本年は、ご利用ありがとうございます
今年は、食あたりが多くて、ヘルニアの人も沢山来ました
特に後半は、「油あたり」が多くなって、よほど質の悪い「油」が出回ったようです
お刺身などの食あたり。そして貝類、特に「カキ」に当たった人が沢山いました。

最近、ヘルニアは、放って置けば治ってしまうという、「でたらめ」のテレビ番組が放映されたようですが、

それなら。何故20年前に手術を受けた人が、痛みと痺れに苦しんで、当院に来院するのでしょうか???
それも一人や二人ではないですよ!
本当にテレビは、でたらめを言います。

現在もヘルニアで苦しんでいる人は沢山居ます。
放って置いては、決して治るものではないことを皆さんにご注意しておきます

テレビにだまされないようにしてください。

来年は6日より予約受付となります

痛みのひどい人、苦しい方は、正月休みの間でも電話してください、ダイビングに行っている時以外は対応します。海の中は電話が通じませんからね

電話は携帯に転送しておきます

では、良い年をお迎え下さい。
尾骨痛(仙骨痛)について

尾骨は仙骨と関節しています、(人により、3個から5個が有ります)この関節には、関節軟骨は存在しません、尾骨は成人すると完全に融合します。しかし、仙骨との結合部が弱く、尻餅などで簡単に骨折します。骨盤の関節軟骨、つまり「椎間板」は五個の仙骨と…

仙骨の迷信(=仙骨は成人すると完全融合すると、古い解剖学では教えていますが、レントゲンによって視診すれば関節軟骨、すなわち、椎間板の存在がはっきりと認められ、カイロプラクティック、キネシオロジーにおいても、仙骨の五個の椎骨が固有の可動性が有る事が確認され、なをかつ、それぞれの仙骨から出ている仙骨神経叢の働きも神経学においては、単独の神経支配が現在では確認されています→※注意 仙腸関節や、仙骨がひとつの融合した不動関節であると信じる解剖学を不勉強の医師は今だに非常に多く居ます。)

椎間板の存在
…恥骨結合と、脊椎と胸肋関節、肋椎関節、および、胸鎖関節と、鎖骨と肩甲骨の接合部のみに有ります、椎間板は関節の可動性と、動きの負荷が大きな所に存在します。その他に骨盤はあと六カ所で結合しています、

骨盤環の機能すなわち、腰椎と両側の耳状面、股関節と、恥骨結合、仙棘靱帯、仙結節靱帯です、これは、恥骨結合が゛、妊娠そして出産という;大きな生理学的変化で、男性には無い大きな変化で大座骨孔が非常に大きく開くように出来て居るためで、そのために骨盤環は男性に比べて非常に不安定であり、尾骨痛は、女性特有の症状として、股関節症状と、共に頻繁に起きる症状の1つです。
現代解剖学では、耳状面、S2の2.5センチ前方が腸骨の回転の中心であるとも書いてありますが、実際には恥骨結合の椎間板を中心に『回転』をしています。

痛みの原因結論から言うと、尾骨痛は内臓の不調によって起きる腸骨のEXによって発症します。
すなわち、内臓の不調によって、「内臓ー体性反射」が起きてきます、
これは「迷走神経反射」とも言われ、内臓の異常ーつまりアレルギー食品の摂取や、腐敗した食品、あるいは、菌に汚染された食品などの摂取によって、胃腸などの炎症が発症すると、内臓は痙縮してしまいます=自律神経反射→(内臓→体性反射)。

神経反射作用
こういった内臓の異常は、脊椎、腰椎の両側を走行する「自律神経節」 に灰白交通枝と白交通枝によって内臓の情報が集積し、脊椎内部の脊髄神経(運動神経系)に内臓に起きる全ての情報が伝えられ、その情報で 『筋骨格系に防御反射』 が起きて、患側面の腸骨が閉じ込んでしまうために、耳状面にズレが生じて、仙骨が後方へ突出してしまう結果、尾骨筋や仙腸靭帯、仙棘靱帯などに過緊張が生じて仙骨と尾骨が靱帯に引っ張られてしまうために、痛みが発生します。

治療法
ですから、治療は、内臓オステオパシーテクニックを用い、L5とL1のアジャストメントにより下部消化器の神経支配と腹筋の過緊張を正常にもどして内臓の過緊張を緩め、「迷走神経反射」 を止めてやれば、
腹筋に起きる、反射拘縮が止まり、内臓を締め付ける過緊張を起こしていた腹筋が緩み、腸骨は開いて、腸骨の可動性が回復します。
こうして腸骨が 「正常位置」 に戻ると、後方変位した仙骨は正常位置にもどり、仙腸靭帯や尾骨靭帯などの過緊張も元にもどり、尾骨の歪みも、戻るので、尾骨痛は回復します。

