前肩(上腕肩甲関節の前方屈曲)と五十肩の種類です

⓵=上腕二頭筋の過緊張による肩甲骨の前下方変移で起きる前肩
⓶=大胸筋の過緊張による上部胸郭の閉じこみ=前傾=前肩
⓷=胃腸炎、早食い、食物アレルギー、ストレスなどの腹部の過緊張による上部胸郭の   前傾=姿勢不良によって首の神経がやられます
⓸ =斜角筋群の過緊張による頚椎の前傾=突き出し頸
⓹ =胸鎖乳突筋の過緊張による頚椎の前傾=突き出し頸
⓺ =腹直筋の過緊張による上部胸郭の前傾=猫背
⓻ =鎖骨のロック。鎖骨の可動域が制限されると肩甲骨が動かなくなります

五十肩の種類
癒着性関節嚢炎、
癒着性嚢炎、
関節周囲炎、
関節包周囲炎、
閉鎖性嚢炎、
強直肩甲、
肩甲上腕周囲炎、
棘上筋腱炎、
肩峰下滑液嚢炎、
カルシウム沈着性腱炎、
急性腱炎、
三角筋下滑液嚢炎
、急性三角筋炎、
急性棘上筋炎
その他の原因によるもの
肩凝りのメカニズム
物を握るという「握力」は小指、薬指が中心となります、
この「握力」は尺骨(尺側屈筋群)を介して上腕二頭筋と三頭筋内側に連動して肩甲骨にトルクを伝え、広背筋(胸背神経C6,7,8) から骨盤に連動して(停止部)後大腿のハムストリングに「引く、握る」という力は伝達されます、

このときに肩甲骨は三頭筋(橈骨神経C7,8)の収縮によって体幹から引き離される(外転)動きをしますがこれを菱形筋(肩甲背神経C5)と肩甲骨下部に停止する広背筋(胸背神経C6,7,8)によって脊柱に固定(下制)します、
この「肩甲骨を固定」する機能が現弱すると、代償機能が働き始めます

肩甲上腕関節は棘下筋(肩甲上神経C5)と三角筋(腋窩神経C5,6)によって上腕骨を肩峰、肩関節窩に固定します、

簡単に言うと、上腕骨(腕)は棘上筋、三角筋、僧帽筋で肩からぶら下がっているだけなのです
従って上腕骨を下垂させる広背筋の過緊張などが日常的にあると僧帽筋(副神経,頚神経叢C3,4)と棘上筋(肩甲背神経C5)は拮抗作用を強いられて、疲労します(肩がこる)

そのために「胸郭の下垂」が起こり、
このような解剖学的な体幹軸の変移が発生する結果
前側の筋肉と鎖骨の内方方向への変移、肋骨の前内方変移など骨格的に 「前」 に歪むために、後ろ側の筋肉は前方の屈筋に引っ張られて、その結果いわゆる肩凝りの状態になります、
すると「斜角筋症候群」の症状が発生します



また大胸筋(外側胸神経C5,6,7./内側胸神経C8,T1)の過緊張は上腕骨大結節を内旋させるので「前肩」になり、
同様に棘上筋と僧帽筋に拮抗作用を強いるために、
同様に、胸郭の下垂が起こっての「肩凝りが発生」していきます、
肩凝りにはこれ等の原因の外に、上腕二頭筋、大胸筋の過緊張による上部胸郭の前方屈曲
=猫背姿勢や「神経系のストレス」「内蔵の不調=特に胃が悪くなると」
胃、

などへの筋性防護反射から腹筋の過緊張が起きて横隔膜部位で上半身は前方屈曲するために
「肩凝りの大きな原因」となります
咳をすると「前かがみになります」これは「横隔膜」の収縮作用です・

とくに胃の弱い方は慢性的な消化不良から腸が弱くなり腹部と胃の部分=横隔膜部位から屈曲姿勢が原因で猫背になりやすく、こうした原因から姿勢不良で肩こりになります
更に
毎日コーヒーなどを飲むと=胃腸の不調から「前傾姿勢が慢性化する」事も大きな原因のひとつになります

