「日本カイロプラクティックセンター厚木」

年末は、30日で、終わりだったのですが、31日に片付けをしていたら、
「うちの主人が、おかしいんです、変なんです!」
という電話が入りました、

まあ、とにかく、落ち着いて、どんな風におかしいんですか?

と、聞くと、なんて事は無い、例年通りの、大掃除した後のギックリ腰とギックリ首です
疲れが首にまで来てしまったので、身体が動かなくなってしまったのです
これは、生理限界まで疲労すると、関節や筋肉、あるいは、内臓の損傷を防ぐために起きる
「自動停止反射」
なのです
首と、腰を同時に痛めたので、本人はびくりとも動くと、体中に激痛が走ってさらに動けなくなってしまうのです

人間の身体は、上手く設計されていて、強い負荷が掛かると、それ以上、壊れないように
頚髄反射や腰髄反射によって、いわゆるギックリ腰の状態になります
これがひどくなると、このご主人みたいに、身体が、ピクリとも動けなくなってしまうのです

私も、26歳のときに始めてのギックリ腰をやった時は、自分の身体に何が起こったのかわかりませんでした
仕事中だったので、会社の同僚や、上司が助けに来てくれるのですが、ちょっとでも腕や足とか身体をうごかすと、すさまじい激痛が、起きるのですが、いったい何処が痛いのかさえ、分からないのです、
救急者を呼ぼうという話になったのですが、とにかく、触らないでくれ・・・
動かさないでくれ・・・
といって、少しじっとしていれば、治るから心配ないよと、皆に言って、九の字になって
じっと痛みが引くまで、仕事現場に寝ていたのですが
結局、四つんばいで動けるようになるまで、朝から、夜の七時までかかりました
「魔女の一撃」
とは、上手いことを言ったものです
地獄から来た、人間の首を刈るあの、長い首刈り鎌で、腰を「ぐさりっ」とやられた感じです

このご主人も、大掃除の疲れが、終ってから、一気に出て、気が緩んだ瞬間に身体が動かなくなったようで、買い物から帰ってきた、奥さんが、話しかけても、「ううっ・・」
としか返事をせず、立ち上がれもしなくなってしまったので、
という訳で、普段、奥さんが月に一、二回通っている、当院に電話をしてきたわけです
何しろ31日ですから病院は何処もやっていません

動けないご主人を無理やり車に押し込んで、当院に到着!、めでたし、めでたし・・・
40分ほどで、身体をほどいて、ずれた骨格を矯正して、終了

はい、立ってください、というと、恐る恐る、手を治療テーブルに着きながら立ち上がると

「あれ?」
痛くない・・・
ふしぎだ・・・

そこへご主人を預けたまま買い物に行っていた奥さんが到着
「あんた、大丈夫?」

「ああ・・なんか、大丈夫みたい、もう何処も痛くないよ」
といって、
年末のギックリ腰は、一件落着。