首をっている、むち打ちの女性の続きです–3 10/4
まず
触診です
仰臥位で寝て頂いて
まず一番痛い、「首」から触ってみます
すごい!
首が「材木」のように太く固まっています。
これは
「横」からの追突のショックで、「頸椎」=下部頸椎のC7,C6,C5(C=OS,
Cervical-ラテン語で頸椎のことです、解剖学はすべて英語ラテン語を用います)
が、サイドスリップして左後方回旋変異しています 「LP=ラテラル,ポステリオ」といいます
それも半端な「ズレ」ではありません。
首がくの字に曲がっているのです!。
これでは「首」の痛みは相当なものです。
どおりで、ハンドルで「首吊り」をするわけです。
これだけひどいと、症状は身体全体に及び、ひどい痛みと苦しみに襲われます。
この頸椎の「サブラクセイション」による痛みのために「後頚筋群」が驚くほど固まっています。
これらは全て、「防御反応」です
そして、頸椎のカーブは完全に失われて見事な「くの字に曲がったストレートネック」です。
●右からぶつけられて、頭部がまず=右に大きく振られてから、元の位置に戻るという「振子運動」をします
このときに「下部頸椎」はそのショックを受け止めるのですが、頭部が「右」に振られたときに頸椎は「左」に大きくへし折られるようにして、頭を右に倒します。
この時に、「頸椎」は「左側屈」を強制されてしまい、ひどい頸椎関節の横方向への「ズレ」が起きるのです。
骨盤の触診
仰臥位のついでに骨盤=腸骨の可動性触診をすると、まったく動きません。
どうやら骨盤」と「腰痛」もやられているようです。
大腰筋と腸骨筋の可動性検査
これもダメです、まったく可動性が失われています。
ついで
腹臥位での検査です
PIISと仙骨、腰椎、胸椎、頸椎と順番に精密な検査をしていきます。
左腸骨=PIEX
右腸骨=ASIN
仙骨 =LPIベースポステリオ S3=LP,
S5PI
骨盤環は左回旋
後頭骨OCP=LP
以上が触診の結果です。
当院では
レントゲン写真やMRI
CTなども、患者がスマホの写真やレントゲン写真を持参してくる場合は
大いに、参考にさせてもらいます。
気の利いた人は、レントゲン写真を持参してくる人も、結構居ます。
カイロプラクティックが何をするのか、理解している人達です。
しかし
若い無知な人も居て、
矯正するときの、「ポキッ」という音だけで、絶叫を上げる人も、稀ですが居ます
こういう人は、最初にパソコンでカイロの動画を見せるようにしていますが、
なんと、信じられないでしょうが
この動画の「矯正音」を聞いただけで
「きやーっ」
と悲鳴を上げる人もいるのです、こういった人には、申し訳ないのですが
直ちにお帰り願います
と云って、診療はお断りしています。
すみませんね・・・・