前回の打撲と関節痛事故の人
左ひじの=肘が曲げれらない、伸ばせない
左殿部の打撲と広い範囲の擦過傷=歩行困難
左手の親指と、人差し指の打撲、皮下出血=握力が半分まで低下
左大腿部と肘の広い範囲の擦過傷

大胸筋の過緊張
上腕二頭筋の過緊張
肩甲骨内方変位
骨盤の可動性低下=歩行困難の原因と思われる
股関節のアイソレーションtest陽性=歩行困難の原因と思われる
左鎖骨の軽い脱臼=1mm程度=このくらいでは、整形外科ではレントゲンで見抜けない
(鎖骨)が胸骨上に脱臼すると=(鎖骨)が脱臼すると、腕が上がらなくなる=鎖骨は腕を胸郭へつないでいる、ただ一か所の関節です

左肋骨全体に及ぶ内側への過緊張と肋骨の内方変位が同時に起きます
左ひじ関節の亜脱臼=肘頭が突出している=肘の可動性低下は、このためと思われる
左手親指と人差し指の基節、中節、末節の各関節の微妙な位置のズレ=握力の低下の原因と思われる

以上が「本人の主訴」ですが
人間の身体は、一か所に「強い応力」=打撲などを受けると
その「打撲」の力は、「打ったところ」だけでなく

身体中の「骨組織」から「関節組織」や「軟部組織にまで
「衝撃」が伝わります

この患者は

「左手」から転倒したのですが
地面に着いた、「その左手の衝撃」は
手首の脱臼を起こします(手首)には27個の骨が有ります
軽くて「月状骨」の脱臼、角度によっては舟状骨など
重いならば、橈尺関節の骨間膜の靭帯裂傷にまで及ぶ場合が有ります

次に肘関節の脱臼を起こし(肘関節は簡単に脱臼します=武道歴の長い私自身が何回もやっています)
そして、上腕骨の上方変位を起こします=ひどい場合は=脱臼に至ります=これが長く続くと「50肩」の原因になっていきます

◎上腕骨に加えられた「衝撃」は=肩甲骨へと伝えられ
腕<上腕骨>は=肩甲骨に「肩甲上腕関節」として「浮遊関節」として停止しています
この時点で、「肩盤障害」が発生します

肩甲骨に伝えられた「衝撃は」={鎖骨}につたえられて「胸鎖関節」の脱臼を起こします
左から来た「衝撃は」これらの「骨」を連動して「胸郭を形成する」肋骨に「歪み」を起こします

当然、軟部組織である「筋肉」にも「相当なダメージ」を受けて、痛みを発症するに至ります。

人間の身体は約60%が「水」で、出来て居るという話は「テレビ」などでも良く出てくる話ですが
問題は=身体の「一部分」に加えられた「衝撃」はまるで「ツナミ」のように、潮(うしお)となって、体中に伝えられて
「歪みの原因」になることです

30年前の事故の後遺症で「ヘルニア」になる人も居ます

ヘルニアの専門日本カイロプラクティックセンター厚木