原因の再発について
しかし、内臓に炎症を起こす原因となる食物抗原の「食品」 の摂取を止めさせなければ、再び内臓の炎症が再発して腸骨の内方変移(EX変移)が起きるため、尾骨痛は、再発してしまうので、食事の自己コントロールを患者に徹底教育をしなければなりません。

食物アレルギーを持つ患者は、食物抗原を持つ食品に対して「異常な嗜好」を持つのが特徴なので、簡単には抗原食品を食べるのを止めさせることは、非常に困難です。

『例えて言えば、小麦アレルギーの患者は、パンに対して、非常に食欲の執着を持ちます。』

ですから、患者の価値観を変えさせるのは、「治療家の知識の言葉」 なのです。

患者に対する、治療家の態度と、十分な知識と言葉が患者を回復へ導く力となるのです。



また、Devis.Nambudubripad著 の 『NAETテクニック』、あるいは、『AKの筋力テスト、内臓反射テスト』 によって、食物抗原は簡単に発見できます

ではまた…。
骨盤の修正法=1

骨盤は、「骨盤環」と呼ばれる、3種の骨の組み合わせで出来た、一つの「動く環」であり、靭帯で結合した、内臓の入れ物でもあり、上半身の基底角となる土台となる最も大切な体幹の「基底角」でもある。

骨盤の底部は、骨盤底筋群と呼ばれる4層の筋と生殖隔膜で覆われ、女性の生殖器や消化器が下垂脱出するのを防いでいる。
骨盤の機能は、内臓、消化器、生殖器に障害が無い限り、実に柔軟に可動域を持っている、
腸骨稜、PSIS、ASIS、恥骨部、坐骨部の可動性をチェックする。=腸骨が開かなければ、開脚、あるいは前屈障害が起きる。=骨盤が閉じなければ後屈(伸展)障害となる。
もし可動域に、制限が有れば下腿と上半身、あるいは内臓の諸器官に、「問題」がある事を示舜する。
 骨盤の可動性の回復について「実際の施療法」

◎腸骨の位置、ASISと恥骨の間隔のチェック、坐骨の位置と可動性、
◎各靭帯に拘縮、あるいは異常な「過緊張」などが無いかを全域に渡って精密な蝕診でチェックする。
骨盤の可動性低下の異常を調べる箇所
1 鼠径靭帯
2 仙結節靭帯
3 仙棘靭帯
4 後仙腸靭帯
5 大腿筋膜帳筋
6 腸骨の開閉
7 腸骨の上下動
8 PSIS
9 ASIS
10 坐骨結節
11 恥骨結合
12 斜腹筋の起始部
13 腹直筋の停止部と起始部
14 特に、胸骨の腹筋の起始部
15 各、内臓機能、発熱、腫脹、硬結、便の停滞など
原因の調査
◎消化器の異常=胃、十二指腸、空腸、回腸、回盲部、上行結腸、胆嚢、膵臓
◎女性の場合=生殖器の異常〔子宮、卵管〕及び生殖隔膜  
◎男性の場合=前立腺,直腸、結腸、胃
◎仙骨の変移と可動性の低下異常=S1から、S5までを詳しく調べる、仙骨は大人でも5つの独立した骨として可動性を持つ。
◎尾骨の形態=尻もち等の打撲、骨折の既往歴、
◎痔疾などの病歴
◎手術などの既往歴=問診と、視診、蝕診を必ず行う事=腹部、腰部、背部は必ず詳しく視診、蝕診する。
◎足指、下肢、大腿、股関節、各、筋や靭帯の過緊張、可動性と疲労などの異常を調べる 
 =距腿関節、拇指、小指などの関節、一つの可動性の低下は、立位の不正を招く
 =骨盤 環の疲労の原因
◎食物アレルギー、カフェイン、早食い、ストレス性胃炎、IBS症候群、毒性食物の摂 取、心因性、遺伝性、事故歴
●骨盤の靭帯の過緊張の原因は、下腿関節の可動性の低下、事故によるものと打撲、食餌 の問題がある。
●しかし殆どの原因が内臓である、従って、施療は、内臓、下腿、下肢、大腿、股関節、 骨盤のアジャストメント、腰椎のアジャストメント、或いは仙骨→靭帯の順に、行われる
●靭帯のみが固まっている場合は、落下、衝突、事故などの外傷の既往歴が原因である場 合が多い。
●或いは、長期に渡る消化器障害や内臓障害の場合もある。=これ等は 大和整体独自の 面、尖、側、移 の「圧」を用い、解除する。この「圧」は非常に柔らかく、浸透性のあ る特殊な気功法を用いる
● 施療の第一は、「骨格の修正」が、第一に、なされなければならない。
● 次に、痛みや、病気の 原因を、見つけて、痛みや苦しみをもたらす、「原因」の除 去をする。
● 「原因」が無くなり、体幹の 「ねじれ」が無くなれば、人間の体は、生まれながら に持つ、「自然治癒力」が正常に働きだして、病気は、からだの中から治る。
 
