◎足首のキネシオロジー
実際に可動性テストをやると分かるのですが、「足首」は外旋内旋のほとんどを「脛腓関節」と「股関節」で行っています=特に股関節の骨頭部分での動きが「足首」の動きに「制限」をかけてきます

逆に、股関節の骨頭の部分に完全な動ぎがあれば、足首はきれいに動きます。
また、内腿筋、外腿筋の拘縮があっても「股関節」の可動性は低下します。

試しに=大腿骨の遠位「ひざに最も近い部分」をしっかりと両手で把持して「足首」を動かすと、あまり良く動かないのがわかると思います=これは大腿骨を動かないようにすると=「脛腓関節」だけで「足首」の回転をするためです

「脛腓関節」は「脛骨」と「腓骨」で構成される「ヒンジ関節」です
この「ヒンジ関節」のなかを「距骨」が動くのですが、動きそのものは屈曲と伸展がメインの動きになります

下腿は実際には「脛骨」は回転をしません
足首の動きは=「腓骨の回転」によるものです
足首は、この腓骨の回転軸内でしか動くことができないのです。

そして
大腿骨から手を放して、「足首」を回してみてください、
驚くほどよく動きます。
しかし
この動きは「股関節の骨頭」の回転によるものなのです。=股関節の骨頭に触れながら、「あしくび」を動かすと、股関節が大きく動くのがわかります。

股関節の骨頭を強くつかんで「股関節」を「動かなく」すると=足首は途端に可動性に制限を受けます。


五十肩が肩甲骨や胸椎、骨盤の可動性に左右されるのと同様のメカニズムです

解りますか「与那覇さん」・・・

次回は

謎だらけのぎっくり腰」です