指と腕の構造機能=指の機能障害=腕の挙上障害の原因となる
小指、薬指は有鉤骨(尺側手根屈筋の停止部=C8,T1)に関節します、中指は有頭骨に着き、示指は小菱形骨、拇指は大菱形骨に関節します、これらの骨は舟状骨、月状骨、三角骨を介して橈骨と尺骨に関節しています、

拇指、示指、中指は舟状骨と月状骨を介して橈骨に関節します、薬指、小指は三角骨を介して尺骨に関節しています

拇指中手、手根関節の脱臼と尺骨の外方変移=橈尺関節の可動域減少
拇指は短拇指屈筋(浅頭=正中神経C6,7 深頭=尺骨神経C8,T1)と短拇指外転筋(正中神経C6,7)、拇指対立筋(正中神経C6,7)で掌内側に牽引されるのでこれ等の筋の過緊張によって拇指中手骨は掌内側に脱臼します、

また短拇指屈筋と対立筋は掌を内側に縮めてしまうので有鉤骨は掌内側に落ち込みを起すと同時に伸筋群の疲労のために、月状骨は外側に変移してサブラクセイションを起し、尺骨頭は小指背側に浮き上がってしまい外方変移を起こします、

この力は橈尺関節を内旋近接させて前腕を回内させてしまうので前腕の回外能力を制限します、また、前腕の屈筋群と長拇指屈筋(正中神経C8,T1)は橈骨を回内させてしまうので、これも前腕の回外機能を減弱させ機能制限を起こします

前腕は肩甲骨を介して胸郭に支点を持ちます、前腕の回外機能は胸郭を「伸展=開く」という機能性を補助します、ですから前腕の過剰な疲労は上腕の回外機能を制限して胸郭を閉じてしまい、前肩、猫背の原因となります

頚椎ヘルニアと五十肩、腰椎ヘルニア
  
  頚椎、腕部、胸郭、肩、骨盤、の病理と機能
五十肩、指、腕のしびれ、肩の放散痛、肩凝り、背部痛 首の痛み



●その他、資料は続けて掲載していきます

(まず、首、肩、上半身、骨盤の構造と機能を理解してください)
背中の痛い女性のお話

背中というよりも、肩甲骨の痛みわ訴える人のお話です
「棘下筋」を支配しているのは
頸椎のC−5=肩甲背神経です

触診では第五頸椎の「ズレ=サブラクセーション」が検出されました

カイロプラクティック特有の「限局した椎骨の矯正」=アジャストメントを施します

頸椎のアジャストメントで「ズレ」た頸椎をもとの正常な位置に戻す事によって、頸椎のC−5=肩甲背神経の圧迫が無くなったので、即座に、肩甲骨の下の棘下筋の痛みは消失します


頸椎の図です

肩甲骨の痛みが消えると
その痛みに消されていた、「次の痛み」が出てきます

それは=右の背中背筋の痛みです

痛みというのは、構造医学的に、身体の対角線上、又は体の反対側に原因が有るものです

右側の脊柱起立筋の過緊張による痛みの原因は、反対側の消化器S字結腸の炎症によったもたらされる、「反射痛」です

従っても施療箇所は、「痛み」のある背中では無く
対角線上のさらに反対側の消化器=S字結腸=ということになります


消化器の図です=左側の最終部位かS字結腸です

S字結腸は「第五腰神経」の神経支配ですから、内臓を炎症などの緊張から解きほぐすのには
第五腰神経を正常に戻す必要が有る訳です

食べ物が体質に合わないものや、アレルギー食品の摂取などで、身体に具体的な症状が出てきます

そのために、左のお腹が過緊張の状態になり、さらに発熱などの症状が有るときには、神経支配下のS字結腸の炎症と過緊張を解除するのに、まず、第五腰椎の矯正をし無ければなりません、

パンパンに張っている下腹部は、この矯正によって、アッという間に柔らかくなります、

それから直に、S字結腸を腸骨の腹膜から剥がして、骨盤との癒着を取り去ります

こうすると、動かなかった左腸骨は可動性を回復して、自由になり、体重を支える事が出来るようになりので「右側の背中の痛み」は消失するのです。

これが、「神経学」と「構造医学」を基本とする「カイロプラクティック」なのです