15.09.08 シメチジンの不思議のお話し
8/29にトレーニングに行ったのですが(週に三回のトレーニングです)
デッドリフト最中に
左腕の「上腕二頭筋」の外側頭の筋肉を部分断裂しました
(ブっッと、いい音がしました)
この瞬間から、自分の左手が自力で動かせなくなり、三日ほど左手が使えませんでしたが
9/8の時点で、約80%の回復になりました
現在、120Kgのチェストプレスをできるようになりました
レッグプレスは、ほどほどに、400Kgを八回を三セットです
実は、私は「怪我」の治りが異常に早いのです
これには「訳」が有りまして・・・
実は、私は「胃潰瘍体質」
なので「胃」の薬を30年常用しているのですが=タスがメットという胃潰瘍の薬です(プロトンポンプ阻害剤)
最近はタガメットを医者が出してくれなくなりまして(胃腸科学会で副作用の問題とか・・)
というわけで
自分で検索して購入することになりました
うまくヒットしました
タガメットのジェネリックで「シメチジン」という薬です
この薬には「副作用」があって「キズ」が早く治るという、不思議な副作用が有るのです
面白い「ブログ」を紹介しましょう
●六号通り診療所のブログです
シメチジンには、胃潰瘍以外に、
普通に考えるとH2ブロッカーと無関係と思われるような、
他の病気に対しての効果が報告されているのです。
H2ブロッカーの中でも、
他の薬剤にはあまりそうした報告はないのですね。
まず、整形外科の領域で、
「肩関節石灰沈着性腱板炎」という病気があります=凍結型の五十肩。
これは肩の関節の中に、
石灰化が起こるという原因のはっきりしない病気ですが、
この石灰化に対して、
シメチジンが効果があるのです。
著効例では、このシメチジンを飲むだけで、
関節の石灰化が完全に消失しています。
それも1例や2例の報告ではないのです。
ちょっと凄いでしょ。(胃腸薬で五十肩が治るのです!)
これに比べると報告例は少ないですが、
動脈硬化や骨粗鬆症に伴う石灰化に対しても、
それが小さくなったり消失した、
という報告が存在します。
何故こんなことが起こるのでしょうか?
正確な機序は不明ですが、
シメチジンはヒスタミンそのものか、
あるいはそれ以外の作用で、
関節や血管の炎症を抑え、
それによって炎症によるカルシウムの沈着を、
改善するのではないか、
と考えられます。
アレルギーに対しての効果も指摘されています。
アレルギーに使われる抗ヒスタミン剤は、
H1ブロッカーと呼ばれ、
本来H2ブロッカーとは別物です。
しかし、H1ブロッカーを使っている患者さんに、
新たにシメチジンを加えると、
格段にその効果が増して、
特にそれに伴う副作用が起こらなかった、
という報告が、これも複数あるのですね。
この効果も矢張り、
シメチジンに強く、
他のH2ブロッカーにはあまりデータがありません。
不思議ですね。
最後に、シメチジンが癌に効く、
というデータも、
その開発の早い時期から報告されています。
1979年に気管支癌が、シメチジンだけで縮小した、
という報告があり、
その後大腸癌や胃癌、メラノーマなどにおいて、
その予後改善効果や癌縮小効果が報告されています。
そのメカニズムは、
シメチジンの持つ、免疫調整作用にある、
と言われています。
より大きな範疇で言えば、
シメチジンは炎症を抑える作用があるのですね。
そして、その作用は副作用を抑える目的で開発された、
それ以後のH2ブロッカーには、
あまり見られないのです。
その辺に薬というものの不思議さがありますね。
最後にご注意頂きたいのですが、
シメチジンの癌に対する効果には、
異論もあって、
癌の転移が却って誘発されたという報告や、
癌がむしろ増大したという報告も散見されます。
もし癌に対してこの薬を使用する場合には、
そうした点も充分理解した上での、
判断が必要となるのです。
今日はシメチジンを中心とした、
H2ブロッカーの概説でした。
それでは今日はこのくらいで。
明日は現在最も使用されている胃薬である、
「プロトンポンプ阻害剤」の問題について話を進めます。
今日が皆さんにとっていい日でありますように。
●石原がお送りしました。
以上が石原医師のブログです
相当に頭の良い、お医者さんなのですね、いまは、どこでも「シメチジン」の処方はされなくなりました=原因は「胃腸科学会」で「タガメット」「シメチジン」の副作用が問題視されたからです
しかし
私は、胃潰瘍体質で、かれこれ30年くらい「タガメット」を服用しています
最近は医者が「タガメット」を出してくれなくなったので、自分で「タガメットのジェネリック=シメチジン」
を、使用しています
おかげで
「きず」の治りの早いこと
まるで20代並の回復力になりました。
