リリカ物語
リリカというのは「お薬」の名前です
腰痛の中でも「ヘルニア」は一般的ですが、昔も今も「手術」以外に治す方法はない。
と言われています


この「ヘルニア」が進行すると
「脊柱管狭窄症」
という腰椎の病気になり腰と足が痛くて歩くのが困難になります

この病気は「間欠性跛行」という症状が特徴で、腰と足が痛くて20M〜50mくらいしか歩けなくなります

実は私もこの「脊柱管狭窄症」をやりまして、半年ほど歩けなくなったことが有ります

私の場合は=原因は=若い時に武道をやっていて、その結果の「我慢強さ」です=武道の世界では「痛い」のは当たり前です=多少の痛みはなんでも我慢してしまうことから、慢性の疲労症候群になり
それが慢性腰痛=ヘルニア=脊柱管狭窄症に進行していってしまったのです。

一時は全く「歩く」こともできなくなり、一生歩くことが出来なくなったと思って、ホームセンターに、車いすを下見に行ったことも有るくらいです


ただし、老齢になっていきなりこの病気が発症するのは、全然、別の原因が関与します
●立位軸の「崩れ」=足首のねじれや股関節の問題、骨版の問題など
●食事の不正による内臓からの反射によるもの等です


この「リリカ」という薬は
その「脊柱管狭窄症」を治してしまうという
物凄い「薬」なのです

●この薬の作用と効果について
o 中枢神経系においてカルシウム流入を抑制し、グルタミン酸などの興奮性神経伝達物質の遊離を抑制することにより、過剰に興奮した神経を鎮め、痛みを和らげます。
通常、神経障害性疼痛や線維筋痛症に伴う疼痛の治療に用いられます。
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用) o 主な副作用として、浮動性めまい、傾眠、浮腫、体重増加などが報告されています。
 ふらつき、意識がぼんやりして睡眠に近い状態、意識がなくなる
 [めまい、傾眠、意識消失]
 呼吸困難、全身のむくみ、体動時の動悸
 [心不全、肺水腫]
 筋肉痛、脱力感、赤褐色尿
[横紋筋融解症]
 尿量減少、手足や顔のむくみ、けんたい感
 [腎不全]
 顔面・舌・口唇・のどなどの腫れ、じんましん、呼吸困難
 [血管浮腫、ショック、アナフィラキシー]
 脱力感、けんたい感、冷汗
 [低血糖]
 から咳、呼吸困難、発熱
[間質性肺炎]
 高熱、目の充血、赤い発疹
 [皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]
 食欲不振・吐き気・嘔吐、全身けんたい感、黄疸、かゆみ
[劇症肝炎、肝機能障害]

この薬の作用と効果について
o 中枢神経系においてカルシウム流入を抑制し、グルタミン酸などの興奮性神経伝達物質の遊離を抑制することにより、過剰に興奮した神経を鎮め、痛みを和らげます。
通常、ヘルニアや脊柱管狭窄症、神経障害性疼痛や線維筋痛症に伴う疼痛の治療に用いられます



この薬はグルタミン酸などの興奮性神経伝達物質の遊離を抑制する=というこの薬の作用が脱力と痛みどめの作用、そして脱力の結果、いつも「眠くなる=傾眠性」という副作用に特徴が有ります

ヘルニアも脊柱管狭窄症も「痛み」のために、いつも身体に「力」が入ってしまうために、筋肉がどんどん固くなって脊椎を押し潰していく=という「痛みの負の連鎖」が有るのです

リリカの痛み止めの作用と
「いつも眠い」
という「副作用」は、結果的に、身体の力を脱力させるので、筋肉がゆるんで、ヘルニアの「自然治癒」という結果が生まれるのです

リリカのおかげで手術しか治る方法が無いと言われていた「ヘルニア」はついに
「のみ薬」だけで治ってしまう時代になったのです


4年ほど前に、脊柱管狭窄症の患者が訪ねてきて、症状は殆ど改善して、痛みもほとんど今は無い
という人が来ました

聴くと、整形外科から出た薬が
この「リリカ」
という薬だったのです

私は非常に興味を持ちまして、どこかの整形に行って猫の「リリカむという薬をもらおうと思い、厚木の市立病院に行ったのですが、来院者が多くて、5カ所の駐車場がどこもいっぱいで、駐車場が空くのを待っているうちに外来時間が無くなってとうとう、病院に入れませんでした。

そこで近くの個人の整形外科があるので、そこに行って、お願いして「リリカ」を頂いたのです

その時のお話しなのですが

レントゲン技師が腰と首のレントゲンを撮るのに
パスポートの写真を撮るときのように
「顎を少し出して−」
「もう少し首を伸ばしてー」
「少し首を右に傾けて−」

等と、姿勢の指示を出すのです

そんなことをすれば、首の骨が曲がって映ります
案の定=首の第三頸椎が浮いて曲がって映りました
そのレントゲン写真を見た整形の先生は
「この首はー!!」
と言って絶句したのです

そして
「なんでも薬を上げる!」

というわけで、「リリカ」をせしめたのです。
「リリカ」がもらえたのは、全て、へたくそなレントゲン技師のおかげでした。

しかし、どんな薬も「副作用」が有ります

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薬に騙されないようになる本です=一読をおすすめします。

医者から出された薬を無条件で飲むのは「自殺行為」です
今は「ネット」の時代です

薬はネットで良く調べてから飲みましょうね。