変形性股関節症

72才の股関節痛の女性です

股関節症は タイプ 1 とタイプ 2 に分かれますが、殆どが二次性で後天的であり、外傷、炎症、リウマチ性、後天性の股関節軟骨への過剰な負荷などがきっかけで悪化する場合も多く視られます
股関節症は多数に分類されており、その発症機序や、現症状によって呼称が変わります

「整形外科学」

分類

1変形性股関節症
2大腿骨頭壊死症
  症候性壊死賞
  原因不明の突発性

3急速破壊性股関節症
4一過性大腿骨頭萎縮症
5神経障害性股関節症
6離断性股関節症
7化膿性股関節症
8結核性股関節症
9腫瘍性関節症
10大腿四頭筋拘縮性股関節症
11臼蓋不全股関節症
12亜脱臼股関節症
13慢性亜脱臼股関節症などの色々な症状が特定されています

股関節が痛いからら=「股関節症」という診断は大間違いです

股関節が痛くなるのは
腫瘍性も有るし
結核性も有り
精密な検査を必要とします




昨年の7月頃から特に痛みがひどくなり、整形外科へ・・
レントゲンの結果は「変形性股関節症」という診断でした
処方は痛み止めのみ
未だこの病院は「マシ」な方です

以前来た患者さんは
初診した日に別室に呼ばれて

「今のうちに人工関節にしましょう」

という相談を受けたそうです

この方は知り合いからの紹介で来院されました

整形外科testと、神経学test、そしてTL検査と触診で「原因」を探ります
股関節症の「原因」は・・・

L−4
L−5
L−1
腸骨
仙骨のズレによる神経圧迫です
特に、仙骨と、第四腰椎の圧迫がひどく、左の大腿筋膜張筋を硬縮圧迫して、それが
「股関節」廻りの痛み、として出ているようです

さらに第四腰痛が「ズレ」ているので触診すると原因は
「乳アレルギー」

による
S字結腸の股関節周りの反射硬縮です

問診では
ヨーグルトと、牛乳、パンを毎日食べています
このような「アレルギー」食品を長い間、摂取すると、胃や大腸に病変が起きてきます

股関節症は「外部」からの障害=外傷では有りません
では
何故、股関節が悪くなってしまうのでしょう?

こういった症状を漢方では「内傷」と呼びます
外部からの、生体におよぼす傷は「外傷」です

ですからそれ以外のキズは「内傷」と呼びます

つまり、胃炎、大腸炎、股関節症や五十肩、大腸がんなどは、
「外から」の干渉によって発症するものではなく
「身体の内側」から、なんらかの「原因」によって発症するわけです
簡単に言うと、「食べ物」が原因なのです

★食べ物による「食餌性」の症状
胃炎から、大腸炎、最後に大腸のS字結腸に異常をもたらします


大腰筋写真
大腸の最後の部分のS字結腸i影響を受けるのが、この「大腰筋」です

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消化器の最後の部分が「固形便が溜まるS字結腸です=大腸がんの好発部位です

消化器の負担や異常は
胃やS字結腸に「炎症」を起こします=これを「内臓―体性反射」と言います

「S字結腸」の炎症は皮膚や筋肉の様に、「自覚」ができません
これは「神経支配」が「自律神経」の支配下にあるからなのです

(運動神経」の支配下にある筋肉や皮膚は直接に大脳の感覚野に届きます)

このような状態が「無自覚」のうちに進行すると「大腸がん」になるのです

★こからが何故、食べ物が股関節症の原因になるのか?
という「神経学の理論」です


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股関節は全て「腰椎」からの神経支配を受けています


特にL−1の神経支配は=腸骨鼡径神経と腸骨下副神経でL−1の神経支配は=鼠径部と腹筋を支配します

L-1のサブラクセイションによって「鼠径部の筋肉」に「自動硬縮」が始まると=
鼠径部に痛みが発生します=これが皆さんの言う「股関節痛」なのです

ですから、正確に言うと、「股関節」の痛みでは無く=鼠径部付近の「痛み」なのです


そしてL−1の神経支配は=股関節にも、神経そしてL−1の神経支配は=股関節にも、神経を出しています
インナーマッスルの「大腰筋」も影響を受けます

そして食餌反射
腰椎にも 食べ物で「変位」が起きます
L−4の神経支配は=大腿四頭筋、筋膜張筋、中殿筋、小殿筋、で主に腿の前部分です

大腿四頭筋の神経反射硬縮は「膝」と「起始部」のAIIS部に緊張をもたらします

すると
「膝」の痛みと
起始部から膝までが引っ張られて、骨盤の変位が起きます

これらの総合的な「神経反射硬縮」によって
「股関節症」が発症するのです


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これらの多数の筋肉群に支えられて「股関節は「体重」を支えています