 SOTやAKなどの高等テクニックも、骨格や骨盤の修正が、完全に成されなければど んな「治療方法」も無意味なものとなる。

 例えて言うならば、曲がった土台や、柱の上ならば、不安定な建築物しか、構築できな い。一時は良くても直ぐに崩れる
変わった五十肩の症状を紹介します
題して 「スネに傷を持つ女?」

症状は 「右の肩が痛い」 と言うごく一般的な「五十肩」 です。  (当然、五十代の女性です (笑)気にしないで下さい、ただの「親父ギャグです」 すみません、年頃なので…

「問診では、心当たりは、無い…自然にいつの間にかあがらなくなった。」

と言う事ですが、腕を挙上して貰うと可動域は約20度から30度くらいです、ぼほ フローズンショルダー〈凍結肩〉の状態です。

前腕、上腕、肩の周辺の筋の過緊張、全ての筋肉の拘縮、肩板も動かない、胸椎のしなりも無い、上腕二頭筋と大胸筋の過緊張で前肩になり、夜間痛がひどいので、整形外科へ行ったところ、干渉波を肩の周辺に掛けられて治療されたが、それが体質に合わなかったらしく、それのでは痛くてもいくらかは挙がっていたのに、逆にひどく筋肉が固まってしまい、それから、夜間痛が始まり、まったく腕が挙がらなくなり、痛みもさらにひどくなった。と言うお話でした。

初診時にあまりにも肩廻りの筋肉が、ところあまさず固まっていたので、関連域の頸椎と胸椎の矯正をしたのですが、改善は約50%。=硬くなった筋肉は多少緩むのですが、挙上状態の変化が少ない…?

肩板も完全に可動域は改善しているのに変化があまりにも少ない???…
二診目に残った過緊張の筋肉をほぐして、さらに20%程度の改善?…

ん、…

おかしいな?、普通ならばかなりひどくても、二診目には、90%の挙上率になるんだが…?

そこで三診目、さらに、詳しく蝕診をしていったところ。
上部胸椎の可動性は、まったく無し!。
そこで上部胸椎を施療して左右前後への可動性を改善してしならせる。

肩板もしっかり動く、しかし、まだ挙上は120度のまま。

腕が180度の挙上が出来る条件は、全て揃っているのに、挙がらない、まだ何処かが引っ張っている、、、それもとんでもないところが引っ張っている感覚がする。

もう一度全身の触診のやり直しです。

ん....。

右の胸鎖関節がさがっている。
(つまり鎖骨が下がっているのです=これは)当然右側胸郭の肋骨全体が下がっている事を意味します)

やはり、肋骨の下縁が右側が下がっている、左との差は、約3センチ。
つまり胸郭そのものが右側全体に下がっているのです。
これだけ、胸郭全体を引き下げてしまうのは、いったい何処だろう?

(=術後の癒着によって、良くこういう現象が起きます、大和経絡医学はこういった軟部組織の癒着や、内臓と腹膜の癒着、拘縮した靭帯組織の解除保する、非常に特殊な技法があります)

「何か、手術した経験は?」
と聞いても、「何もありません」 という返事、視診でも傷は有りません=皮線に沿って手術痕を上手に縫合すると、殆ど傷跡が残らない場合がありますが、それでも注意深く観察すると、僅かな皮膚の色の違いなどで判明します。

あった!

右足のスネに傷跡を発見!。
脛骨が1ミリほどえぐれている。これだけの傷が有れば、胸郭の異常も納得できます。

「これはどうしたのですか?と質問」

「駅の階段を膝から転んでスネを削りながら落ちたのです」

「うわ〜っ、痛そう」

「ええ、ホントに痛くて、大人なのに泣いてしまったんです」=(ン~笑える…)

駅で転んでワンワン泣く大人の女、なんと可愛いんでしょう
(=いやいや、冗談です。でも笑っちゃいました、ごめんなさい…)

