内科学書には、以下のように書かれています

屹逆(しゃっくりhiccup,singultus).は声門閉鎖を伴う横隔膜の痙攣性収縮で起こり、急激に吸い込まれた空気が、呼気時に閉鎖声門を通過する際にとセクト区の音を発生する気候であり発生を予知できないこと。

表-15屹逆の分類と原因疾患

一過性屹逆   呑気  炭酸飲料  アルコール摂取などが原因の一つと考えられる。

代謝性異常:
 つぎにメカニズムについて.しゃっくりを起こす刺激としては,以下のものが知られている。
1.胃腸やその周辺の温度の急激な変化(温かいあるいは冷たいものを飲んだ時)
2.胃の急激な拡張など(空気を飲み込んでしまう呑気症,食べ過ぎ,飲酒,炭酸飲料)
3.急に生じた感情の変化=呼吸の正常状態が激変することによって、横隔膜の急激な収縮を起こす
4.タバコ、周りの換気状態の変化
その他の病的因子
5 .赤痢、アルコール中毒症、破傷風、低血糖、糖尿病、脳梗塞,脳腫瘍,多発性硬化症,延髄脊髄炎等の
病的因子
6. 神経性食思不振症

しゃっくりの神経経路の神経系システム=反射弓),現在,以下のように考えられています.

1.求心路(脳に向かう感覚入力)・・・鼻咽頭→舌咽神経咽頭枝,交感神経(胸椎神経Th6-12)
2.遠心路(脳から出て筋肉を動かす運動う出力)C-3,C-4,C-5 横隔神経=横隔膜を動かす呼吸システム
3 舌咽神経延髄孤束核→延髄網様体 →横隔神経→横隔膜・・・横隔膜が瞬間的に収縮する→迷走神経→声門・・・息の吸い込みと声門の閉鎖が起こる=という機序でしゃっくりが起きます。

持続性吃逆の症状としては,疲労,栄養不良,脱水,体重減少,不眠などが生じ,基礎疾患によっては生命にかかわることもある.=アメリカでしゃっくりのショックで死亡した例がある。

薬物療法としては,
抗精神病薬・・・ハロペリドール,クロルプロマジン
抗けいれん薬・・・バルプロ酸,カルバマゼピン
その他・・・バクロフェンなどが使用されている。

以上が内科学に書かれているものです
次回は、いよいよ

しゃっくりの止め方です!