唯一、重大な副作用は「便秘」です女性は気を付けてくださいね。
デッドリフト最中に
左腕の「上腕二頭筋」の外側頭の筋肉を部分断裂しました
(ブっッと、いい音がしました)
この瞬間から、自分の左手が自力で動かせなくなり、三日ほど左手が使えませんでしたが
9/8の時点で、約80%の回復になりました
現在、120Kgのチェストプレスをできるようになりました
レッグプレスは、ほどほどに、400Kgを八回を三セットです
実は、私は「怪我」の治りが異常に早いのです
これには「訳」が有りまして・・・
実は、私は「胃潰瘍体質」
なので「胃」の薬を30年常用しているのですが=タスがメットという胃潰瘍の薬です(プロトンポンプ阻害剤)
最近はタガメットを医者が出してくれなくなりまして(胃腸科学会で副作用の問題とか・・)
というわけで
自分で検索して購入することになりました
うまくヒットしました
タガメットのジェネリックで「シメチジン」という薬です
この薬には「副作用」があって「キズ」が早く治るという、不思議な副作用が有るのです
面白い「ブログ」を紹介しましょう
●六号通り診療所のブログです
シメチジンには、胃潰瘍以外に、
普通に考えるとH2ブロッカーと無関係と思われるような、
他の病気に対しての効果が報告されているのです。
H2ブロッカーの中でも、
他の薬剤にはあまりそうした報告はないのですね。
まず、整形外科の領域で、
「肩関節石灰沈着性腱板炎」という病気があります=凍結型の五十肩。
これは肩の関節の中に、
石灰化が起こるという原因のはっきりしない病気ですが、
この石灰化に対して、
シメチジンが効果があるのです。
著効例では、このシメチジンを飲むだけで、
関節の石灰化が完全に消失しています。
それも1例や2例の報告ではないのです。
ちょっと凄いでしょ。(胃腸薬で五十肩が治るのです!)
これに比べると報告例は少ないですが、
動脈硬化や骨粗鬆症に伴う石灰化に対しても、
それが小さくなったり消失した、
という報告が存在します。
何故こんなことが起こるのでしょうか?
正確な機序は不明ですが、
シメチジンはヒスタミンそのものか、
あるいはそれ以外の作用で、
関節や血管の炎症を抑え、
それによって炎症によるカルシウムの沈着を、
改善するのではないか、
と考えられます。
アレルギーに対しての効果も指摘されています。
アレルギーに使われる抗ヒスタミン剤は、
H1ブロッカーと呼ばれ、
本来H2ブロッカーとは別物です。
しかし、H1ブロッカーを使っている患者さんに、
新たにシメチジンを加えると、
格段にその効果が増して、
特にそれに伴う副作用が起こらなかった、
という報告が、これも複数あるのですね。
この効果も矢張り、
シメチジンに強く、
他のH2ブロッカーにはあまりデータがありません。
不思議ですね。
最後に、シメチジンが癌に効く、
というデータも、
その開発の早い時期から報告されています。
1979年に気管支癌が、シメチジンだけで縮小した、
という報告があり、
その後大腸癌や胃癌、メラノーマなどにおいて、
その予後改善効果や癌縮小効果が報告されています。
そのメカニズムは、
シメチジンの持つ、免疫調整作用にある、
と言われています。
より大きな範疇で言えば、
シメチジンは炎症を抑える作用があるのですね。
そして、その作用は副作用を抑える目的で開発された、
それ以後のH2ブロッカーには、
あまり見られないのです。
その辺に薬というものの不思議さがありますね。
最後にご注意頂きたいのですが、
シメチジンの癌に対する効果には、
異論もあって、
癌の転移が却って誘発されたという報告や、
癌がむしろ増大したという報告も散見されます。
もし癌に対してこの薬を使用する場合には、
そうした点も充分理解した上での、
判断が必要となるのです。
今日はシメチジンを中心とした、
H2ブロッカーの概説でした。
それでは今日はこのくらいで。
明日は現在最も使用されている胃薬である、
「プロトンポンプ阻害剤」の問題について話を進めます。
今日が皆さんにとっていい日でありますように。
●石原がお送りしました。
以上が石原医師のブログです
相当に頭の良い、お医者さんなのですね、いまは、どこでも「シメチジン」の処方はされなくなりました=原因は「胃腸科学会」で「タガメット」「シメチジン」の副作用が問題視されたからです
しかし
私は、胃潰瘍体質で、かれこれ30年くらい「タガメット」を服用しています
最近は医者が「タガメット」を出してくれなくなったので、自分で「タガメットのジェネリック=シメチジン」
を、使用しています
おかげで
「きず」の治りの早いこと
まるで20代並の回復力になりました。
唯一、重大な副作用は「便秘」です女性は気を付けてくださいね。