と、言うのが こういった歳を召した、方々の特長です。

食事のことですが、
たいがいの方は、非常に「毒性」(アクとも言います) の強い「甘くておいしい」ものを大変に好みます。

例えば

アヅキには、かなりの毒性があり、歳を取られた方の消化器は、大変に弱くなり、牛乳やあまいもの、アヅキの入った美味しい、饅頭は、もう毒を消してくれる肝臓は、大変に弱っています。

甘いものを食べると、その食べ物の持つ「毒性」は、膝痛になり、腰痛となって、
病院では治らない、脊柱管狭窄症 となって、これらの、老人を、苦しめます。


「腰痛菌」や「膝痛菌」という  ばい菌は存在しません だから、病院では薬が無いので、治りません。 
 すべてが弱った内蔵からの問題なので。

生理学では、「内蔵体制反射」という作用でこれらの症状が発生するのです。