「痛い」のは「股関節」ではなく
これらのL-4腰椎に支配されている周りの筋肉」が痛むのです

股関節周りの筋肉が硬縮することで「股関節」部分は虚血性になり、其の他の腫瘍や、骨髄腫などに変性していきます。



食べ物の影響は「生理限界」を超えなければ、体内で「解毒」されますが、「解毒作用の限界」を超えると
症状として、身体に「痛み」という「信号」を発して自分自身に知らせようとします

大腸の最終部分のS字結腸は、早食いによる
未消化物、
●カフェインによる「交感神経」の亢進作用で消化器の機能障害や、アドレナリンの過剰分泌によって自分自身を壊していきます
●香辛料=辛い食べ物は美味しいのですが、胃や腸に「炎症」を起こします


胃腸は生理学の定義では36時間で細胞の再生が起きると書いてありますが、これはあくまでも「健康」という条件が整って居ての話です

●煙草も血管に作用して血液の流れを遅くします=タバコ一本をコップ一杯の水菜溶かすと、3人のおとなを殺すことが出来ると言われています

何よりも、タバコの害は「低換気障害」です
人間は、「酸素」によって生きています
1分も首を絞めれば人間は簡単に死にます
有害な食品や、アレルギー食品を食べると、内臓に軽い炎症が発生します=すると内臓を支えている「生殖郭膜」が固まります=この作用による特徴は「鼡径靭帯」です

足の付け根にある鼡径靭帯は内臓の炎症によって固まると、鼡径靭帯を通る腸骨動脈や神経を圧迫します
すると、鼠径部にある股関節も「阻血性」になります
さらに骨盤と腰椎が固まり、回旋変位を起こすと、色々な部分の筋肉が固くなって、股関節や腰痛も膝痛などが発症してきます

煙草の話ですが
低酸素血症とは、身体の組織に十分な「酸素」が行きわたらないという症状の事です
皮膚の荒れ、割れつめ、バチ指、巻爪、水虫、成長不良、精神障害、発達障害など全て=脳細胞への酸素不足が原因です・・・


ちょっと横道・・
最近「有害酸素」が話題になっていますが、酸素量を減らすならば、呼吸数を減らせばよいのです
もっと極端な言い方をすれば「酸素」を吸わなければよいのでは?

「活性酸素」という生理学用語は「内科学」に載っています=特殊な場合以外は「活性酸素」は生理的に自動で調節されて、「生体」に外を及ぼすことは全く有りません

ならば何故これほどまでに活性酸素」という「言葉」がもてはやされるのでしょうか?
「活性酸素」のコマーシャルには必ず、後から何々を食べると良い、とか、「サプリメント」を飲めば良くなるという話が出てきます
要するに、大衆の知らない、「特別な言葉」がキーワードになるのです

乳酸菌
ビフィズス菌
何とか21
酵素
キトサン
食物繊維
これ一杯で一日分の野菜が取れる・・


これらの
聞きなれない「耳」の心地よい響きを持つ言葉は、人々の頭の中に残ります
しかも自分知らない言葉となれば、余計に自分だけが置き去りにされるような錯覚を起こします

これは「心理学」を応用した非常に巧妙に作られた特別なコマーシャルです
サプリメントを売る「コツ」は大衆に恐怖感を植え付けることです=つまり、何々を食べないと、又は、何々の「サプリメント」を飲まないと、「病気になるぞ!」とコマーシャルを利用して潜在意識のなかに、植え付けるのです
その恐怖の「連鎖」が、サプリメントのバカ売れにつながるのです

そしてスポンサーは「サプリメント会社」や、「製薬会社」なのです


またまた、線路を外れましたね

だは話を基に戻して
股関節症のお話をしましょう

股関節症はいろいろな原因で発症します
●食べ物
●事故やけがなどの足や体幹軸の「狂い」
●生活習慣

股関節症は「先天性股関節症」という「奇形」以外は、全て「後天的」なものが原因によって発症します

ですから、「先天性」以外は全て、産まれながらでは無く
育っていく経過の中に何らかの「原因」が有って発症するのです

ですから
治療にはその「原因」を発見するのが最も大切な要素になるのです

この72才の女性は、「原因」は
「乳アレルギー」なので
ヨーグルトと、牛乳とパンを食べなければ。膝も股関節も「人間が持つ「自動修復システム」によって、治っていくのです

つまり
病気なる「原因」さえ取り除けば元通りの健康な体に戻って行くのです。


何時までもテレビの言う事ばかりを信じて、ヨーグルトや訳の分からないサプリメントを飲んで入れば、

わざわざ、お金を払って、身体を悪くしていくのです

取りあえず、いまの痛みだけ取ってあげました
まず

後は、ヨーグルトを止めてからの話です・・・・
と、お話しました。