靱帯というのは、数万本のコラーゲン繊維の結合体(抗原繊維の集合体)で、筋肉の最終部分として骨に
シャビー繊維として骨と筋肉を連結している装置の一種です。
また、あるいは
骨と骨との連結=関節靱帯
骨と筋肉の連結=運動器靱帯
等の装置としての肉体の構成要素として働きます

靱帯の種類
関節包としての補強靱帯
運動時の方向性を指示する靱帯
関節包内靱帯
関節唇として働く靱帯組織=関節を安定する装置
滑液包=関節全体を包み込み内部に滑液鞘の内張りがあって滑液鞘内にヒアルロン酸を主体とする 『滑液」がはいっていて関節の圧迫、磨耗や故障を防ぐ。
関節内靱帯としては 『前十字靱帯」『後十字靱帯」などが有名です

ですから、
靱帯の断裂といっても、完全断裂は、一部の激しい国体クラスのスポーツ選手、剣道の高段者等の人に限ります

たいがい、「靱帯の断裂」 といっても数万本の繊維の一部が切れただけで、完全断裂は
非常に少ないのが現実です
しかし
それでも、僅かな、数万本の一、二本の繊維が切れただけで、断裂音もしますし、痛みのために、歩く事も出来なくなる場合が多く有ります
腕や肩の靭帯の場合は、まったく腕が使えなくなり、握力もゼロに近くまで低下します

私自身は、ウエイトトレーニングと武道歴が長いので、必然的に無理をするので、短腓骨靱帯と筋支帯の剥離、大胸筋の停止部左右三回、左腓腹筋の部分断裂とその他色々と小さな断裂をかなり経験しています(好きでやっているのではないですよ!)

この女性も、常時痛む膝をもてあまして来院してきたのです
ひざの痛みの原因には色々とありますが大概は、「膝関節のミスアライメント」が原因で。動く時も、静止時も痛みが発生します

従って、この女性のひざの痛みは三年前ですから、組織破壊はすでに修復されていて、筋力の不均衡と内側と外側側腹靱帯の組織的拘縮が原因で
角度と可動域制限、そして痛みが残っているものと判断して、蝕診すると、やはり内側と外側の靱帯部と四頭筋の拘縮が残っていて、プラス第四腰椎の
サブラクセイションが大腿四頭筋の弱化と拘縮の原因であることがはっきりしました

原因と現状の状態さえ把握すれば、後はやる事は簡単です
ひざの靭帯の硬縮を取り去り可動域を改善して、第四腰椎を矯正し、後は筋力トレーニングによって、両足の筋力を同じに強化すればよいだけです
結果的にこの女性は、約四ヶ月で40キロのバーベルスクワットを10回×5セットをこなすようになり、翌日から、エアロを踊ってきなさいと指示しました

よくじつの午後に、この女性から電話が有り、午前中にエアロに行きましたが、膝はまったく痛くなくて、思いっきり3年ぶりに踊れました!

と、喜びの 報告が電話でありました
さらに、その一ヵ月後に 現役復帰しましたと治療院まできてくれて報告がありました

三年間も不意の事故で膝を壊して、踊れなくなったエアロビクスのインストラクターを現役復帰まで回復が出来たのです


人間は、何かしら目的を持ってそれぞれ生きています

私の場合は
「人の痛みを取ること」
、人を治す喜びこそが、治療家としての「最高の喜び」なのです。
これこそが、私が、「カイロプラクティック」 をやって居る 「目的」なのです