珍しいタイプでは
親指腰痛=
というのが有ります
これは、見事な「ぎっくり腰」状態になるのですが、ズレた腰椎を「矯正」しても、腰痛は改善しません

つまり、テレビで良くやるように「ボキッ」とやっても。腰痛は良くならないタイプです
整体と言えば「ボキボキっ」と背骨を鳴らすのが「整体」と誤解されているのも事実ですが、鳴らせば治るというものではないのです

題名の「親指腰痛」というのは、「骨格筋の連動」という、ちょっとややこしい、人間の筋骨格系の力学的なバランス(トーヌスという)の崩れが原因で起きるタイプのもので、AKに詳しいカイロプラクターなら理解が出来るとう、かなり難しいタイプです

人間は物を持つのは、「手」で掴む=と思っていますが、拇指の筋肉は掌にある「手を握る筋肉=対立筋」、「短拇指屈筋」と、それぞれの指の筋肉は「前腕の中」にあります
特に、拇指の筋肉は「長母指屈筋」という名前で最も強く働きます=
この筋肉のおかげで物をつかむことが出来るのです

○指を動かす筋肉は全て前腕の中に有ります
○前腕の筋肉は「上腕骨」に停止しています
○上腕骨の筋肉は=肩(肩甲骨)に停止しています
○肩甲骨は、腕と肩を繋いでいます
○肩甲骨は=胸郭に付いている「浮遊関節」です
○肩甲骨につながっている筋肉は多数あって、背中や胸の筋肉と「連動」しています
従って

体に起きる疲労は「拇指=前腕=上腕=肩(肩甲骨)=背中へと伝えられ、背中の筋肉=脊柱起立筋が強く疲労を起こします
この疲労は、身体の背面と全面のすべての筋肉の疲労へと繋がって行くのです


この「疲労のライン」を読み取ることが、施療のコツなのです

題名のぎっくり腰の人も、
「先生、やっちゃいました〜」と言って歩くくのもやっとで腰を曲げて来院です

そこで、さっそく触診です

腕の物凄い疲労が腰に負担をかけています

腰の負担となる部分から手を付けていきます
身体の前面から~内臓の調整、腕の疲労解除、足の疲労解除へと身体全体の疲労と骨格の矯正を施していくのですが、背筋の過緊張がなかなか消えません、

そこでもう一度、最も疲労で強く牽引されている「疲労のライン」をたどっていくと、
右拇指が腫れ上がっているのを発見!

そこで、右拇指を徹底的に、解除をすると・・・
見事に、「ぎっくり腰」の症状は消失したのです=原因を発見してそれを解除すると、症状は「劇的に」改善します

本人に「ぎっくり腰の原因」は右の拇指で有ることを伝えると
会社の現場の人が一名休んでいて、その分残業が多かったそうです

「親指でぎっくり腰とは、情けないですね〜」と、言ってスタスタと歩いて帰りました。

実は、このタイプのギックリ腰は、かなり多いのです
こういうタイプの腰痛をほおっておくと、ヘルニアなります=ご注意を!!
ヘルニアの専門=日本カイロプラクティックセンター厚木までどうぞ!!