今日の患者
出産二か月目の人です
出産後に、左の首筋と、左の肩に痛みがあって、病院へ行っても治らないので、
ご主人の紹介できたそうです。
病院では
シップと
痛み止めだけだったそうです。
(当然、何も治らない)
ただ、レントゲンで、「首の骨がやや曲がっているのと、その部分に痛みがあるということで
「頚椎症」
という病名を言われたそうです。(首が痛い)
あとは、本人が、左の肩の内側に痛みがあるといいます。
まず座りながらTL神経反射テストによって、「神経系」と、筋楽の弱化、間接の可動域テストを行います。
「肩」の可動性を見てみます。
右の肩は、後ろに引くことができますが
左の肩は、びくともしない!!(肩鎖関節と胸鎖関節がロックしているために、肩甲骨が後ろに動かなくなっているので、肩を後ろに引けなくなっているのです)
あとは、頚椎と、脊椎、腰椎のカーブを触診します。(医者は触ってもわからない!)
「触診学」を学んでいないからです。
左の頚筋がすごく固まっています.痛い訳だ・・・・・
左の頚椎6,7番が左回旋している。=大胸筋の弱化が起きます.第七頚椎は=大胸筋を支配しています。
したがって、大胸筋の筋力テストをすると、弱化が検出されます。
胸椎、3,4,5,がかなり後方変異を起こして、後ろに飛び出している=これが、菱形筋の拘縮の原因です。
胸椎、3,4,5は菱形筋を支配していますから、椎骨の変異によって、支配筋の両菱形筋は神経的に拘縮を起こして、痛みが発生します。
その他、足、股関節、膝、骨盤、腕にも、異常はありませんでした。
ここまでで=神経系と筋力、間接の可動域の検査によって=大体の「痛み」の原因を特定できます。
頭部も異常無し。
これで診察と診断は終了です
施療は、診断によって「特定部位」が検出できたら、施術プログラムを組んで、一つ一つ、施術していきます。
次回は施術編です。