むち打ち症

その女性の勤める会社の社長からが電話ありまして
「うちの従業員を診てくれませんか?」
ということでした
ちょっと、お話しを聞くと、自動車のハンドルにタオルを引っ掛けて、「首吊り」をしているというのです

なんでそんな変なことをしてるの?
と、聞くと、
「首が痛くて、こうして首を伸ばすと楽なんです」
という返事だったそうです
と、いう訳で。
先生、ちょっと、うちの変な従業員を診てくれませんか?



問診
横からと、後ろから二回追突された女性です
愁訴は
絶えまない頭痛
首の痛み
背中の凝り
腰痛
です

仕事はなんですか?
と、聞くと
主に飲み係です
という返事でした
まあ、会社のあらゆる雑用をしているらしいのです

仕事中に追突されたというお話でした


この方の追突の後遺症としては「軽い部類です」
1 手の痺れ、指の痺れ、指が曲がらない=握れない
2 頭痛(絶えまない頭痛だそうです)
3 目眩(やつと歩ける程度)
4 腰痛
5 首の痛み(本人曰く死にそうなくらい、痛いんです)
6 背中の痛み
などが主な症状になります

重症の場合は「歩行不能」や「重症勤筋力症」、「脊髄変性症」、あるいは「小脳変性症」まで進行します
もちろん症状としては「言語失調」「痙性麻痺」「パーキンソン」「脳性まひ」様の症状まで進行する場合も
少なくないようです

後遺症としての発症は
直後
10年後
20年後から、長いものなると
30年後
などに発症するようです

事故から年数がたっている場合などは、事故との整形外科的な証明ができなくなっているために「保険」
の請求もできなくなってしまいます

こういった症状は「不定愁訴」として、片づけられてしまうのが常です
重症の場合は「先天性疾患」あるいは「後天性神経失調」などと分類されるようです



この方は、去年に事故にあったらしく、症状の発症は直後から、起きたそうですが
「整形外科」へ行っても、「骨は何ともないから大丈夫だよ、痛み止めを出しておくからね・・・・・
て゛
終わったそうです。

次回は「治療編」をアップします。
ではみなさん、気をつけて下さいね。