「腱鞘炎」
腱鞘炎は。
指と、指を動かす「前腕筋群」の酷使によって指を動かす腱と腱鞘が肥大して関節に大きな負担がかかるようになって関節と腱鞘の部分で摩擦が大きくなって発生しますが、もちろん前腕の指を動かす筋肉群も非常に固くなって「凝り」ます
=指の動きには、前腕の筋肉の伸展と収縮機能が、欠かせません、
従って、「腱鞘炎」は最初に前腕筋群の過疲労が原因で指の「腱」や「関節」に負担が発生して、「腱」や靭帯の肥厚が変性を起こし始めていきます。
症状が進行すると、腱鞘炎と共に、『バネ指』が共に発生する場合もあります。

整形外科へ行くと、抗炎症剤と、シップの処方で終わり、「手や指を使わないように」と指示されます。
最悪の場合、手術 を勧められますが、「手術」をすると、指の「腱」を固定している「腱鞘」を 切り開いてしまうために、ゆびを安定して動かす装置の腱鞘が作用出来なくなるので、指の関節が緩みすぎて関節を固定できなくなるために、
指には、一切の力を掛ける事が出来なくなってしまうのです。

そのため、一生、ピアノや、その他の指を使う「楽器」や 細かい仕事は 二度と出来なくなります

腱鞘炎の痛みから逃れるために「手術」をした方は、音大を辞めなくてはならなくなり、また、一生の間、再びピアノやバイオリンを弾く事は、出来なくなります

(これは、当院で腱鞘炎を治したピアノの先生の実話です)

当院には、たくさんの腱鞘炎の患者が来ますが、
腱鞘炎の「原因」となる、細かい仕事や、ピアノやバイオリンなどの楽器を続けながら、腱鞘炎が「治癒」する事は絶対にありません、なぜならば、
何事も、「原因」が続く限り「結果」としての 「腱鞘炎」という症状は消失しないからなのです。

あらゆる病気や、怪我は、「原因」が無くならない限り、症状は続き、そして、さらに「悪化」します

少なくとも、半分に減らすとか、或いは、一定の短期間、その指、又は腕を生理限界を超えてしまうまで「酷使」すると言う、非人間的な「行為」を中断すれば、

変形や繊維性の変質をしてしまった組織は、細胞の
「再生」が始まり、炎症が停止して、腫脹が引いて、熱も無くなり、痛みも、序々に無くなっていきます
これは、施療によって、さらに回復の速度は、非常に早くなります、
腱鞘炎で来る患者に、共通して言えることは、

一度、当院での施療を受けると、一度でかなり、痛みが半減するので、次回の予約日までに、施療によって痛く無くなった分、さらに酷使して、症状を、悪化させてしまうという、悪い習慣が、患者全員に見られる
という事です

これは、以前にも「腱鞘炎」を経験した患者ですと、痛みが少なくなった分、使えば使うほど症状は、さらに「悪化」するということを経験しているので、
こういうタイプの患者は、指や腕を大切にして、動きや負担を減らすのでかなり早く、症状は「消失」していきます。

当院の施療で引退したピアノやバイオリンなどの音楽の先生は何人も現役に復帰しています

人間は欲が深いもので、ほんの少しでも痛みが薄らぐと、遅れを取り戻そうと、前、以上に、腕や指を酷使します。
結果的には=施療によって「症状」が軽くなればなるほど、以前にもまして、酷使が倍加するので、悪化が
進行しいきます。

こういった事実を踏まえて、施療を受け、回復をするように、努力が必要です

一生の間、腕や指を「使うな」という話ではないのです。
施療を受けている内にどんどん痛みが少なくなり、やがて、痛くて動かせなかった指や腕は、自由に動かせるようになっていきます。