冗談はともかく、骨膜が、完全に抉り取られているので、いまだに痛みは無いけれども違和感があるといいます。

(俗に骨に神経は無いから、骨折しても骨には痛みが無いなどと、良く馬鹿医者が言いますが、これは大きな間違いです。
骨には、ハバース管とホォルクマン管という骨への血液の供給血管が網の目のように、通っています、血管には、交感神経や、副交感神経、求心性神経が巻きつき、血管の損傷に対して、大脳の感覚野へ伝えます。
おまけに、骨の周りには、骨膜が有り、これも神経分布が豊富にあります。
そして骨折には、非常に大きな軟部組織の損傷が必ず起きます、傷の痛みに対しては、  「体性_=_体制反射)がおきます。 これは、傷の部分を守るために、頸椎反射、胸椎反射、腰髄反射、自律神経反射、等が おきて、あらゆる「皮膚、靭帯、内臓、筋肉、靭帯、軟部組織」に 「防衛反射」を引き起こします。  反射が内臓に起きる場合は 体性=内臓反射と言います。
内臓などに損傷、又は、アッペなどては、内臓が原因で起きる  内臓=体性反射 と言います〈ディファンスが有名〉
ですから骨折した事の無い人には、分からないでしょうが、実際に骨折をすると、かなりの痛みが有ります。
〈ちなみに私は、事故と、武道で、合計三回の骨折経験があります。(ホントに痛いですよ!)

さて、話を戻しますが、スネをこれだけ削りとられると、骨膜がひどい損傷を受けて、軟部組織は、骨膜から、皮膚、筋肉、筋膜、臓側腹膜へ伝えられて、「傷跡のひきつり」が腹部と胸郭全体に発生します。

これで肋骨が下がり鎖骨が下がっている理由がわかりました。
これだけ胸郭が下がっていれば、<上腕肩甲リズム>が完全に崩れて、腕の挙上に障害が出るのは当たり前です。

治療は、「骨膜」への、大和整体独自の気孔による、「圧」の伝達で、無意識下に残った、防衛反射を解除してやります。
やはりこれだけで、「下がった「胸郭」は、上昇して、両側の骨格は正常に戻りました

右腕の挙上障害の原因は、なんと ! 『スネの傷』 だったのです。  (これで題名の理由が分かったでしょう?)

骨膜の傷による過緊張の原因の「膜の連動」を取り除いてやると、腕は胸郭と共にすんなりと、挙がりました。



上腕骨の上方変移は、原因は色々ですが僧帽筋、=第二頚神経支配、三角筋や棘上筋の過緊張や筋組織の損傷によって発生します。=C5腋窩神経と肩甲上神経=C5支配ですから第五頸椎と第二頸椎の矯正によって「肩を引き上げていた僧帽筋や三角筋を支配する「腋窩神経」「肩甲上神経」の圧迫が解放されて、上方へ引き上げられていた上腕骨はフリーとなり、
その結果、肩甲骨の上腕関節窩と上腕骨頭の「間隙位置」は正常に戻ります。
逆に説明すると、第五頚神経、第二頚神経にサブラクセイションが発生すると、その神経の支配する筋肉群は、支配神経の正常な運動神経からの信号を受け取れなくなるために、筋肉の自律収縮が始まり、拘縮していきます。こういったプロセスを経て、関節間隙の狭小化が起きて、「腕」を挙上すると、肩甲骨肩峰の関節窩にある上腕関節頭に上腕骨頭が衝突して「痛み」を発生するようになります。その「痛みがさらに「引き金」となって、肩廻りの筋肉群が関連拘縮を起こしていき、肩板障害も発生していきます。またその他にも原因はあります。

<肩甲、上腕リズム>に関しては、『カリエの肩の痛み、頸と肩の痛みシリーズ』 をご覧になってください

詳しく書くと一冊の医学書と同じページ数になりますので…割愛させていただきます
同業の方には、お勧めの一冊です、他に、プライマリケア整形外科。図解整形外科、整形外科手術へのアプローチ、などもお勧めです。
腕と、肩との相関関係が理解できます。

〈最も、こういった、「軟部組織の連動性」の問題に関する本はありません、
あえて言えば、ディじゃネットの伝説に関する本を熟読すればヒントくらいは掴めるかも知れません。深く理解が出来るほど頭がよければ…という条件つきですが)

例えば前腕の伸筋が固まっていても上腕の挙上障害が発生します。
この理論は、大和式整体独自のものです、詳しく知りたい方は、本厚木にある、大和式整体研究会の「大和式整体神奈川支部」の第四木曜日に行っている「勉強会」に参加をお勧めします。  大和式整体神奈川支部、TEL046−229−3770
小さいカイロプラクティック治療院なので、参加はあと二人のみです。