3/11五十歳の五十肩の人の続きです
「この男性」は、過去に、肩の障害を経験したことが無く、此処、半年くらいの間に、だんだんと原因らしいものも無く、腕を挙げると肩が痛くなってきた、という人です


☆☆☆この人の場合、「肝臓の炎症」から「右側」の全ての動きに防衛反射という「ブレーキ」
が掛かって「三角筋」「僧帽筋」負担が掛かった結果、肩が痛くなり、「腕の挙上障害」
という「結果=症状」が起きたのです

(医者は血液検査もしないで、医者でも無い者が何故「肝炎」が分かるんだ?  と突っ込み質問してきます=機械的な「検査」に依存する現代医師には、カイロプラクティックの精密な「筋力反応神経学test」の技術が存在することを知りません=念の為に書いて起きます・・・カイロプラクティックを知っている医師も居ます)

さて
以上の「検査」によって検出した異常箇所です
肩板の可動性低下=前鋸筋、菱形筋、大円筋、肩甲下筋、大胸筋、広背筋
前腕筋群の過労硬縮=伸筋群、屈筋群、短拇指屈筋
3上腕、三角筋停止部の過労硬結=上腕二頭筋長頭
4=2,3の筋の収縮による肩関節炎
立位軸重心置の「ズレ」=体重支持の不安定が起きる
骨盤の可動性低下=特に患側の「右腸骨」
仙骨の可動性低下=右仙腸靭帯
8支持骨=中足骨+指骨の異常=体重支持の不安定が起きる
立位軸重心置の「ズレ」による結果は=右の荷重が多くなり、右肩に負担が掛かるようになり
 長期間、この体重軸のずれが「右のすべての」可動性に異常を起こす原因となる
以上が「検査結果」です

以下は具体的な施療法です
肝臓の神経支配は  T−8です  T−8に対して矯正を行います
同時に「胆嚢」の機能低下が「神経反射検査」によって  検出されます
「胆嚢」の神経支配は  T−4です   T−4 に対して矯正をします
可動性低下を起こして居る右腸骨の矯正
仙骨の矯正
右上腕関節の矯正
頸椎の矯正
腰椎の矯正

ここまでは、一般的な「カイロプラクティック」の施療法です

当院では、この他に、G=Rhineの矯正
エネルギ―ラインに障害が有れば、エネルギー療法
頭蓋骨療法
内臓の機能回復
神経系の回復療法
LF
経絡
アクティペーター

などの療法で施療します

ここで肝心なのは

何故、「肝臓」と「胆嚢」の機能低下がおきたか?ということです

この原因は、まず第一に「飲酒」です=アルコールtest陽性反応
飲酒によって、肝脂肪〜肝炎=右腸骨の可動性低下
元々の原因=アルコールによるS字結腸の炎症=S字結腸が有る「左腸骨」の可動性低下

すると
「左側」に荷重が出来なくなります
従って、長期間、「右荷重」となり、

その結果として

「右側」の全ての可動性に、構造医学的な「負担」が掛かって、やがて「可動部分」の
「肩板炎」
「肩関節炎」

が発生して、「右腕の挙上障害」が起きてくる
という理論展開になります

ですから、「痛い右肩」には何んの障害も無いのです

これは、「肩」にタッチして「TL筋力検査」すれば簡単に検出できます
従って「痛い肩」を触っても「原因」ではないので症状は改善しない訳です

この方の場合は「肝臓の機能回復」の施療が中心になります
その他には、前述した各種の複雑な療法を総合的に用いて施療して回復を体内から起こさせます

カイロプラクティックが「病気」や「痛み」を「治す」のでは有りません


「「痛み」「病気」は「その人自身」が体内の回復力によって「治癒」が起きるのです
カイロプラクティックは、その「治癒力」をより、強力に発動するように
「身体」の神経系や筋肉、関節など全ての「ズレ」矯正する神経解剖学の技術なのです


施療のコツ「痛みを発生する原因」に対して高度なカイロプラクティックの知識とテクニックで「施療」すると「痛み」は消失するのです

要は、如何に「原因」特定することが出来るか否かなのです。
もちろん、これらに対応する「何をどうすればよいのか?」という「高等テクニック」は必須です。