五十肩になって三年という方が紹介で来院されました

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(解剖書より)

ひどい猫背で右肩が下がり、腹部が膨れています、完全な不良姿勢です。腕は、左腕80度右腕40度の挙上で精一杯です

一回目=立位バランスの矯正で、肩に痛みはあるが、腕は完全挙上が出来ました

この方の場合は、足の指の打撲痕の痛みと足首に、捻挫の原因があって正しく立てなくなり、不良姿勢が始まったのと、
早食いによる

胃腸の障害が
猫背と腹部の膨満が原因です。

二回目=姿勢の矯正はまず第一に、胃腸障害で固まった腹筋力を回復させる事です、長座姿勢で両手を胸に組んでもらい、腹筋力のテストです、
「わたし、腹筋は弱いのよ〜」

と申されます。テストをすると、ちょっと押すだけでひろひろと倒れてしまします

まさに腹筋が弱い事を改めて本人に確認してもらいます。

腹筋は腰椎の1番が神経支配です(腸骨下腹神経)

腰椎の1番を矯正してから、もう一度腹筋テストです

、本人が呆れるくらい、腹筋力が強くなります

、それから胸椎と骨盤の矯正、幸い初診の時に矯正した「立位バランス」は悪くなって居ません、真っ直ぐに立っています。

一回目の治療が、まだ効果を持続しています
曲がった猫背が直接的原因ですから、右肩が前に下がった猫背は消化器系障害の特徴です、

消化器系障害の場合は左に体重が乗せられなくなるのが特徴です=未消化物が左下腹部にあるS字結腸に負担をかけるので、左に荷重が出来なくなるのです。

この状態が長く続くと、右加重が習慣性となり、左足は弱くなり、筋肉は萎縮します、
従って体重は常に右加重となり、身体の右側の全てが固まります

五十肩は「結果」にすぎません

だから、肩には触る必要が無いのです

「原因」さえ無くせば五十肩という「結果」は消失してまうのです。

猫背と、膨満した腹部への施療=内臓に対して施療します=内臓を重視するのはヤマト整体の特徴です

あとは、、身体の各所に残った筋肉の硬結や、関節の可動域を改善するだけで、
五十肩は完全に改善しました

完治まで全四回でした。

もちろん「早食い」をやめる事が条件です

何故なら

「早食い」が胃腸の障害を起こして
「姿勢」を狂わせ

それが原因で肩が下がり
腹部が膨らみ
猫背になり
S時結腸部が固まって「左骨盤」の可動性を喪失するからです一回でも
コーヒーを飲んだり
アルコールを飲んだり
「早食い」をすれば

再び

S字結腸が固まって
左の骨盤は可動性を失ってしまい

「五十肩」になる
「条件」が揃ってしまうからです

たかが
「早食いと侮るなかれ」です

「早食い」は万病のもとです