a五十肩の原因の一つ「鎖骨」

上腕骨の外転と挙上には「肩甲骨」と「鎖骨」の動きが最も大きな要素になります
今回は「鎖骨」の動きに対して説明します

「鎖骨」は服を着るときの「飾り」では有りません=鎖骨のラインが崩れると肩の位置が下がったり、傾いたりするので、女性の服飾には欠かせない大切のポイントなのです



◎よもやま話ですが・・
フランスのシャンゼリゼ通りでコーヒーを飲むのが好きだと言って、毎年フランスに行って居るとてもおしゃれな知り合いのカイロドクターが居ます
有るとき
シャンゼリゼ通りを散歩していると
「クラビカル」という看板を見つけたそうです
クラピカルとは=鎖骨の意味です
そこは女性服のブティックだったそうです



さて
上腕骨は肩甲骨に付いています
上腕骨は肩甲骨の「上腕関節窩」と関節していま=「上腕関節窩」は浅いので肩の脱臼が起きやすいのです

肩甲骨は「鎖骨」を介して、「胸骨」と関節しています=「胸鎖関節」=これも良く外れます

従って
腕{指}から肩甲骨までが一つの「ユニット」になります
この「ユニット」には「胸鎖関節」だけが唯一「体幹」と関節している接合点なのです

◎前胸鎖靭帯
◎肋鎖靭帯
◎烏口鎖骨靭帯   菱形靭帯
         円錐靭帯
◎肩鎖靭帯
◎烏口肩峰靭帯
(以上が鎖骨と胸骨を連結している靭帯です)=ハードトレーニング屋運動不足によって良く、傷めます

胸鎖関節には「椎間板」が存在します=腕と鎖骨はそれだけ動作と負担が大きいということです

もっと簡単に言うと、腕は肩甲骨に付きその肩甲骨は「胸骨」にだけ付いているのです
つまり、腕は=鎖骨によって胸骨にぶら下がっているともいえます

「鎖骨」は「第一肋骨」と「胸鎖靭帯」で構造しています=腕の負担は全てこの「胸鎖関節」に掛かります

この胸鎖関の上に「鎖骨下筋」が第一肋骨と鎖骨を固定しています
さらにその上に大胸筋が覆っています
鎖骨と第一肋骨
胸鎖靭帯
鎖骨下筋
大胸筋
の順番になります

つまり
「鎖骨」と「第一肋骨」は=「胸鎖靭帯」でつながっているだけなのです
ですから
◎腕に掛かる負担は=全て胸鎖関節に掛かります

「胸骨」には各、肋骨と鎖骨と関節する関節窩があり「胸肋関節」という関節を作リ11本の肋骨を止めています
12本目の目―肋骨は短く「浮肋」といって、腰方形筋の停止部になります

五十肩には「うで」の動きを邪魔する「骨格」と「原因の筋肉」が存在しますが

「鎖骨」は「肩甲骨」の可動性をコントロールするメインシステムです

この「鎖骨」と「肩甲骨」に色々な要因の可動性の制限が発生すると
「腕の挙上障害」=五十肩が起きてくるのです
◎原因は筋肉の疲労です=寝ても回復しないほどの深い疲労です

しかし
「癒着性関節包炎」以外の肩の障害で
腕の挙上時に痛みが有る場合は
上記の「靭帯」を解除すると一瞬で腕が何事も無く挙がるようになります。

「癒着性関節包炎」の回復には多くの時間を必要とします。
何故なら=「癒着性関節包炎」とは五十肩の中でも「最終段階」の肩関節の故障なのです

最初は=なんとなく「肩が痛いなー・・」
次は =腕を挙げると痛いなー・・」
そして=痛くて腕が挙がらなくなってきたなー・・・」
その次は=完全に腕が上がらなくなってしまったなー・・・」

そして=夜、寝ている時に「夜間痛」が発症してきます=寝ている時にちょっとした寝返りなどで
凄まじい「肩の痛み」が起きて目覚めてしまいます=(夜間痛は二回ほどで消失します)
それが毎晩起きるようになり、何をどうしても、痛くて眠れない=整形外科に行くと「湿布と痛み止め」

ひどい方は=肩関節窩に「石灰」が溜まっているねー。
と言われます

石灰沈着とは「動かなくなった関節、膝や肩、後縦靭帯」に好発します

でも、ご心配なく
肩関節が動くようになると=石灰沈着は自然消失します、後縦靭帯も同様です。流れ出した血液が石灰を分解するシステムが稼働するからです。

別に「手術」の必要は全く有りません

=多くの方がこの段階で当院に来院されます



早ければ数週間
重傷でも、半年もすると、しっかりと痛み無く動くようになります=180度の完全挙上で完成です。



現在「凍結肩」の方が二回目で夜間痛が消失
   半年で右肩は完全に回復=180度の挙上完成。
   左肩は現在120度まで挙上できるようになっています。





症状が軽ければ、という条件に限りますが=10分もすれば痛みが無く腕が挙がるようになります

体幹軸の修正、肩関節の修正を行いますので再発は全く有りません。


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