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肩の脱臼は「前下方」に脱臼するのが一般的で最も多発するタイプです
後方へ脱臼は事故などによる介達外力で発生率は非常に少ないと言われています

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正常な方関節と靭帯の構造です

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脱臼の3種類のタイプ

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最悪の場合は上腕骨骨頭部の骨折を伴います

「脱臼」は「整復」しても廻りの筋肉群への手入れをしないと、「防衛反射」によって肩周りの筋肉の一部分に「硬縮」が残り、これが「肩関節」の不安定性をもたらします
これがいわゆる「脱臼癖」になる原因なのです

肩は「自由関節と呼ばれる「全可動域型」の「不安定」な関節です
肩はどの部分とも関節構造を持たなく、体幹の上部に色々な筋肉によって中間位置で「うで」を首から「肩胛骨」によって「ぶら下げている」という不思議な構造をしています
関節の無い関節で有るからこそ、最大の「自由度」を持っている関節です

腕の中でも、肘や、指、手首などは有る一方の方向にしか動かせない「ヒンジ関節構造」になっています

足も同様で
膝、股関節指などはいちばん自由度の無い関節ですが、足首は、前後に動くのとある程度は左右にも動くようにできているので=これがかえって「捻挫」という副作用を起こしやすい関節構造なのです

さて
肩の「脱臼癖」は前述したように、有る一定の動きをする固定された関節ではないために一度脱臼すると、「肩甲骨」を定位置に保つ「筋肉群」バランスが崩れてしまいます

先日に受診に来られた方も、前方脱臼で自分で整復したのですが、服を着るときの袖に腕を通すような位置や、手を突いたり、後ろに腕を動かすような動きで、簡単に脱臼してしまうのです

こういったいわゆる「脱臼癖」というのは、肩の構造に関する多種類の筋肉群屋靭帯組織のうち、どこかの「部位」に「硬縮」が起きることで、全体の筋力バランスが崩れて発生します

正確に検査をすると、ミクロ単位のレベルで筋肉や靭帯が損傷していることを発見出来ます

従って、筋力の低下している「筋肉」を特定し、いくつかの筋肉をTL検査によって「検出」して
その筋力の低下している部分の「筋機能」をAKのテクニックを使用して、筋力を回復させます

それからもっとも大切なのは「動きを阻害する靭帯組織」を見つけ出して、その部分を解除することです

これらの操作は、字で書いているようにそう単純なものではなく、あらゆる筋機能、靭帯の構成とその機能、それらを支配する「神経系」屋「反射系」のすべてを把握していないと、全く改善は起きません。

しかし、今回の治療にも、用いたテクニックは、本当に基本的な主に「整形外科学」の基本的な筋力testと
AKテクニックによる筋機能の回復なのです。

要するに筋と関節の「機能」に熟知していれば、案外に治療は簡単なものなのです

整形外科学のテクニックと療法士のテクニックは、整形外科医が学校で習っているモノばかりですが、整形外科医は、医者になった途端に、これらの最も大切な部分を忘れてしまい、自分では何もせずに「作業療法士任せ」にするか、レントゲンと、薬の処方だけで終わらせてしまう、医者特有の「悪癖」で患者に対応するのです

ちゃんと学校で習ったことを覚えていれば、大概の外傷にはキチンと対応ができるはずなのです

私は実際に、きちんと対応しているまともな整形外科医を何人も知っています


こういった整形外科医は、それは見事に、脱臼整復から、後遺症の回復にまで正確に対応しています。

今回の脱臼癖の患者さんは、一回で、殆んど回復しました、後は月に一回の検査と機能回復を繰り返すことによって、固まった靭帯や力を失った筋肉が自己治癒力で早いスピードで回復していきます。

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左肩の前下方脱臼=軽度

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右肩下方脱臼=軽度

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あまりにも有名な千代の富士の左肩の脱臼癖
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脱臼して飛び出した、左肩がはっきりとわかります

こういった症状は「武道歴」の長い
スポーツ医学に詳しい、私の最も得意とする分野です


トレーニング生理学、筋機能などは、人間の機能を回復するのに最も大切な知識です。

病院で回復しない人は、一度当院に予約してみてください
きっと、得るものが多くあるはずです。

難病、原因不明の症状など、ややこしい人ほど、私の得意分野です
病院で原因不明と言われて困っている人は「連絡」をください。
「日本カイロプラクティックセンター厚木」で検索してください。
TEL046-229−3770
日,木休診  12:00から20時までの予約制です

それでは、お待ちしています。